ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

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彼らについてああだこうだと考えてみよう3/「鉄カブト」


今度は逸脱せずにやろうじゃないか

これまで2回、「千年メダル」「アウトドア派」とハイロウズの曲を取り上げてきた「ああだこうだ」だけれど、次のお題になる曲は、ヒロトさん作の、これからもライブで聞ける可能性のある、あの歌にしようと思う、とここでこないだ話が変わってしまったんだよな。しかもとんでもないほうへ。今回はちゃんとやるぞ。うん、ほら、ライブDVDも出ることだしね。まだいくつか生で聞ける機会もありそうだし。なにより、現在進行形の歌って言うのがいいじゃないか。

そんなわけで、今回の「ああだこうだ」曲。ザ・クロマニヨンズの最新アルバム「モンドロッチャ」より、甲本ヒロト作詞作曲「鉄カブト」だ。君が参加してくれてもくれなくても、どっちだっていいのさ。でも、もしかして君がこの曲のことを夢中になって考えたりして、よけいこの曲が好きになって、楽しい時間をすごせるなら、嬉しい。

「鉄カブト」―歌詞


アルバムリリース当時からいろいろ言われている曲です。その「いろいろ」をざっくりふたつに分けて書くと、
1.亡くなった忌野清志郎についてヒロトさんが歌った曲である。
2.赤塚不二夫の「天才バカボン」に「たたえよ! 鉄カブト」という回があり、それに着想を得ている。
ということでしょうか。これは解釈以前の問題ですが、面白いからまずここらへんのことからすっきりさせていきましょう。

清志郎さんとの関連も「天才バカボン」についても、ヒロトさんが「そうだ」と明言したわけではなく、たぶんファンサイト辺りから噂が広がったんじゃないかと思うのですが、もしもヒロトさんがこの歌について何か言っていたインタビューなどを知ってる方はお知らせ下さい。
清志郎さんとの関連は、歌詞の内容から出たものだと思われます。あの素晴らしいボスが亡くなったとき弔辞を読んだのはヒロトさんでしたし、その弔辞の中で彼は「ありがとう。一生忘れないよ。短いかもしんないけど一生忘れない」と、この歌に繋がるようなことを言っています。清志郎さんを愛し、ヒロトさんを愛する人が、この歌を「清志郎さんへ向けたものだ」と解釈するのも解るような気がします。

でも、私が雑誌で読んだところでは、この「モンドロッチャ」、レコーディングが終わったのは春頃、とヒロトさんたちが話していて、清志郎さんがなくなったのは5月で、その前にレコーディングは終了している、だとしたら清志郎さんはやっぱり関係ないのじゃないだろうか。だから、私の解釈は、清志郎さんどうこうとはとりあえず、全くつながりがない。

それから「天才バカボン」について。確か、このブログで「モンドロッチャ・レビュー」をやったときにも「鉄カブトは天才バカボンですよ」って教えてくれた人がいたんだよね。アニメでは「平成天才バカボン」の45話が「たたえよ鉄カブトなのだ」。関係ないけど一緒にオンエアした「溶けて流れりゃ爆発なのだ」ってタイトルもなんかクロマニヨンズっぽいね。「タリホー」か。
ヒロトさんって基本的にとても素直でわかりやすい人で「藤兵衛ドン」をリリースする前には「ベートーベンってカッコイイと思う!」って言ってベートーベンパーカーを着ていたし、その後の「ぴあ」に載った甲本ヒロトへ100の質問、みたいな記事では「好きな映画」に「世界残酷物語」を挙げてるんです。「モンドロッチャ」の元ネタね。わりと、思考が漏れるタイプだし、考えてることとやってることが直結するのね。とすると。

今年の8月に「赤塚不二夫展」があって、それにシェーをするクロマニヨンズの写真が出ていた。展覧会自体は8月だったんだけど、クロマニヨンズの写真は「ギリギリガガンガン」のPVのときの格好だった。もともと赤塚さんの作品を好きなヒロトさんが、赤塚不二夫展の写真のこともあって、改めて「バカボンシリーズ」を見直したりして、鉄カブトのことしか話さない、鉄カブトをむやみやたらと好き過ぎる少年の出てくるこの話が頭に残り……で、「鉄カブト」。直列で繋がってるわけじゃないんだけど、私は清志郎さんの話よりはまだバカボンが頭にあった、って言うほうがわかるような気がするなあ。

長くなったな。そういうわけで。

例えば恋の物語のようにこの「鉄カブト」を解釈する人もいるのだろうと思うけど、私はやや清志郎さん&バカボンのことを考慮に入れて、この歌は、男の友情、だな。題名からずばり「戦争中、戦地へ行った友への歌」でもよかろうが、私はまあ、そこまでは考えてない。むしろ、彼らに訪れたのは死でなくてもいい。同じものを観ていたはずなのに、分かれてしまった道。例えばロックンロールを諦めた友人。届かない手紙は、もう彼の心に響きはしないだろうと思いつつ、歌を書く自分の姿。でも、友達は夢を見ることを捨てて、それまでもしかしたら軽蔑していたかもしれない世界への「知らない橋」を行ってしまう。そして、帰らない。「あの人」という呼び方からして、尊敬していた人、あるいは憧れていた友人のようにも受け取れる。
それでも一生懸命手を振って、呼び戻そうとする自分。でもそれはまるで雨乞いの真似事みたいに滑稽で、そのうち手を止めてしまう。だって雨乞いなんてしなくても、胸の中はあいつが行ってしまった悲しみで、こんなに涙がいっぱいで、かなしくて。雨乞いなんてしなくても、自分の中の表面張力はもうぎりぎりで。
まだあの人が側にいるような気持ちで歌を作リ続ける。
友達が去っていったことがつらいから、昨日までと別人になったようなふりをする。でも、これは「振り」だから、ほんとうは自分ではちゃんとわかってるんだ。あの人がもう帰らないことも、もう同じ方向を見るってことはないんだろうってことも。
……それなら、せめてあの人と一緒に夢を追ってきた日々の思い出は守る。それまでは捨てない。まるで強い鉄カブトみたいに。決して錆びない鉄カブトみたいに、あの日々の僕らのことを覚えていよう。


という感じが、私の解釈です。清志郎さん&バカボンうんぬんに加え、登場人物が男女なのかどうか、歌われている舞台はどういったものか、また「雨乞いの真似事」などについてもみなさんの解釈、意見、想像、妄想などを聞かせていただけると嬉しいです。

なんでいま「鉄カブト」でああだこうだやりたかったかと言うと、もうひとつ理由があって、それはライブでこの歌を歌うときのヒロトさんがすごく真摯だからなんだ。胸に手をやって、大事なものを吐き出すように歌う。その様子を見ていると、私にはこの歌がヒロトさんにとってとても大事なのだと思わずにいられない。その大事さを、私も知りたい。ライブやDVDで是非、この歌を歌うヒロトさんの様子を見てほしい。

それでは、レッツああだこうだ。いろんな意見が出ると嬉しい。鉄カブトに彼らの思い出をいっぱいいっぱいに詰め込んで、さあ、彼らについて、まだまだ、たくさんの話をしよう。
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