ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

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エリック・クラプトン&ジェフ・ベック 2009年2月22日・さいたまスーパーアリーナ


やっぱりなんだかんだ言ってそそられる顔合わせだったこの公演。まんまと観てしまった。さいたまスーパーアリーナって、U2観に行って以来かな、と懐かしく思い返したり。会場にはやはり年が上の世代が多い感じ。日曜だというのに、仕事の都合をどうにかつけて駆けつけたのか、ずいぶんスーツ姿の人も多かったな。かくいう私も仕事の都合を考えず、弾丸の如く職場を飛び出した口だが(そして月曜、社長に「エレキ観に行ったんだって」と聞かれた。誰がご注進したんだか、すっかりバレている。しかも「エレキ」って……)。席は2階ながらやや右サイド(マーシー側)からステージ全体を臨める良い場所で、続々集まる人の群れに「ああ、こんなとこまでわくわくしちゃって音楽聴きにくる馬鹿はまだまだ多いんだな、だからきっと、この国は大丈夫だ」と妙な連帯感に襲われる。

3部構成のライブ、まずはステージに現れるジェフ・ベック。フェンダー1本、まるで武士のようにひっさげて登場の御大。エフェクタでギターの音を自在に変える彼なので、ギターの音色がどうとかはもはや言うべきことではない。しかし圧倒的なテクニックだ。ギターに全く詳しくない人が見たって指がまるで滑るようにフレットの上を動いていくのは、神業、芸術的だと思うに違いない。少しでもギターをかじれば、彼のすごさ、なおさら身にしみる。そんな平静な顔して弾けるようなフレーズじゃないのだ。よくもまあお前。いらいらするほどの静謐さの上で音を紡ぐジェフ・ベック。どんな風に狂ったようなフレーズを弾いても、全く揺るがない。しっかり根の張った大きな木、という印象のギター。もう、私ごときが批評するようなことではないのだけれど、ほんとうに腰が座ったギタリストだ。ギターを持ってるのが彼なのか、ギターに手足が生えたのが彼なのか判別がつかないほどだ。私は彼のスライドバーを使っての演奏が本当に心にしみた。どんなふうにだって弾けるんだな。ギターは限りなく自由だ。これからは「ベックさん」と呼ぼう、と心に誓った。また、みんなが口をそろえて言っていることだけれど、彼のバンドのベーシストであるタル・ウィルケンフェルドが素晴らしかった。彼女と1本のベースを使っての連弾の前、ベックさんがタルちゃんの前をよつんばいで横切って、後ろに回っていたのが面白かった。この連弾もベックさんがタルちゃんの後ろに立ってふたりでひとつのベースを弾きまくるというもので、恐ろしい出来でした。

ここで休憩があり、そのあとでクラプトンの登場。ツアーではセットリストがあんまり変わらないなんて悪口も聞いたりしたけれど、アコースティックバージョンの「レイラ」、私は初めて聞いたので、やっぱり嬉しかったな……しかし本当はテンションあがるエレキのイントロの、普通の「レイラ」でも良かったな。クラプトンのギターはとにかく気持ちがいいですね。客席ではうっとり目をつぶって寝ているのだかトランス状態なんだかわからない人がかなりいました。
クラプトンのギター聞くと、いつも私は銀色のフラスクが浮かびます。いぶし銀で、渋い、ポケットに入るように少し曲がった形のフラスク。でも、中には琥珀色のウイスキーやブランデーがいっぱいにつまってて、熱く燃えるような。渋くて、でも内面は熱い。それがクラプトンのイメージ。彼のギターや歌を聞いていて、とあるフレーズで改めて「あ、ここ、あの人の歌に似ているな」とふと思い、それはスガシカオだったり、海外のアーティストだったりいろいろなのだけれど、それってたぶん反対で、もし似ているとしたら、みんながクラプトンに憧れて聞いた結果なんだろうな。多くのミュージシャンに影響を与え続けているに違いない彼、これからは「クラプトンさん」と呼ぼう。

そしてついにベックさんとクラプトンさんが同じステージに。なんかもう、すごすぎて一瞬わけがわからなかった。ふたりともわりと相手のこと気にした様子もなく、飄々とギターを弾く。でも、ベックさんにつられたのか、クラプトンさんはいつもの彼らしくない早弾きフレーズも叩きだしていたけれど。それを見てにやにやしているベックさんがかっこいい。音に関しては、もう。もうね……御大たちの競演ですもの。次々繰り出される美しいフレーズに「この人たちはギターが好きなのではなく、ギターに愛されているのだ」と思うよりほかないですよ。
ラスト、アンコール時にベックさんがものすごく溜めた投げキッスをステージの反対側にいたクラプトンさんに投げ「おお」とちょっとのけぞったクラプトンさんがそれを受けて深々とお辞儀をする、というかわいらしいシーンを目の当たりにして、にこにこしてしまった私でした。



【Jeff Beck】
The Pump
You Never Know
Cause We've Ended As Lovers
Stratus
Angel
Led Boots
Goodbye Pork Pie Hat - Brush WIth The Blues
Solo instrumental - JB with Tal Wilkenfeld
A Day In The Life
Big Block
Where Were You
Peter Gunn Theme

【Eric Clapton】
Driftin' (EC's solo)
Layla - unplugged version
Motherless Child
Running On Faith
Tell The Truth
Key To The Highway
I Shot The Sheriff
Wonderful Tonight
Cocaine
Crossroads

【Eric Clapton with Jeff Beck】
You Need Love
Listen Here - Compared To What
Here But I'm Gone
Outside Woman Blues
Brown Bird
Wee Wee Baby
---enc---
Want To Take You Higher

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