ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

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映画紹介「恋の門」


いわゆる「コミケ」に出店するヲタクの友人が、「ここまでリアリティあるヲタク映画って観たことないよ!」と感涙に咽んでいたので、どんなものかと手を出してみた。

……いけね、あたしもヲタクだ。思ったよりずっとずっと面白く鑑賞してしまった。石を使って意味不明の漫画を書く自称漫画芸術家・蒼木門(あおき・もん)と、魅惑のコスプレイヤーの女のコ・証恋乃(あかし・こいの)との少しずれたラブストーリーを軸に、昔有名な漫画家だった松尾スズキ演じる漫画バーの店長との三つ巴の漫画新人賞獲り合戦を描くこの「恋の門」、おそらく全く受け付けない人と面白かったと言う人ときれいにわかれる映画のような気はする。

監督が劇団「大人計画」主催の松尾スズキだけあって、空間の使い方・見せ方がやはり舞台的。そのせいもあるのか、少し演出が過剰なのは否めないが、アバンギャルドでアンダーグラウンドなこの空気は、かつて寺山修司が率いていた劇団「天井桟敷」の公演や、テラヤマ映画に似てる気もするな。あの時代のものよりはだいぶ突き抜けてポップだけれど。

主役を演じる松田龍平・酒井若菜の新境地を見る思いがするのはもちろん、脇で出てくる人間が全員判ったら相当のヲタクと言えましょう。大竹しのぶなどの有名どころから「大人計画」の役者さん、それから内田春菊などの本職漫画家さんたち。ある偏向した意味で、豪華キャストだ。

どこに欲望があるのだか判らない門と恋乃との恋物語になんとなく胸を打たれ、何はともあれ「ものをつくる」ことの楽しさ、凄まじさに胸を打たれ。なにかを創作しようとしたことのある人間なら、判るな、って思う場面がきっと有る筈。

だれかにすごく恋することも「ものをつくる」という作業もどっちも、悩んで苦しんででも楽しくて。
門に心を書き加えたら、煩悶や苦悶の「悶」と言う字。だけど、門に恋と書いたら……つまりそれが、悩み苦しみ、しかし何かを生む喜びでいっぱいの、「恋の門」という映画になるのであります。

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