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 ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 ロックンロールであそぼ。

2010/09/04 福岡国際センター「RockDaze!2010-start-」

今回、何から何までお世話になった「トカゲgallery」のほうで、ライブ前日のできごとライブ当日、その後のこともすでに色々書かれてしまって遅れを取った気分ですが、とりあえずライブのレポートとその周辺のことから書いていこうかな、という感じです。それでもけっこう長くなると思うので、おまえの福岡旅行の話なんてどうでもいいわ! クロマニヨンズのレポートをすぐに読まないとお肌がカサカサよ! と言う方は、折り返した先からどうぞ。
時々はこういうアウェイ参戦もいいですね。私は個人主義の寂しがりというわがままな人間なので、こうしていろんなものを見たい人たちが三々五々フェスに集まって、とにかくビール飲んで、勝手に見たいものを見に行って、帰ってきたり帰ってこなかったり、最後なんとなくまた集まって打ち上げる、というつかずはなれずのやり方は気が置けなくて、とても性に合っていました。こんなふうにあちこちの仲間とロックンロールを楽しめるようになるなんて「ハウリンキャッツ」を始めた頃はぜんぜん思いもしなかったな。
おうちに泊めてもてなしてくれた別嬪独眼竜・凹子ちゃんと、いろいろ仕切ってくださった博多の姐御・tokageさんにほんとうに感謝です。


福岡にはフェスの前日の夜に到着して、凹子ちゃんとレコード屋を回ったりしてました。あっ、えっともちろんディスり合い、刃物をお互い抜きあいながらです。ぜんぜん仲良しなんかじゃないんだからね! 
私は日本語に翻訳されたタイトルやあおり文句がついている日本盤のレコードがだいすきです。今回もそういうのを探してキャッキャ言って、ふたりで好きなレコードを買ったりしていたんですが、たぶん私の買ったのがあまりに「マーシー」過ぎたんですね……。一目レコード見て苦笑され「60年代すきなの?」「あ、はい」「どこから来たの」「あ、東京です」「もしかして明日のフェス行く?」「はい」「……クロマニヨンズ?」「えっ、あはは……そです」畳み掛けるように解読されてしまいました。おそるべしレコード探偵……。ついついテレながら「ヒロトさんとマーシーがこういうレコード好きですよね」みたいなことを言ったら、こっそりと「さっき来たよー」って教えてくださって、嬉しかったな。もしかしたら「惜しい! 運悪かったね!」って思ってくれる人もいるかもしれないけれど、あの人たちが歩いただろう店内を、同じようにレコードの好きな凹ちゃんと、これから私の宝物になる盤を探して棚から棚へ移っていくのは、ほんとうに楽しかったよ。指先で繰った「Dr.Feelgood」のレコードを、あの人も見たのだろうか、と思うのはなんだかとてもどきどきしたよ。
それからご飯を食べに行って、ワインを1本飲んで、サラダがあまりにおいしかったので2皿目を頼んだら電話でtokageさんに「2皿も食べたの? バカじゃないのあんた達」とあきれられ、凹ちゃんちに帰ってギターを弾いてさんざん騒いで寝ました。
ふたりともどうしてだか早朝の6時半ごろに目を覚ましてしまって、水を飲んだりしていたら、凹ちゃんが「ねえ! 目がおかしい! 異物感がある! どうしよう、涙が出るよう」ととつぜん真っ赤になった目を見せてくれました。泊まらせてもらっているほうとしてはもっと色々心配すべきだと思ったのですが、すごく眠かったので「へえ、そう。大丈夫?」と言いながらまた寝ました。常々「トカゲgallery」を読んでいて、トカゲさんの凹ちゃんに対する扱いに酷く心を痛めていた私ですが、わりとトカゲさんと同じようなぞんざいな扱いをしてしまいました。朝になっても凹ちゃんの目は赤く充血したままで、いったんフェス会場まで行って席を取ったら、ちょっと抜けて眼科に行くと言う話になり、このためにトカゲさんが予定より早く来てくれることになりました。たぶんこの辺はトカゲさんも書くのではないかと思います。……いつものように凹ちゃんをディスりつつ。

