ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

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ニューアルバム「MONDO ROCCIA」考


ニューアルバム、遂に発売です。私は待ちきれなくて昨日中に手に入れて聞いていたのですが、今日手にする方も多いでしょうね。今回はシングルのときと違って、自らに焦らしプレイを強い、アルバムを聞くまでは一切音源を聞かないというマゾヒズムに浸りました。ちなみに私はタワーレコードで買ったのでピンバッジを頂きました。タワーレコードで買う方、タワレコの無料情報誌「タワー」の表紙が今回ヒロトさんとマーシーですから、そちらもぜひ貰ってくると得した気分。
さて、恒例の需要があるのかないのかわからないニューアルバム感想ですが、まあセカンドアルバムサードアルバムもやっているのでとりあえず書きます。あくまでも感想ですから、「私もそう思った」「私は違うと思う」というコメントなど頂けたら嬉しいです。

1.ジャングル・ジャミン   作詩作曲・甲本ヒロト
鼓動のような不穏な感じのするビートから一転、明るいワーイワーイなサウンドがカッコいい。アルバムの幕開けにふさわしい1曲。今回、モノラルだから? ダイレクトマスタリングだから? それともブルースペックCDになったことに関係があるのだろうか、すごく音がクリアになった感じがする。ヒロトさんのボーカルがすごくしっかりしているし、マーシーのギターの音も明るい。そういうことにまずビックリしてしまった。

2.グリセリン・クイーン  作詩作曲・真島昌利  
シングルと同じバージョンかな。「ジャングル・ジャミン」から「オーオー」という掛け声つながりで入ってくるのですごくしっくりくる。こうしてアルバムの中においても、この曲は「佳曲」だな、と思う。名曲と呼ぶほどではないし、代表曲と呼ぶほど派手でもないけれど、掌の中にいつも入れておけるみたいな、そういう小さいけどしっかりした光を持ってる歌。佳曲。

3.鉄カブト  作詩作曲・甲本ヒロト
高いところを行くマーシーのコーラスが美しい。「ない」という否定を重ねつつ、なんという前向きな歌詞なのだろう。あちこちで清志郎さんのことを歌った歌ではないかという憶測が出ていたが、それもまあ、何となくわからないではないな。高音を奏でるマーシーのギターの軽やかさが泣ける。

4.フンカー  作詩作曲・真島昌利
曲名一覧が出た時点で無謀にも「この曲を作ったのはヒロトさんかマーシーか当てよう大会」を一人で勝手に開いて楽しんでいたのだが「フンカー」はヒロトさんだと思ってたなあ! マーシーがどんどんヒロトさんに近づいている感じは前のアルバムの頃からしていたけれど、やっぱり彼はだいぶ丸くなってパンクよりもロックンロールになりつつあるんだなあ。それがいいとか悪いとかじゃなく、これからも確実にヒロトさんとマーシーはより同一化していく方向に進むんだろうな。
イントロの力の抜けた感じが好き。コーラスが楽しそう。でも、歌詞に「国立公園」とかが急に入ってくるあたりはいかにもマーシーでドキリとする。「風を食べている」はいいよね。風の、好きなひとだな。わかりやすい擬音を連ねてる曲がこのところほんとに多いし(もはや聞く側は日本人じゃなくても大丈夫)もう言いたいことなんかないんだろうな。何でもいいんだろうな。しかしこの歌も「みんなのうた」の匂いがする。
  
5.炭酸  作詩作曲・甲本ヒロト
こっちがヒロトさん作なんですね。こういうリズム、好きなんだ……。ふと気付くと、今回のアルバムにはあんまりブルースハープが入ってないね。この曲は入ってるけど、マーシーのギターリフが前面に出ている曲のほうが多いですね。曲の合間に入ってくるギターのおかずが好き。ソロがよく響いて、ほんと弾ける炭酸みたい。初夏らしい曲だなあ、ブルーハーツでもアルバムに入ってそう。
 
6.ジョニークール  作詩作曲・真島昌利
今回のアルバム、曲調はもちろん様々だけれど、ほんとにギターのリズムやヒロトさんの声が一貫して同じ方向を向いている感じがする。いままでになく、ヒロトさんとマーシーが同じ月を見ているような気がする。一致している。ゴーゴー! ってこの歌は「ジョニー・B・グッド」みたい。これからどこかへ出かける、そういう歌。あとは何もいらない。この歌、ギター弾くの楽しそうだなあ。

