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 ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 ロックンロールであそぼ。

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忍び寄る初夏/空から降るもの

・毎年、この時期が苦手だという友人がいて、5月くらいになると彼女は何か鬱々としている。初夏で、あったかくなってきて、連休もあって、いったいどうして塞ぎの虫に取っつかれるわけがあるんだ、と去年までは思っていたんだが、どうもわかるような気もするな。桜が終わると、一気に幕をはぎ取るみたいに「はい! 春終了! 初夏です!」って誰かに大声で耳の側で言われてる感じがしてさ、ぼんやりしていると、ちょっと居心地悪い。「あ、まだ全然準備できてなくて」ってもごもご口の中で言ってる間に、世界が輝きを増して行く、その後ろめたさよ。5月というのは、諸刃の剣だ。なまけものには、少し苦い夜の手触り。

・秋冬は「夜が長いから」と本を読み暮らし、春夏は「昼が長くて明るいから」とやっぱり本を読み暮らしておる訳ですが、いっそもう本を読むのが職業になればいいのにね。椎名誠さんの短編小説で、そんなのあったけどね。読みましたよ『ロックンロールが降ってきた日』。ましまさんとヒロトさんのロックンロールとの出会いが語られているというインタビュー集。ほかにもチバユウスケさんやら浅井健一さんやら、なじみのある人のオンパレード。ともかく頭からしっぽまでぜんぶ美味しく頂いたのですが(もちろんこれはどこから読んでも問題ないタイプの本ではあるけれど、とりあえず最初から最後まで、それって一番大事なことだと思わないかい)「それぞれのミュージシャンのロックンロールとの出会いを語ってもらう」という趣旨が明確な、端正な本だと思いました。そつのないど真ん中のラインナップ、ほぼ年齢順の構成、インタビュアーの気配を消し去ったミュージシャンのモノローグ形式の掲載方法、ちょっと無駄がなさ過ぎるほどに端正な感じだけど、この手の話題の伝え方としては手堅い。私はもう少し「崩れた」感のある、にんげんくさいインタビューが自分の好みではあるのだけども。
しかし、ひとりくらい女性のミュージシャンが入ってほしかったよなあ。シーナさん……は大御所過ぎるけど、チャットモンチーとか、椎名林檎ちゃんとか、駄目だったのかなあ。そもそも男性より余計にしがらみが多い女性の立場からきちんとロックンロールを語ることの出来る人というのが、現れてもいい頃だと思うんだけどなあ。こうしたラインナップには、未だにあんまり女性の名前が挙がってこないよなあ。

・おい、たったいま、うちの前を通過した車、窓からエルビス・コステロが大音量で流れてたぞ。いかすじゃないか。コステロ、フジロックにくるそうだから、いまからもうワクワクしている人がいるのかな。

・そういえばロジャー・ダルトリーが来日しているね。知り合いが見に行ったら、ヒロトさんとマーシーがいたよ! とメールをくれたよ。相変わらずふたりで連れ立ってはライブに行っているようですね。今回ピート・タウンゼントは来ていないけど、すばらしいステージだったみたいで、知り合いからも興奮と熱狂の長いメールが届いた。ピートの病気がよくなって、またフーでも来てほしいね。

・リアルタイムで情報を収集したいことがあって、ツィッターを起動、珍しくあっちこっちライブ仲間のつぶやきなど追っていたら「ニアさん元気かな」とか言われていて笑った。ありがとう、元気だよ! またどこかのライブで会おうね! それから、クロマニヨンズ好きな人が、このところかなり多く50回転ズにも心奪われているようで、戸惑いつつ恋に落ちて行くのがわかる感じ、それもおもしろかった。50回転ズか、彼ら、2007年かな、ライブファクトリーの前座と、そのあとパンクスプリングか何かのフェスで見たなぁ。どっちのときもステージで華麗に飛翔していたが、滞空時間が実に長く、強烈なインパクトがあった。MCは声がうわずりすぎていて後ろのほうで見ていた私には「ケケケケケケ~!」という威嚇にしか聞こえず、何がなんだかわからなかった。そのあと深夜のアニメの「墓場鬼太郎」のテーマソングやったんじゃなかったかな。妖怪じみた「ケケケケケケ~!」を思い出し、妙に納得した覚えがある。なんだろ、ロックンロールに真っ当な姿勢が、ヒロトさんやマーシー好きな人のきもちを揺さぶるのはわかるような気もするな。

・私は、相変わらずレコードを聴いている。本道のパブロックを行きつつ、ちょっと寄り道して初期のエアロスミスなども。『ロックンロールが降ってきた日』のなかでマーシーがちらっと「いちばんいい頃のエアロスミス」を兄貴が見に行った、なんて話をしていたけれど、初期のエアロスミスって、ほんと、ものすごくいいな。私はエアロスミスはけっこう好きで、ライブにも行ったりしてるんだけど、完全に後追いで中期以降からしか触れてなくて、やっと改めて最初の3枚のアルバムなんか聞き直してみたら、もう、かんぜんにガレージロックだもの。そしてブルースがだいすきで、たくさん聞いて、ビートルズとかローリングストーンズの始まった頃と同じように、自分たちで「カッコいー!!」と思った曲を分け隔てなくカバーしているのがよくわかる。憧れと夢と勢いでキラキラしている。かっこいいカバーをたくさん聞くと、カバーというのはどっかでオリジナルを超えなくちゃ駄目なんだ、ということがわかる。これは文章とか作品にも言えることで、誰かの発想をそのまま真似てオリジナルぶることは、結局カバーではなくたちの悪いパロディだ。これはオリジナルさえもおとしめることになるから、そういう言葉をさも自分が発明したように、意気揚々と多用するのはやめたほうがいい。見る人が見れば、すぐに気づかれて、実に格好わるいぞ。ふふ、これは、ちょっとした皮肉だよ。

・しのびよる琥珀色の夕暮れ。あの人の新曲はサイダーという曲名らしいけれど、私はいま、サイダーよりもビールが飲みたいね。ロックンロールも悪くはないが、空からビールがざんざん降ってきたなら楽しいのになあ。あのこの塞ぎの虫もビールで洗い流されて、はやく隅々まであかるい夏が来たらいい。

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