ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

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ミュージカル「ラ・カージュ・オ・フォール」パートⅡ


……こないだ観に行ったばかりなんですが・・・・・・もう一度、行って来ました、ミュージカル「ラ・カージュ・オ・フォール」。こういうことにはお金を惜しまない自分に呆れつつ、反面、誇りを持ちつつね。12月10日、午後1時半からの公演のレポートは、少々マニア向けで参りましょう。
こないだは日生劇場の名物であるグランドサークル席(中2階)で見たのですが、今回は1階席でした。通路側の真ん中くらいで、前日にいきなり手に入ったのが信じられないくらいのすごくいい席。日生劇場、ずいぶん長いこと足を運んでいなかったのですが、おぼろげに覚えていたより小さい劇場なんだな。でも、1階は段差がないので、前の人の座高が高かったりすると、いささか見づらいかもしれない。私は小ぢんまりして古びたこの劇場の雰囲気、割合に好きだけれど。
以前の「ラ・カージュ」の公演は青山劇場で、舞台装置はそっちのほうが良かったのかもしれないな。劇場が小さいということは舞台も狭いということで、そのぶんダイナミックな舞台転換などには不向きだ。ただ、最初は「ちょっとチープだな」と思っても、見ているうちにだんだんそのチープさがまたほんとに歓楽街のゲイクラブに遊びに来ているような気になって、悪くないなと思えることは事実。
私の頭の中にすごく強く焼きついている「ラ・カージュ」の舞台というのが岡田眞澄さんが演じていたときのもので、ついつい今回の鹿賀さんのと比べたりしてしまうのだけど、2回見て改めて思うのは……岡田眞澄さんのほうがジョルジュに確固たる威厳があった、かな。アルバンのやることに対する主導権を、いちおうジョルジュが握っていた感じがする。だからこそ、この劇の中でジャン・ミッシェルに関することではじめて自分の言うことを聞かなくなるアルバンに戸惑う、そういうところで面白さが出たのだと思う。
今回の鹿賀さんのやるジョルジュって、全体的にちょっとカルい。いい加減なところがある。考えてないというか、その場しのぎと言うか……私はそういう男が好きだから、鹿賀さんのジョルジュ像もなかなかにいとしいが、マジで、台詞飛ばしそうになるのはやめてくれー。洒落にならんぞ!(この公演、2幕の途中で市村さんの台詞に被せるように言わなくてはならない鹿賀さんの大事な台詞、ボーっとしてたのか市村さんが振っても反応がなく、1・2度きっかけの台詞を市村さんが繰り返してやっと鹿賀さんが答えた……という場面があったのでした、ちょっとドキドキしたよ)あと、ダンスはいまいちお得意ではないのね、動きが投げやりな感じがするぞジョルジュ。市村さんがほんとに隅から隅まで気を張った、神がかった演技をしているので、余計に粗が目立つんだよなー。
市村さん、動きや表情、台詞回しはいちいち大げさなのに、可愛らしさがある素晴らしい演技。1幕の登場のアンクレットをつけてもらうシーン、ジョルジュの膝へ乗せる足の動きひとつ取っても見事に「女!」です。後のシーンのショー内の「あたしがいなくて寂しかった?」なんて、もう拍手せざるを得ないでしょ。ぞくぞくしますね。下手側の階段の辺りでザザが喋るシーン(20キロもスパンコールがついた衣装で動き回るの大変なのよ、の場面)は、いくらか日によってアドリブがあるようで、1度目に観に行ったときは、ちょうどそこらへんに座っていたお客さんに「あらタキシードで来たの? そうよね、こういうモノはそういう格好で来るべきなのよ!」と客いじりをしていましたが、今回は「今日は気分がいいから下まで降りちゃおうかしら!」と階段を下りてきてくれて、嬉しかったです。私、そっち側の通路際に座っていたもので。下手側の通路のほうは、1幕の終わりに市村さんの退場で使われるし、あとでアンナたちが全員通るし、ジャン・ミッシェルも往復するし、みどころたくさんだけど、上手側もこうして市村さんが降りてきてくれるとやっぱり喜んじゃうな!

ジャン・ミッシェル役の山崎育三郎くん、やっぱりすごく上手。「アンヌと腕を」歌うとき、ほんとに恋に我を忘れている男の子の姿が良く出ている。このあとの「ああジョルジュ、私たちの坊やが結婚しちゃうわ、しかも女と! どこで育て方を間違ったのかしら?」の後の、ジョルジュ&アルバンの渋い「君と腕を」のシーンが大好きだ! シビルについて話すとき、突然声が低くなり嫉妬全開になるアルバンが可愛いぞ! 「男のレッスン」は昔「ジョン・ウェイン」だった部分が、時代を考えて「アーノルド・シュワルツェネッガー」に変更されていたね。このシーンの「わかんない!」って四苦八苦するアルバン、男に混ざって踊るアルバンがなんて素敵。それから、ジョルジュの皮肉交じりの一言が私は好きでね「修道院の飾りつけは終わったのかい?」とか「哀れなフランケンシュタインの姿を見てやってくれ」とか「もうひとりは、普通のホモです」とかさ。

そして市村アルバンに次いで「この役はこの人以外ではありえないでしょう!」と言う順位をつけるとしたら、間違いなく森久美子さんでしょう! 今回の公演、ノっていたのか、ずいぶんニコニコと自由に演技なさっていて、それが不思議に可愛らしくて、彼女の出ているシーンではお客さんみんな爆笑していました。「今このとき」のシーン、ほんとにいいよね。彼女の場面は小ネタが多いんだけど、それを確実にこなして笑いを誘うのは見事。

華やかなフィナーレが終わった後の「砂に刻む歌」・・・・・・泣けるぜ。またあのときのアルバンの衣装が、白いスーツだというのが泣ける。
この公演、日曜のときほどではないがそこそこスタンディング・オベーションがあって、また何度もカーテンコールをやってくれたのだけど、市村さんがすっごい笑顔で鹿賀さんに抱きついてさー。鹿賀さん、おっ?! って感じで、でもしっかり小柄な市村さんの体を抱きとめて、背中ぽんぽんって。舞台上に確かに生きてたアルバン&ジョルジュの続きの姿を見るようで嬉しかったよー。わかってるよ、60歳くらいのおっさんたちなんだけどさー。舞台見てみろよ、60歳とは思えないんだぜー。ミックやキースが若いように、舞台で命を燃やす市村さんも若いぜー。こーゆーのもロックンロールって言うんじゃねーのかなー。


1幕の途中で「ラ・カージュ・オ・フォール」のショーの舞台から「電話してねー!」って踊ってるおねーさまたちが降りてきて、客席の気に入った人(?)手当たり次第(?)名刺を渡す演出があるのですが、とあるかわいいおねーさまにこの名刺を頂きました。



名刺にはサントロペにある設定のゲイクラブ「ラ・カージュ・オ・フォール」の住所と電話番号が。
嬉しいなあ、この名刺、昔っから欲しかったんだよ。通路際、8・9・10列目付近、ねらい目です。名刺にはおねーさまのキラキラした化粧の残り香と指の跡がハッキリと。そして、裏には手書きのメッセージ、「愛してるわ」の言葉入り。ああ、カジェルのお姉さま、ありがとう!!

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