7.ムーンベイビー  作詩作曲・真島昌利
アイラブユー カモンベイベ?!
どうした、カモンベイベ超力入ってんなオイ。これがやりたかっただけじゃないのか。中学1年生の英語かよ。歌詞が照れやなマーシーらしい。2人きりの歌だね。「うまれたてのさそり」がいいよね。そしてソロ前のマーシーのシャウトもイカス。ちからいっぱいのカモンベイベーがライブで楽しそうです。ちからいっぱいなのに秘密の恋なんだね……。

8.アウト  作詩作曲・甲本ヒロト
アウト! の後ろで鳴ってるご機嫌なリズムを刻むギターの音にリズムギタリストとしては腕が鳴る。ソロもいかにもマーシーらしくてカッコいい。いちばんレスポールっぽい音の長めのソロだね。ベースの音がカッコいいな。

9.酒じじい  作詩作曲・真島昌利
さあ、今回の問題曲ですよ!
じゃろう言ってるよ。どうなってんの。途中のコールはなんだよ。そして何事もなかったようにふつうにメロディに戻るなよ。いや戻らなくても困るけど。なんかもう、ほんとに場のノリで生まれたでしょ。

10.突然バーン  作詩作曲・甲本ヒロト
今回の驚き2曲目。これヒロトさんの曲なんだ! ぜったいマーシーだと思ってた! いかにもいままでの「クロマニヨンズ」の流れをくむギターの音。こういうのもきちんと入れてきてくれるあたりが嬉しいな。彼は、ゆっくりとではなく突然恋に落ちるタイプの人なのかもしれないね。必ずしも相手が人ではなくても、たぶん、それは恋というものなのだな。ラストのギターのかちゃかちゃした繰り返しが好き。

11.恋に落ちたら  作詩作曲・真島昌利
こっちがマーシーか! もはや言葉はいらない、でもハイロウズのころの「ヤダ」よりまだ前向きだからいいよね……。ソロが可愛いです。曲はほんとにいいよね……。子供がお母さんとかに「きょうのほうこく」をしているみたいだ。しかし、恋についての向き合い方をヒロトさん(「突然バーン」)とこの歌とで比べると面白い。共通するのはどうもふたりともシャイらしいな、ということだ。

12.エロこそすべて  作詩作曲・甲本ヒロト
ドロとかエロとか好きだね。自分の名前もヒロだからね。バンドの名前もクロだしね。この歌の掛け声ライブでやるんだろうなあ。みんな嬉々としてやっちゃうんだろうなあ……私もやるけど。「E!R!O!S!」のところは「SOTOデナ」みたい。王道もやっちゃうんだね、悪びれずにしれっとベタベタなこともやっちゃうというのがこの人たちなのだな。


さて! 全体を通して聞いた感想としては、34分ならいいんじゃないでしょうか。これで50分とかだとたぶんきついでしょ。ギリギリのラインでうまい具合にまとまってる感じがします。全体を通してヒロトさんの声が安定していて、でも加速して飛ぶ飛行機のよう。マーシーはリフを多用していて、こういうギターを彼は心底好きなんだな。ますますキース・リチャーズに似てきたな、と思います。全部の曲が、するりと心の中に入ってきて、あまり残らない。彼らの音楽はいつでも鳴っていて、好きなときに私たちがその輪の中に入っていく、そういうイメージ。ということは、やっぱり好き勝手やってんなあ、ってことなのかしら。私は、サードアルバムよりもこっちのほうが好きです。

しまった特典映像について全く書き忘れたぞ。たかはしよしおー!!

コメント

No title

ジャングルジャミンはワーイワーイのところより、オージャンゴゥジャミーィイン(雰囲気 笑)のところが僕は好きです。とってもパワフルなかんじ・なのに、ベースは意外とゆっくりでしっかりした感じかなぁ。
アウトは。なんだかハープが入っててもいい曲かなーと、思ったンですが、ここにハープが入ってないことで今までとちょっと違う風になって・ガツンとしたロックになってる気がします。
突然バーンは“直径30センチでも僕には宇宙に見えました”ってところがやばいです。。
このアルバム全体通して言える僕の感想としては、ベースの音が最高!?(もちろん曲自体がサイコウなのはありますがぁw)
ギターにも全然引けをとらない音です。

ps,GiGsを見て分かったんですが、コビーは勝治を勝治くん、勝治はコビーをコビーくん、て くん付けで呼んでるんですね 笑
取材だから?w
それと、特典DVDのマーシーをよく見ると、左手のひじのへんに絆創膏みたいなん張ってませんか?俺だけ?

