ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

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鳥の遺伝子、白い羽根

・1月のセールで安いダウンジャケットを買って着ていたら、やっぱり値段故か、羽根が縫い目からどんどん抜けてくる。いつも周囲に可憐な白い羽根をまき散らしているといえばなんだか美しいが、安物買ったのバレバレで恥ずかしい。目に留まるたびに仕方なく小さな白い羽根をつまんでは地上に落としている。羽根は風に巻き上げられて、なかなか地面に触れない。
人はサルから進化したそうだけど、実は鳥から進化したんじゃないかと思うことがある。いや、たぶんほとんどの人間の元祖はサルなのだ。それは間違いない。ダーウィンは正しい。でも、人間全員がサルからだけ進化したわけじゃないんじゃないの、って思うことが私にはある。
たとえば、いつまでも空にあこがれを持っているような人。古くはバベルの塔を作った彼ら。ただ空に近づきたくて石を積み上げることを始めるような人々。野原の秘密基地でベニヤ板を組み合わせ、自作飛行機を作る少年たち。あれはやっぱり、DNAのどこかに、鳥の遺伝子がひっそりと息づいているんじゃないのか。そういうやつというのはたいてい、そろいもそろって、遠くを見るまなざしをしている。空の向こう、成層圏の果て、はるかなる宇宙、なにか自分には理解しがたいでかいものにひたすらに憧れる目つきをしている。かつてその両腕に持っていた自分の羽根を探すように、ふと伏せた瞼に生えそろったまつ毛は、翼の形を残す上昇気流のカールだ。

・渋谷すばるくんとクロマニヨンズのセッションの番組、観ました。渋谷すばるくんという人を私は初めてちゃんんと認識したけれど、この子も鳥の遺伝子を持っているのかもしれないな。ひたすらに、憧れる目つきをしていたよ。ヒロトさんやマーシーにあこがれるということは、もうぜんぜん、そこで終わらないということだ。彼らの向こうに、大海原や大空が口を開けて待っている。その青色を渋谷すばるくんはちゃんと知ってて、それでもなお、あこがれ続けている気がしたな。とてもいいセッションでした。

・そんで、クロマニヨンズってサルのバンドをやっているくせに、ヒロトさんとマーシーのふたりも、どっかに鳥の遺伝子を持った人たちなのかもね。お茶を買おうと寄ったコンビニエンスストアの雑誌売り場で、こっちを見ているようで、本当はもっと遠くの何かを見ている、やっぱりひどく何かにあこがれているふたりの姿に出会ったよ。週刊SPA! の表紙に、ヒロトさんと真島さん。なんでしょうね、いったいなんなんでしょうね、この良さは。ふたりがそこにいるだけで、これでいいのだ! という安心感は。
鳥が飛ぶように、ナメクジが地を這うように、彼らはロックンロールをやっている。だからと言って希望にあふれたことなんてなにひとつない、だってそれは彼らにとってはたぶん日常だからね。でも、飛ぼう、ずっと飛んでやろう、と決めたこと、這おう、とただそう思ったこと、ほかには何も。だけれど、あるいはその決意がほんの少しだけ何かを動かしたり、くだらない世界の端を輝かせたり、ね。それは奇跡で、まさに魔法で、そういうことってあるんじゃないのかな。インタビューで彼らは、そんな風なことを語っているように私には思えたな。

・雑誌を繰っていると、そこにもひらりと落ちてきたダウンジャケットの白い羽根。ましまさんの写真の上からそっと羽根を払い落として、思い出した。

ライブのアンコールで上半身裸になって出てくる真島さんの肩甲骨に、私はなんどもマボロシの羽根を見たことがあるんだよ。

うすちゃいろい目で、いつも少しだけ頭上の空を見つめてギターを弾き、どこか上の空の人。鳥の遺伝子を持っている人。はやくライブでお会いしたいな。あの人なら、きっと空も飛べるんだろう。空だって、飛べるんだろう。

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