ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

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映画紹介「ジョゼと虎と魚たち」


ともかくも文庫にして数十ページの短編を、よくもここまで映像化できたものと思う。原作の枠組をきちんと残しつつ、原作と張り合う一本の作品として仕上がっているのが凄い。


今どきの普通の大学生・恒夫が、足の不自由なくみ子という女の子と出会い、少し不器用に、或いは迷いながら付き合い方を探していく物語。だが、この映画の中でくみ子の足が悪いことは悲劇としてではなく事実としてのみ描かれ、ストーリーにも一片の感傷の入る余地はなく、淡々と進む。


この映画について語るのが難しいのは、障害者と健常者、この映画の中で言う「コワレモノ」とそうでないものの問題がどうしても絡むからで、そこを語りだせばおそらく一昼夜程度の議論ではすまないだろう。繊細な多くの問題を、大げさにではなく、上手にまとめた作品であると思う。

カメラワークについてのみ付け加えれば、今まで「いないもの」として主人公達の行動に静かに密着していたカメラが、明らかに急に意思を持って彼らを追いかけ、記憶する存在になる海岸の場面、またラストシーンでの冷徹といえるほどのカメラの位置の高さには、役を演じるものの巧みさのみならず、脚本・スタッフ陣の優秀さが伺える。


それにしても何故、池脇千鶴の裸は私たちにあんなにも後ろめたい思いを抱かせるのだろうか。

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