ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

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映画紹介「レザボアドッグス」


クェンティン・タランティーノのデビュー作・出世作。私の好きな俳優ハーヴェイ・カイテルが脚本にほれ込み資金援助した、ということを聞いて、慌てて観た。もうひとり、私にはどうしても気になる俳優がいて、それはスティーブ・ブシェミなのだが、彼も出演しているではないか。何と豪華。もうカイテルとブシェミの息詰まるツーショット場面を観られるだけで文句ないよ……と観る前から感涙しかけた。


宝石店強奪のために集められた、素性も本名もお互いに知らない6人の男。だが、その計画は警察に事前に伝わっていて、大失敗に終わる。一体誰が警察と手を組んでいたのか。命からがら逃げることの出来た男たちは「警察の犬」を見つけるために自分以外の全てを疑い始める。


いかにもタランティーノらしく、かなり暴力的な場面もあるものの(私は「ベティ・サイズモア」という映画の、とあるシーンと同じくらいこわかった場面があった)物語自体は良く練られている感があり、時間軸を考慮しない編集の仕方も良くできている。また明らかに低予算で作りました! という感じが、この映画の場合は全編に荒んだいい雰囲気を出しているのだな。
いわゆるこういうアクションと分類される映画では、見ものが立ち回りに限定されてきたために、こんな風に観る方も頭を使って錯綜する映画の筋と登場人物たちの心理を追わなくてはいけない方式って、この映画が出てきた頃はまだまだ珍しかったんじゃないだろうか。むしろこの映画が祖というべきなのか。
映画冒頭、それからの映画の筋においてまるで関係のない、マドンナの曲「ライク・ア・バージン」についての講釈などを延々垂れる導入の仕方、タランティーノらしくてひどく粋でかっこいい。そしてこういういかにも洒落た映画の壊し方は、やっぱり彼の敬愛する映画監督、ジャン-リュック・ゴダールに拠るところが大きいのだろうな。でも、出来上がっている映画の筋をいったん滅茶苦茶にぶっ壊して、並べ替えるやり方をここでアクションに持ってきたタランティーノは、やはり素晴らしい才能の持ち主なのだよ。金などそうかけなくとも、いい映画はやはり良いのだ。物語そのものも、どこか寂しさのある苦味走った登場人物たちも、あっけないほどのラストもみんな、私は好きだ。

ちなみにこの映画を観ておくとフジテレビ系「SMAP×SMAP」で時々やる、全員で同じものを一斉に食べたり飲んだりして、ひとつだけ辛かったものに当たった人間を当てるという企画「裏切り者」のコンセプトの意味が良く解る。Who is the reservoir dogs?

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