No title

STEREOHEADPHONEさま
いつもコメントをありがとうございます。ベース&ドラムについては、もとからとてもうまい人たちなのですっかり言及するのを忘れていましたよ。
「GiGS」私も見ました。お互い「君」付け、仲良しですね。雑誌、ラジオ、テレビと露出が多くて、なかなか記事が追いつきません……。
特典映像……マーシーの肘までは見ていませんでした! 笑顔と美しい指先に夢中でした。もう一度見直してみようと思います。

No title

たしかに露出の増え方が一気ですもんね^^;

僕は一回目から、ちょっとずつじゃないと なんか終わっちゃうのがもったいなくて何回も同じところ見たりしながらしてたので なかなか前に進めなかったです 笑
結構マーシー汗でてかってますね(首元とか 笑

No title

はじめまして。
matsuichiと申します。
MONDO ROCCIAでググっていましたらたどり着きました。
アルバムの感想興味深く読ませていただきました。
面白かったです。
僕的には今回のアルバムはザ・クロマニヨンズの中でも一番です。
ではまた寄らせていただきます。
失礼いたしました。

No title

はじめまして。
感想読ませていただきました。

個人的に、グリセリン・クイーンは名曲だと思っています。ヒロトのエイトビート、マーシーのグリセリン・クイーン。身体が勝手に動いて困ります。

ジョニークールとムーンベイビーのコンボが好きですね。
ロックンロールです。

まぁでも僕はやはり2ndが一番ですね・・・

No title

おぉ。キャサディだ。
92864だ 笑

No title

matsuichiさま・kyasadyさま
はじめまして。ようこそいらっしゃいました! 需要があるのかしら、と思っていた感想にコメントをいただけて、嬉しいです。
matsuichiさんは今回のアルバムが一番なんですね。対して、kyasadyさんはセカンド。こういうふうに別れたほうが楽しいですね。
グリセリン・クイーンの「名曲」「佳曲」についてですが、私は名曲というのはもっと「すげえ」ものだと捉えているので、佳曲という言葉を選びました。決してこの歌をけなしているわけではないです。書き方が足りなかったかな、といまふと思ったので、こっちに言い訳を書きますね(笑)
私にとって名曲というのは「別にロックンロールを好きじゃない人まで打ち震わせるような曲」です。壮大な定義です。でも「リンダリンダ」は名曲です。「トレイントレイン」もそうかもしれません。
「グリセリン・クイーン」は、クロマニヨンズを好きな人にとっては待ち望んだ曲でも、一般的なそこらの高校生やサラリーマンをも鼓舞する曲ではないように思います。だから、私にとっては佳曲なのです。そして、私は「グリセリン・クイーン」がとても好きです。

No title

こんにちは、ペアルック騒動でお騒がせしたまるです。
モンドロッチャ考楽しく読ませていただきました!
私もフラゲで手に入れましたが、それから今まで毎日モンドロッチャしか聞かないという、自分でもよくわからぬハマりっぷりがいささか気持ち悪いです。
しかしマーシーとヒロトはますます双生児になってきましたね。マーシーの気持ちはもちろんわからないですけど、なんとなくマーシーがヒロトの変えようのない声と世界の前に折れた、認めたのかなと言う気がします。
ハイロウズで「俺は全部出す、お前は歌うか?」とヒロトに聞いたマーシー、マーシーの世界もヒロトが歌うとヒロトのものになってしまう。ヒロトの世界にセンチメンタルは共存しない、前向きという単純さとは違う前へ進む生命力。

No title

(おさまりきれない思いがあふれました…スイマセン)
クロマニヨンズをヒロトと始めることにしたとき、マーシーはヒロトのバンドにすると割り切ったんじゃないかと思ってます。原始に戻る、初めて聞いた時歌詞の意味はわからなかったけど涙が出たロックンロールに戻る、3分で終わるロックンロールは46歳にして飛び跳ねて歌うヒロトにぴったりじゃないですか!(ギターソロ弾いて上げてマーシー…)マーシーのソロのような曲はクロマニヨンズでは聴けないと思うし、もしかしたらもう二度と聴けないのかなとも思います。その代償に、一枚岩のようなヒロトとマーシーの音楽が奏でられる。それが二人が、マーシーが選んだ形なんでしょうね…ここまで全部妄想ですけど(笑)。
モンドロッチャはそんな一枚岩がゴゴンゴーンと飛び出してくるような迫力で私の耳を離してくれません。私はこの形も大好きです!

