ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

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ロックンロールの年齢、「14才」「15才」


ロックンロールに選ばれる年齢というものについて考えていた。ロックンロールという音楽のジャンルは、とても妙な言い方だけど、聞く人を向こうが選ぶのだ。うまく選ばれた人は12歳で天啓のようにそれが素晴らしいものだと気づくし、ロックンロールに選ばれない人はたぶん一生その良さが解らない。そしてそれが不幸なこととも特に思わないで死んで行くんだろう。
ロックンロールに「お前だ」と指さされるのはそれがどんな年齢のときだって至福の瞬間には違いない。けれど、人が生きていくなかで最も感受性ゆたかな思春期のど真ん中でそれに触れることができたら、そいつはやっぱりずいぶん素敵なことだと私は思うのだ。自分というものと世界というもののとらえ方、自己の確立、学校への恭順や反感、そういう様々な感情がきちんと育ってくるのってたぶん14.5歳で、それがロックンロールのさいしょの入り口でもあるのだろうな。

ハイロウズにそのまま「十四才」という歌があって、これはまさにロックンロールとの出会いを歌った歌のように私には思える。名曲と言い切るハイロウズファンも多いね。なにしろ

「あの日の僕のレコードプレイヤーは
すこしだけ威張ってこう言ったんだ
いつでも どんなときでも スィッチを入れろよ
そのときは 必ずおまえ 十四才にしてやるぜ」

だもの。完璧なロックンロールとの出会い。この歌を聴くたびにハイロウズというバンドに出会うことができた自分自身、あるいはストーンズ、あるいはビートルズに心ふるえた最もさいしょの、いままさに俺は歩きだしたんだ! という自分を思い出す人もきっとたくさんいるんだろう。原始的な衝動と鼓動。14才というのはロックンロールにおいてそういう年齢だ。でも14才は必ず15才になる。万物は流転する。そういうものだ。

だから、これが15才になるといったいそのとらえ方、歌われ方というのはロックンロール上でどう変わってくるんだろう、という疑問が私に湧いてもそれは当然のことだと思うんだ。それでね、最初に思いついた歌がそのものずばり「15才」、ブランキー・ジェット・シティ。ブランキーのボーカル、浅井ことベンジーは色彩豊かな悲しい絵のように世界を描く。この「15才」でもベンジーは

「15才で家出して彼女は彼に出会ったのさ」
「大人たちはきっとみんな狂っているんだろう」
「いつか今のことが懐かしく感じるのかもしれないね
僕の大好きなレコードにゆっくりと針が下りて行く」

という描写をする。ハイロウズの14才と比べてずいぶんアンニュイなブランキーの15才。とにかく前しか見ていなくて、どうなってもよかった14才と比べると、いま、というものの泡のようなおそろしさに気付き始め、過去を振り返り始めている15才。でも、きっと「過去」の本当の意味や、おとなたちのことなんて何にもわかってはいなくて。いつか自分もそんな大人になってしまって、それも悪くないなんて思うようになることを知らない15才。ベンジーの描く15才は、やっぱり悲劇的で毒々しく、だからこそ美しい。

ロックンロールはまだ続く。彼らは否応なく16才になり17才になる。そしてやっぱりロックンロールはきちんとこれらの年齢のことを描いている。やさしく、あるいは冷やかに。


16才からの続きは長くなるので、また改めて書く。

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