ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

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HANOI ROCKS 2009年3月16日・赤坂ブリッツ


一昨年のラウドパークでハノイロックスに触れ、次にライブに行く今日にはもうこれで解散とは……。朝には紅顔、夕には、の例えじゃないが、きちんととっ捕まえておかねば手の内をすり抜けていくもののなんと多いことか。切ねえな、切ねえぜ。

ところで私はひそかな持論を持っていて、それは人の名前のイニシャルに関するもの。ひとつめ、イニシャル「TK」は一芸に秀でて優れているやつが多いが、波瀾万丈。ほら……TくやKむらとかさ。TもみKはらとかさ。もちろんTつやKむろもいるよね! 
そしてもうひとつ。イニシャルが「AA」とか「BB」って重なる人は、なんだかんだ言ってものすごく優しくて、ひとつのことを真面目に信じちゃってるタイプが多い。Mリリン・Mンロー、Bリジット・Bルドー。ね、それから、MさとしMしま。そして、もうひとり。ハノイロックスのボーカル、我らがマイケル・モンロー。
ラウドパークに行って初めて彼らを見たとき、私は「ハードロック&メタル」の祭典のはずなのに、あまりにそぐわないロックンロールを奏でている彼らに好感を持って、こう書いた。王道のロックンロール。そんで、やっぱり今日、おんなじように思った。ああ、この人たちね、すごく真面目に……ロックンロールとかパンクロックが好きなんだな。

その溢れるような思いはもう、彼らが出てくる前に流れている音楽にもいっぱいにつまっていて。だいぶ時間の押した赤坂ブリッツ、客電が消えて、もう一曲、ハノイロックスが出てくる前、最後に流れたのはセックスピストルズの「アナーキー・イン・ザ・UK」だった。もともとラモーンズの「電撃バップ」などもコピーしていたりした、どっちかと言うとパンクバンド寄りだったハノイロックス。本好きが例えるなら、好きな本を聞かれて「太宰治の『人間失格』です」って言っちゃうくらいの勢いで、照れくさいほど鮮やかに、ストレートに想いを打ち出してくる彼ら。ピストルズ聞きながら、肝心のライブ始まってもいないのに、ちょっと胸が熱くなってしまった。

ステージが始まれば、相変わらずのマイケル・モンロー、完璧にビジュアル系の金髪とメイクとジュリアナ東京みたいな扇子とラメラメのお衣装で登場。昔に比べていささか声はしゃがれたものの、ああ……どうしよう、これで解散だというのに私は彼に惚れかけている。中学時代からの友人に言わせれば「あんたの好みど真ん中じゃん」だそうだ。中高時代大好きだったギタリスト、1位/橘高文彦(筋肉少女帯) 2位/ローリー寺西(すかんち) 3位/今井寿(BUCK-TICK)だからな! ちょっと時代がかってるな! そんなことはどうでもいいよ! 今夜、私はマイケルを好きになってしまったよ畜生! 20年遅いよ!
ハノイロックスのやっている音楽自体は確かにハードロックに分類されるものなのかもしれないけど、聞けば聞くほど彼らには揺るがないはっきりしたスタンスがあったのだよな、と思う。それはハードロックともちょっと違って、ロックンロールとも言いきれなくて、かといってパンクではなく、もちろんビジュアル系とも言えない。ただ、ひどく真摯。1曲目、ぶっ飛んだテンションで始まった「Tragedy」、マイケルさんはザ・フーのロジャー張りにくるくるマイクを回して見せ、マイクスタンドも回しての派手なパフォーマンス(こういうとこ、肉体派でキュンとくる)。ブルースハープやサックスまで吹いて、少し慌てて歌に戻る。たぶん、日本人スタッフの名前が全部覚えられなかったんだろう、メモを見て名前を読み上げ「サンキュー、ゴッドブレスユー」と繰り返す。歌詞の一部を「ジャパニーズガール」とか「トーキョーシティ」に変えて歌う、客席に彼の抱えてきた薔薇の花が、ひらひらと散っている。マイケルは客席にダイブして、ステージに戻ってきて笑った。ニッコリ笑った。
たぶんハノイはもう再結成しない、再解散もないだろう、これが最後だとわかっていて尚、なんだ、この満たされた楽しさ、充実感は。ハードロックではなく、ロックンロールとも言いきれなくて、かといってパンクとも違い、もちろんビジュアル系とも言えない。ただ、ひどく真摯。マイケル・モンロー、Mの字の律儀に重なる人、その真面目さが呼んでくる名づけようのない音楽。オーケー、信じよう、彼の歌を。これから何度も私はあなたたちの歌を聞くだろう。そして、待ってるよ。メンバーそれぞれが新しく奏で始める、その歌を。


SE.Tightrope
01.Tragedy
02.Malibu Beach Nightmare
03.Motorvatin'
04.Boulevard Of Broken Dreams
05.Street Poetry
06.Fashion
07.Gypsy Boots
08.Until I Get You
09.Obscured
10.Hypermobile
11.Highwired
12.Power Of Persuasion
13.Whatcha Want
14.Cafe Avenue
15.Self Destruction Blues
16.Back to Mystery City
17.A Day Late, A Dollar Short
18.I Can't Get It
19.Worldshaker
20.Cheyenne
21.Don't You Ever Leave Me
22.Delirious
23.Problem Child
24.11th Street Kids
25.High School
26.Oriental Beat

(Encore)
E1.This One's For Rock'N Roll
E2.People Like Me
E3.Taxi Driver
E4.Up Around The Bend
END SE.Fumblefoot And Busy Bee

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