ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

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THE OFFSPRING・新木場STUDIO COAST(2008年10月16日)


今年、3年ぶりにニューアルバム「Rise and Fall, Rage and Grace」をリリースしたオフスプリング。今までのアルバムに比べて、今作はそれほど「いい」とは感じなかった。今までだったら「おい、何だかんだ言ったって、やっぱりいいよ、スゲェよオフスプリング!」とデクスターさんの思い切り肩を叩きたくなるわくわく感がアルバムにはあったのだけど、今回は「どうしちゃったんだよ」って気持ちのほうが強かった。
たぶん私にとってオフスプリングは少し歪んだパンクロックへの扉だったんだ。パンクだからやっぱ社会派じゃなきゃとか、怒りをぶちまけろとか、そういう概念ぜーんぶ抜きにして、思いっきりアハーアハーとか言っちゃって、でも確かに彼らはパンクロック。「こんなんもパンクでありなんだ!」オフスプリングは私にそう教えてくれたし、だから楽しかった。それが今作、なんだか急に「やべ、おれたちももう少し正しいパンクやろうぜ!」「そうしようぜ!」って、まるで似合わない「正しいパンクロッカー」になっちゃった気がして……いいのに、デクスターさんやヌードルズさんはそういうんじゃなくて。社会派パンクなんてほかにもたくさんいるって。オフスプリングじゃなくても、そういうストイックなパンクはできるんだってば。パンクへの「こういうアプローチもありか」という少し歪んだ扉であって欲しかったオフスプリング。でもさ、彼らが日本にツアーに来るって言ったら、そりゃまあ……やっぱり、体も心も、跳ねたわけでして。

長い長い前書きは、以上で終了。

そんでもって、早々結論。行って良かった! 諸事情により(ほとんどライブのため)もう既に三度ほど重体の目にあってもらった家族を今回更にまた事故に合わせて仕事を早退、流星のように駆けつけた新木場スタジオコースト。始まるまではバーカウンターの周りばかり混んでいたから、そんなに人がいるなんて思わず、ライブハウスと言うよりクラブっぽい広いフロアに降りてみてもガラガラ。それが一転、オープニングアクトの演奏が終わったとたんに一気に埋まった、階段や2階席も人・人・人。東京公演の最終日って言うのもあるだろうけど、どやつも暴れる気満々の顔、もちろんオフスプリングTシャツで臨んでいるやつが圧倒的に多く……上等じゃねえか、受けて立つ。今回のツアー日程見たって解り過ぎるくらい解るとおり、でっかい会場ひとつでやるんじゃなくて、わざわざスタジオコーストというライブハウス5日間公演と小分けにしてきたオフスプリング。踊れってか。暴れろってか。階段の上なんかにいたらつまんねーぞ、最前列、とまでは無理だが、ギター好きの私はヌードルズ側、ステージに近いバーの前にもぐりこむ、たぶん7・8列目。

いざオフスプリングが出てくるまでが結構長くて、そうだなこの日は6時会場、6時40分くらいまでにはみんな大体入って、7時少し過ぎからオープニングアクト、7時30分くらいに終わってセットチェンジ30分、8時少し過ぎくらいからオフスプリング登場、1時間半公演、そんなもんじゃなかったかな。待ってる間、1曲SEが終わるたびに拍手が起こる。次の曲が始まるとブーイング。待ちくたびれて私語すらだんだんなくなってって、でも、暗転の瞬間。

一気に沸騰した感じ。いきなりフル10、ぶちきれた感じ。しかも全員。そこにいた全員、オフスプリングはでかい手でがっと握って、まとめてつれてってくれた。それが地獄だったか天国だったか、そんなこと私は知らない。

