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 ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 ロックンロールであそぼ。

2011/03/25 福岡DRUM LOGOS(完全無欠のいい話)

空を飛びたいっていまだに思っている。だから、ヒコーキに乗るのは好きだ。好きだけど、すこし怖いんだよ、いつだって。なんでこんなものが空を飛ぶんだかいまだにわからないし、離陸のね、体が浮く感覚、ぽっかりと虚空に留まって、右にも左にもどこにもいけない感じ、ドキドキして、半分くらいあきらめてもいるあの感じ、やっぱり怖いと思う。でも雲の上を飛ぶのはいい。いつも目を凝らしている。雲の上に人がいそうな気がしてさ。弾むように歩いたり、ぽかぽかと日を浴びて居眠りしているやつがきっとひとりかふたり、見つかるような気がしてさ。きっと「雲は水蒸気だから、乗れない」なんていうのはぜんぶ嘘なんだな。きっといる。見つけられる、今日こそ。そう思って、飛行機の窓から、油断せずに雲の上をみている。

3月もそろそろ仕舞いの福岡空港、思っていたよりも寒い。「なんで南なのに東京と同じくらい寒いんだよ」って文句を言ったら、あのひとはきっとまた「南だからあったかいと考える、おまえのその単純な思考が気に入らない」というんだろう、と思うと笑えた。彼女のつくその悪態、もてなしややさしさは、ぜんぶいつだって全力だ。

少し遅れて到着した福岡空港、彼女はもう到着口で待っていて、私を見つけると笑った。
「来たよ」というと「うん」と言った。挨拶はそれで全部だった。それ以上、なにを言うことがあるんだろう? 歩き出しながら、やたらきょろきょろして「もしかしたらケーヤンがこの飛行機に乗っているかもしれない!」とものすごくミーハーなことを言った。そんな偶然ねえよ、と言ってやったら、なんで一緒の飛行機じゃないんだ、このバカ、みたいな難癖をつけられた。むちゃくちゃ加減も相変わらずのあのひとは、もちろん「トカゲgallery」の姐御、博多の隊長、トカゲさん。

ね、わかるだろ、長いんだよ、このレポート。福岡で会いたかった人が私にはたくさんいて、話をしたかったこともたくさんあって、だから長い。それでも構わないというならついておいで。きっとそのうち、クロマニヨンズのライブの話にたどり着くだろう。

トカゲさんのかわいい車で海まで行ったよ。彼女の車、最高にイカスんだ、目の前でライブしているみたいに聞こえるカーステ積んでてさ。クロマニヨンズのこないだのシングルについてたライブ盤を聴いたんだ。3月半ばくらいから、私はあんまりクロマニヨンズを聞けなかったけど、こうして車を海まで走らせながら聞く「あったかい」はものすごくよかった。ぶあつい音がぶつかってきて、血に溶けていくのがわかる。この音、触れそうだ、と手を伸ばしたら、ロックンロールの端っこにほんとに触れた気がしたぜ。そうして、やつらの騒々しい音楽は、海についたときに計ったみたいにピタリと幕を下ろしたんだ。

「ただの海で、なにもなくてごめん」とトカゲさんは言ったけど、その何もなさに、ただの青空や凪いだ海に、私はどれだけ安らいだだろう。もともと、海は海だし、空は空だし、陸は陸だ。そこには何の意味もない。誰にとっても青空がただの青空に戻る日を私は待っている。それが平和というものだ。