まず凹ちゃんとふたりで福岡国際ホールに乗り込みました! 事前情報でどうも段取りのよくないフェスらしいことを聞いていたのですが、去年までzeppレベルの会場でやってたのですね。その勢いで福岡国際センターでやっちゃって、色々失敗した、というのが大方の理由だったように思います。食べ物が貧弱だったり、音響がただうるさいだけだったり、空調おかしかったり、場合によっては2階席までものすごく暗くなったり……でも2階席に陣取って凹ちゃんと午前中からビール飲み始めてたらちょっと楽しくなってきました。そういえば凹ちゃんはビール飲んで眼科行ったんですね。怒られませんでしたか。眼科だから平気か。いや、だめだろうやっぱり。

そのうちにトカゲさんが来てくれました! 実はトカゲさんとは会うの初めてだったんですが、会った途端にとても嬉しそうに「お! ねこむすめ! 猫娘猫娘!」と呪文のように唱えられました。いったい何事かと思ったんだけど、前日の日記に想像図を描いて下さっていたんですね。見てなかったのでわかんなかった! 想像通り猫娘っぽかったんでしょうかニャー。
トカゲさんは実にきりりとしたフットワークの軽そうな姐御で、よくメールなどで「私はほんとうはめんどくさがりなんだ」「ダラリとしているよ」などと言っておられたのですが、これはね、めんどくさがりと言ってる人ほど段取りがうまい、というのの典型で、つまりほんものの「めんどくさがり」と言うのは、最小限の動きで何をしておけばそのあと動かずにすむかと言う段取りを瞬時に見抜き、打てるだけの手を先に打ってだらだらしよーぜーという実に仕事の出来るタイプの人で、トカゲさんはまさにこの型の人でした。
トカゲさんと一緒に、凹ちゃんを含めて3ピースバンドを組んで、トカゲブログにもよく出てくるクロさんもいらっしゃいました。ドラムの精鋭と聞いていたせいで、どんなムキムキレディが来るのだろうと思いきや、ものすごく上品で華奢な方だったので、最初、その人がまさかクロさんだと思わず、私は危うく「あの、筋肉質のドラムの方はいついらっしゃるのですか、てゆうかあなたは誰なんですか」とクロさん本人に聞くところでした。だいぶ後になってからですがマツコさんというトカゲさんのフラカンライブ仲間……ということでよいのでしょうか、その方も到着されまして、マツコさんもとても気さくで、ふと気づくといなかったりして、それぞれがフェスを楽しんでいる感じがとてもよかったです。今回のフェス仲間はこの5人。
トカゲさんからお手製デコレーションの「ハハン、あのコなんて100均で十分さ!」帽子をいただきまして、すごい嬉しくてかぶったり脱いだりしてたのですが、これはちゃんと写真を載せたいのでまたあとでご紹介します。

眼科に行くといって消えた凹ちゃんのことがちょっと心配だったのでメールをすると返事が返ってきて
「なんか小さい傷がいっぱいついてて、お医者さんに、半目で寝たのかな? って言われました。眼帯でちょっとおもしろいよ
って書いてあって、このときビールも3本目くらいでいい感じにねじが緩んでいた私は、ものすごくウケてしまい、笑いながら切れ切れに「これ……凹ちゃんから……メール……眼帯……!」ってトカゲさんたちにメール見せたらトカゲさんたちも揃ってブフーッって吹きまして、悪巧みが得意頭の瞬時に切れるトカゲさんは凹ちゃんに「黒のサインペン買って来い」と、それを買ってくる凹ちゃん本人を奈落に突き落とすことになる極悪非道の注文をしてました。

やがて戻ってきた凹ちゃんは左目に眼帯の独眼竜スタイルで、フェス参加のファッションとして 超 斬 新 。凹ちゃんって、抜群に別嬪さんなんですよ。非常に意味のあいまいな部分もある「かわいい」というやつを完全に飛び越えて「きれい」というほんものの部類に入る、珍しいくらいの美人さんなんです。でも眼帯。凹ちゃんが黒のサインペンを何も知らずにトカゲさんに差し出した途端、飢えた野獣のように飛び掛られて、あやうく眼帯にヨシオを描かれるところでした。凹ちゃんはリアルに「キャー!」と悲鳴を上げ、トカゲさんの思惑に気づくと「眼帯一個だけしかないんです! 替えがないんです!」と必死で抗弁していました。思わず私が「こういうの時代劇で見たことある! よいではないか! って迫る悪代官と、アレ~ご無体な~、の町娘だ!!」と手に汗握っていると、クロさんがクールに「いつもこうだよ」と言ってくれました。いつもこうなんですか……。
「そうかあ、替えがないんじゃかわいそうだな」とトカゲさんはしぶしぶ黒のサインペンをしまいまして、私も、ああ、この人にも一抹の優しさというものはあるのだ、とほっこりした気持ちになっていましたら、ふとどこかへ消えたトカゲさんが、出入り口から華麗なるステップを踏みながら満面の笑みでこちらの席へ戻ってくるのを目撃しました。ものすごい笑みでした。最高にいい笑顔でした。何かと思ったら、白いガムテープを手にくっつけていまして、ロックだぜスタッフさんのところにあったのを切り取ってもらってきたそうなのです。「これに描いて眼帯の上に貼るんだといいでしょ?!」と凹ちゃんに聞いていて、いいわけねえじゃん、と思ったのですが、凹子ちゃんは「それならいいとです」……いいのかよ。あとで聞いてみたら「ほんとうはちょっとオイシイと思った」と証言していた凹子ちゃんなのでした。きれいでおもしろいって最強ですね。