No title

まるさん
想いのあふれたコメントありがとうございます。人の考察というのは、面白いものですね。
そうですね、クロマニヨンズはいままでは一番マーシーの存在が薄いバンドかもしれません。ブルーハーツは言うに及ばず、ハイロウズでもソロ曲はありましたけど、クロマニヨンズにおいては、彼は演奏に徹し、たぶんもう歌うことはないのじゃないかなあ、という気が私にもします。
ただ、それでもなお、マーシー好きとしては、ヒロトとマーシーは『ふたりでひとつ』ではあっても『ひとつがふたり』でなくてもいいのになあ、と思ってしまいます。違うからこそいいのになあ。
でもなあこれ、どっちかというとマーシーの問題なんだよなあ。ヒロトさんはあまりぶれないうえに、マーシーに対しては寛容すぎるくらい寛容だから、マーシーがこれでいいと思ったらこれでいいってことになるんだろうし。
……と、私もまた妄想の中に入りつつ、モンドロッチャを聞く日々です。

No title

私ストーキングしてるみたい!返事速っ!

マーシーに一喝されることを恐れず言えば、私はヒロト好きなのでモンドロッチャは嬉しかったですけど、マーシー好きの方は納得できないと思うんですよ。「この形も好き!」とあえて言ったのは、好きなってくださいスイマセンというヒロト好きの言い訳で…。マシマニアさんがはっきり「ひとつがふたりでなくてもいい」とおっしゃったことで、顔色をうかがう小賢しい自分が恥ずかしくなりました。ヒロトとマーシーは二人で一つ!と単純には喜べない。私もマーシーの歌が聴きたいです。
マーシーの中にあった叙景や叙情や怒りはどこへ行ったのか?歌わないマーシーは今を楽しんでいるのか?ヒロトと一緒にいることはマーシーの音楽人生にとって幸せだったのか?

アイスクリームは溶けたけれど 謎はついに解けなかった

この謎もこんな感じで終わってしまうのかな…。マーシーのソロ大好きでした。

No title

まるさん、返事早ッ。そんなに好かれていたなんて……もっと早く言ってくれたら良かったのに(照)

要はクロマニヨンズになってから、仲良すぎだろう、あの二人。ってことですね。いいんですよ、仲がいいのは。キャッキャしているのはアルバム聞いても十分に伝わりますし。でもマーシーの持ってた悪意や、一種の刃物のような歌詞は最近なくなりましたね。そのことが寂しいです。

いや、でもあきらめるべきではないと思うんです。一番せつないのはマーシーのソロを愛する人たちが「大好きでした」とどんどん過去形になることだと思います。たぶん、ぜんぜん終わってないです。マーシーのソロ・マーシーボーカルの曲は「大好きでした」と語られることではなく、いまだ「大好きです」と語られるべき物語だと私は思っています。

No title

鉄カブトの元ネタはバカボンらしいっすね。
清志郎ではなくて、赤塚さんを歌ったのかも。

No title

馬縞さま
コメントをありがとうございます。「馬縞」って何て読むのだろうと少し考え「ましま」か!? という結論に達しましたが合ってますでしょうか。

鉄カブト、元ネタがバカボン?! それはいったいどこで出てきた情報なのでしょうか。良かったらもう少し詳しく教えて頂けると嬉しいです。

No title

この情報デマですよ。赤塚不二夫のバカボンに「たたえよ鉄兜」って話があるだけです。別に記憶に関係した話でもないし。そもそも「鉄兜」って日本軍が使用していたヘルメットのことであって赤塚さんの専売特許じゃないですから。
鉄カブトの評判がいいからケチつけてやろうっていう気もあるのかもしれませんね、馬縞さんには悪いですけど。

No title

待って待って。なんでみんなそんないろいろ知ってますか。バカボンだとかそうじゃないとか。ここに来る人みんなヒロトさんマーシー専属の秘密調査人とかそういうの?

私はとある人から「鉄カブト」はヒロトさんの思い出の人の歌って聞いたけどね。昔すごく好きだったあの彼女だと思うよ。色々障害があって、電話が急につながんなくなってしまったので、彼女からヒロトさんにお別れの手紙が届いたんだって……。

っていま私がでっちあげた口から出まかせでも、信じちゃうかもしれない人がいるのがネットですからね。バカボンについては、もしかしたらヒロトさん本人が話に出したりしているのかなあ、と思ったので情報の出所を馬縞さんに聞いてみたのですが、もしそうじゃないなら、歌われてるのが清志郎でもバカボンでも元カノでも別にいいじゃないですか。
馬縞さんも、まるさんも、お気を悪くせずにまたいらしてくださいね!

No title

ひねくれすぎw

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