フラカンを聞きながら天神のほうまで戻ったら、東京のジョーくんから「マーシーの目撃情報多数だ。探せ」というメールが来ていた。ところでジョー君は、私がこの日の朝に「やっぱり強行突破で福岡に行って来る」とメールを送ったら「福岡というのはあの福岡か。福岡商店街とかそういうオチではないのか」という実にとんまな返事をよこしたが、なんだ、福岡商店街というのは。どこにあるのだ。そして、そんなに簡単に街で行き逢うわけがないじゃないか。いちおうきょろきょろしてみたけどね!
きょろきょろしながら、この日の夜に控えたクロマニヨンズのライブ、私の持っていたチケットはそうよい番号ではなかったんだけれど、ちょっといい番号と交換してあげるよ、ということで、トカゲさんのブログでよくお名前を目にするさくらさんに会いに行く。ヒロトスキーだというさくらさん、透明感のあるかわいい方だ。胸キュン。今回のライブはご一緒できなかったけれど、同じライブを見たかったし、もっと話がしたかったな。トカゲさんのブログと、このハウリンキャッツは行き来して読んでくださっている方も多いらしく、トカゲさん曰く「にあちゃんが来福するならどうぞよろしく伝えてくださいと何人かから言われている」ということで、ありがとうございます。色々な方々にあたたかく見守られている真島にあです。

チケット入り袋。
さくらさんから渡されたチケットと、かわいいお土産ステッカーが入っていた袋が手作りでスゲー!! つい「なんだよカッコいいじゃねえか!」と言ってしまった。裏はヒロトさんだけど(裏かどうかも人それぞれだよな、この場合)、マーシーの側だけ写真撮ってみた☆ ほんとうにありがとうございました。

さくらさんがお帰りになった後も、ビール飲みながらだらだらトカゲさんと話をする。トカゲさんは自分がクロマニヨンズのチケットを取ったのに、ライブ日程が重なったからケーヤンのライブに行くことになってしまったので「にあちゃんが持っているチケットの良番は私のおかげ」と繰り返していた。他にトカゲさんのおかげで良番でライブを観られる仲間は、前にも「RockDaze!2010-start-」でお会いしたドラマーらしくない華奢なドラマーのクロさんと、別嬪独眼竜(今回はべつに独眼竜ではなかったけど)の凹ちゃん。ふたりとも9月以来なので会うのが楽しみだ。凹ちゃんは仕事で開場まえにはたぶん会えないだろうと言っていたけれど、クロさんはロゴス前で会うことができた。クロさんはクロマニヨンズの単独ライブは今回が初参加、仕事帰りで荷物もあるし、ロッカーに預けて後ろのほうで見るよ、とのことなので、もちろんマーシー前に突っ込む気でいる私は上着などをお願いしてしまう。ロッカーが会場内のライブはこういうときちょっと不便だな。これからケーヤンのライブに行くのにトカゲさんは何食わぬ顔で一緒に整列し「クロマニヨンズ楽しみだなー」などと嘯いている。ケーヤンのライブに行くことを決めつつも、クロマニヨンズのライブに思いは残っているんだろう。そりゃそうだ。行きたいライブがふたつ重なると、ほんとに苦渋の決断を迫られることになるよな。どっちかひとつを選択せざるを得ないもんな。こればっかりはコピーロボットがいてもだめだなあ。

「マーシー側なら入って右へ突っ込むんだ。右だぞ!」

と後ろからトカゲさんに言われて乗り込んでいった完全アウェイの福岡ドラムロゴス、ライブ前に手をこすり合わせたりしながら、今日はどんなライブになるだろうと考えているのが好きなんだよ。そして、いつだってやっぱり少し怖いんだ。彼らのライブを観ることで、私の感情はきっとまた揺らぐ。彼らにすぐに影響されて、価値観すらかんたんに変わっていく自分のことが我ながら信用できない。ライブが終わったとき私はどうしているだろう、と思うと、たった1時間半後の未来にドキドキしている気持ち、ああそうか、ライブはヒコーキに乗るときにも似ている。

……雲の上に彼らがいてさ。

目を凝らして、じっと見つめているんだ。

いままで信じてきたこと全部、ひっくり返るほどたちの悪いライブを見せてくれよって思いながら。


いっときも目を離せず、ただひたすらに青い空のような、あのひとをみている。

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