凹子ちゃんはテープに高橋ヨシオを描かれて眼帯に貼られた上に、手の甲にもヨシオを描かれたのですが、これはトカゲさん本人も「ごめんね」と書き足す酷い出来で、ヨシオではない何か奇妙なものでした。その後凹子ちゃんが仕返しのつもりかトカゲさんの手の甲にヨシオらしきものを描いたのですが、これはもはや「不細工なおっさん」にしか見えなくて、描いた凹子ちゃんが震えて笑う有様でした。さて、改めてペンを持ったトカゲさんの目は照明が落ちた中でもらんらんと輝き、これはもはや「なにかされることはやむなし」とあきらめた私は「せめて! せめて上手に描いてください!」とトカゲさんに叫んでいました。もう、お願い、やるなら痛くないようにやってね? ね? みたいな心境でした。でも、私のはまあまあのヨシオだったのでよかったです。手の甲はそれでよかったのですが、そのあと腕に「マーシー命」とかも描かれました。笑って静かに騒ぎを見ていたクロさんも最後には野獣化したトカゲさんになぜかザ・バースディというぜんぜん関係ないバンドのキャラのねこを手に描かれていました。意味がわかりません。しかもペンは油性です。油性だけどあとでみんなで思い出して写真を撮ったら

なんちゃってヨシオタトゥー

ほとんど消えてました。恐るべしライブの汗。

ベンジーくらいから私と凹ちゃんは下のスタンディングに降りて見ていました。「ハロー、福岡ベイベー」と始まったポンティアックスのベンジーは、私が彼の歌をよく聞いていた頃と何も変わってなくて、それは私と同い年である凹ちゃんにとってもそうだったようで、「ベンジーだ」「ベンジーだね」と言い合いました。変わっていくことももちろんいいことだけれど、変わらないということ、変わってないな、と人に思わせることというのは、決して悪いことではない、と私は思います。彼のやっているバンドの名前がどんなふうに変っても、私にとってベンジーのしゃくりあげるような歌声やギターの音色はなにも変わらなくて、どんな歌を歌ってもそこにいたのは紛れもないベンジーで、ほんとうに嬉しかったです。

このあと凹ちゃんはトイレに行くと言っていったん抜けました。初めて彼女と会ったときは「やだなにこのマジ別嬪さんちょうきれいもしかしてトイレとか行かないんじゃないの」と思いましたが、さすが美人さん、新陳代謝が活発でした。でもあとでしっかりすぐ側の3列目くらいまで戻ってきていたのですごいと思いました。

フライングVを弾いていた小林太郎のあとのNICO Touches the Wallsがけっこう押して、マーシー側の最前列に出てしまいました。いい位置に出るコツは、決して焦らず、血眼にならないで、粘り強く長い時間をかけてじりじりと体勢を変えていくことだと思います。こういうフェスの場合は特に、いまステージ上でやっているアーティストの曲に乗ってしまうのも大事です。みんな苦しいし、いい場所で見たいのは一緒なので、出来れば周りに嫌われないように、他のバンドのファンと譲り合いながら見られるといちばんいいです。

セットチェンジの間のSEにDr.Feelgoodがかかっていて、昨日のレコード屋さんのことを思い出して、ちょっと嬉しかったです。あとビートルズの「When I'm Sixty Four」もかかってた。別に意味なんてなくてかけてるんだろうけど、この曲がSEでかかっているのを私ははじめて聞いたから、色々思ってしまった。そして、やっぱりこういう風に思いました。


ねぇマーシー、私はずっとあなたのことを好きでい続けるんだと思う、あなたが64歳になっても。

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