モッシュと言うより更に派手にぶち当たってくる人を押しかえしながら必死で見るデクスターさん。長髪で、少し太ったね。ああでも、楽しそうだ。ヌードルズは斜に構えて、嬉しそうにギターを操っている。ベースのグレッグKや、サポートのドラマーやギタリストは、ぜんぜん見えない、でもいい! デクスターさんとヌードルズがばっちり見える! 
ふーん、ほんとにいたんだー、と思ってしまった。電車が好きで本を見てた子供が、始めてほんとの新幹線見たときみたいなの。いまここでオフスプリングが、私が何回も何回も聞いたあのアルバム「アメリカーナ」とか作った人たちが立って演奏してるんだ。凄ぇ。

で、ほんとに派手なモッシュというか、ぶちかましが凄くてね。そして今回のツアーは「あらかじめファンにやってほしい曲のリクエストとってた」って言うだけあってね。今思い出しても「ぶち切れて死ねと言ってるんですね、わかります」みたいな、結構すごいセットリストだったんです。クロマニヨンズもモッシュダイブがすごいほうだと思うけど、この日のオフスプリングに比べたら、あんなの楽すぎる。4曲目くらいでもう汗まみれでふらふらで避難する人続出だった。ペース配分とか考えられない考えさせない、スパークスパークスパーク! そういうライブ。だけどさ、殴ったり蹴ったりはほんと危険だと思う。大人しく見るのは確かに無理だと思うんだが、合法的にめちゃくちゃに暴れていい場ってわけでもないんだしさ、喧嘩すんのとか、人倒すのとか、暴動めいたのは止めてくれ。そういうのって行き過ぎるとパンクじゃなくなって、ひたすらかっこ悪い。
とは言えそれなりには私も暴れていたし……私、これ以上ライブのことあんまり覚えてないんだ! 記憶が飛んでるんだよ諸君!

でもね、私の大好きな曲「Why Don't You Get A Job?」でさ、最初の「ビッチ!」が嫌に高らかで笑って、そのあとヌードルズがステージ上で煙草をふかし始めて、それがめちゃくちゃかっこよくて。ステージで煙草だもん、いかにもギタリスト向きの性格のナルシストだよヌードルズ。でもかっこいいよ。その煙草をギターのヘッドのところに挟んでさ、演奏の続きをするの。スッと煙がステージに流れてね、それがライトに曇っている。惚れたー。背中弾きするのも惚れたー。
デクスターさんはMCのときどうして客と言うよりむしろヌードルズに話しかけているのだろう。でもふたりでウハウハしていて、それを見ているの楽しいけどね。ヌードルズは基本「ビアー!!」しか言ってませんね。アンコールでは飲んでいました。あと思ったよりデクスターさんのギターがうまくてびびった。あの人、普通にソロも弾くんですね。見るまで信じられませんでした。

それから途中ステージに上がっちゃったお兄さんがいて、光の速さでスタッフに取り押さえられていてちょっと面白かった。すごい怒られただろうね。ジャパニーズトラディショナル正座スタイルで。

「Pretty Fly」、全員で思い切り手を突き上げて「アハーアハー」。ああ馬鹿ばかしい、でも凄く楽しい。とても安易な一体感、こんなのってよくある話だ。だけどタオル絞れるくらい汗をかいて、Tシャツが肌に貼りついて気持ち悪くて、いつまでもいつまでも手が熱くて、耳鳴りがして、満月で、金木犀のにおいがした、そういう10月。いま、日本にオフスプリングがいる、そのことが、安易でもなんでも、私をここに引き止める、大きな大きな希望の正体。


☆セットリスト(某所より転載)
Stuff Is Messed Up
All I Want
Come Out And Play
Staring At The Sun
Hammerhead
Original Prankster
Bad Habit
Nothingtown
One Fine Day
Trust In You
Hit That
Kristy Are You Doing Okay
Why Don't You Get A Job?
Americana
Head Around You
Walla Walla
Pretty Fly
The Kid's Aren't Alright

You're Gonna Go Far,Kid
What Happened To You?
Want You Bad

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