ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

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新春浅草歌舞伎、第二部(2010年1月9日)


クロマニヨンズが新春おめでたくキャッキャと岡山の群衆を沸かせている頃、私は毎年恒例、新春浅草歌舞伎に行ってきましたよ。



若手が揃って芝居をしてくれる新春浅草歌舞伎、向上しようというパワーがみなぎっていて良いものです。一度友人に連れられて観に行ったらハマってしまって、もう4年? 5年かな? 新春浅草歌舞伎だけは逃さず観ています。また、新年の浅草の雰囲気がいいんだ。観劇の前にとりあえず浅草寺に参ってね。それから、天ぷらそばあたりで軽く一杯。いい気持ちになって、吾妻橋のほうまでふらりと散歩、戻ってきて梅園であんみつなんか食って、浅草公会堂で歌舞伎、ってな。新春浅草歌舞伎の役者の皆さん、勘太郎君や亀治郎さんたちはみんな、若手の中でもアイドル格なので、会場には



かっこいいポーズを決めたブロマイドが売られているんだぜ!

今回の第2部の出しものは奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)から「袖萩祭文」と悪太郎(あくたろう)。もちろん毎年の恒例通り、芝居の前に役者さんによる「お年玉」と称された年始あいさつがあります。この「お年玉」も新春浅草歌舞伎の魅力! 今年は亀治郎さんでした。亀治郎さんはとても朴訥に一生懸命しゃべる方で、人物関係が複雑だという演目「奥州安達原」について説明して下さいました。狙ってすごく面白いことを言ってるわけではないのに、話し方や間の取り方が絶妙で会場からは笑いがわいていて、舞台に出てくるとそれだけですごく映えて、ダイナミックな彼の歌舞伎に通じるものがあるなーと思いました。

亀治郎さんが一生懸命説明してくれた「奥州安達原」確かに人間関係の複雑なお芝居です。「あの人が実はこの人物に化けていた!」とか「あの人の旦那がまさかこの人だったなんて!」と、まるで昼のドラマのような筋書きで、スリル満点。前半部分は3代にわたる親子孫の情愛・絆で泣かせてくれて、後半は私ごひいきの勘太郎君が女形から「あれっ?」という間に公家の別の役になって登場、刀を一閃、空中に放り投げてキャッチの大技や、着物の早変わりなど見どころがいっぱいで、勘太郎君がとても張りきってやってる様子が伝わってくるもので、すごく楽しく観ていました。切腹に後追い自殺なども筋の中にはあるんですけど、あまり陰惨にはならないで後味のいいものになっていたと思います。それにしても、七之助くんは腕をあげたなあ。彼、女形もきれいだけれど、将軍とか、公家とかの絢爛豪華な役が本当によく似合うようになった。

「悪太郎」は、もうお気楽に笑って観られる舞踏です。泥酔して悪さの限りを尽くす悪太郎が、寝ている間に勝手に髪を切られて、「南無阿弥陀仏」と名前を変えて仏門に入るというお話。昔から酔うと性質の悪い人というのはいたようですね。これはもう主役の悪太郎を務めた亀治郎さんの独壇場。去年はまじめなお芝居で魅せてくれた亀治郎さん、テレビに出演したときの喋りや、「お年玉」の軽妙な話口を聞いていると、悪太郎のようなコミカルな役もぴったりはまるんだろうなあ、と思っていましたが、もう抜群。それも、やりすぎないでぎりぎりの上品なところで演技をきっちり抑えるその配分が絶妙。自分の名前が南無阿弥陀仏と決まったあと、旅の法師が念仏で「南無阿弥陀仏」と唱えながら歩いてくるのを自分の名前が呼ばれていると勘違いして、何度も「やあ」と返事をしてみせるところ、亀治郎さんの答え方にいちいち笑ってしまいました。最後に鐘を鳴らしながら踊って見せる念仏踊りも圧巻です。今回、いい席が当たって花道の側だったので、花道を行く役者さんたちの様子も存分に楽しみました。ひとつの物語の中でいろんな人が生き、死に、行き交い、また生音で歌と踊りを見せてくれる歌舞伎は、江戸時代から続く日本が誇るロックンロールです。

で、まあ、歌舞伎見てご機嫌で、もうとっぷりと暮れかけた浅草の夜の闇にこぎ出していけば、マーシーの大好きな詩人・萩原朔太郎も愛したかの有名な「神谷バー」で電気ブランでも一杯、という流れになるのは当然で。



浅草はいいよなあ。電気ブランうめえなあ。

コメント

No title

こんにちは☆くうーなんて粋なお正月...!私も歌舞伎大好きなんですよ~!中々みにいけないのですが、片岡仁左衛門が好きなんです☆亀次郎さんもいいですよね!うちの近くに芝居小屋があって、(八千代座っていうんですが)そこで見てました。しかも電気ブラン..!!うらやましすぎる!もしかして、翌朝は千の天使がバスケットするような感じだったのでしょうか☆のんでみてえなあ☆
東京はやっぱりモダンで素敵です。

No title

レフュージアさん、コメントありがとうございます。片岡仁左衛門とは、渋いですね。彼の立ち回りを歌舞伎座で見たことがあります。威風堂々として、はっとするほど振る舞いがきれいでした。

電気ブランは口当たりが甘いので、飲んじゃうんですよ。二日酔いにはなりませんでしたが、すごく眠くなりました。あやうく電車を乗り過ごすところ……。いつか一緒に電気ブランを呑みましょうね! マーシーの話を肴にね!

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