ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

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「あの頃はよかった」なんて言ってるけど


浅川マキさんが亡くなりましたね。ちょっとアンダーグラウンドの演劇みたいな鮮烈な亡くなり方です。浅川マキさんてみんな知ってる? 知らない人も多くなったんだろうなあ。昔、寺山修司っていう、俳句も短歌も詩もなかなか良いものを創る……小説はいまいち面白くないけど、映画や演劇も作るのがうまいおじさんがいてね、ちょっと奇矯だけども、確かに一種の天才ね、そのテラヤマに見出されて歌を歌い始めたのが、浅川マキという人なんだね。テラヤマの周りにはものすごくいろんな面白い人が集まって、また彼がなかなかえらいんだ、ちゃんと曲を提供してあげたり、演劇をやらせたり、いまで言うところのプロデュースもうまくて、テラヤマのところから飛び立った才能ある人、結構いるんだよ。「時には母のない子のように」のカルメン・マキさんとかね。栄光の60年代、70年代だな。あのころが懐かしいよ。アングラ芝居なんかが流行ってさ。自主制作映画のATGでみんながこぞっておかしなフィルム撮ってね。ほんとにいい時代だったよ。あの頃はよかったなあ。私、生まれてねえけどな。

でも、寺山修司がすごく好きだったんだ。中学生のころに「耽溺」と言わざるを得ないほどの読書の仕方に出会ったのはテラヤマを知ったからだ。彼の本には中学生が知っちゃいけないことがいっぱい詰まってた。『書を捨てよ町へ出よう』とか『家出のすすめ』とかぞくぞくするほど面白かったなあ。ある意味ではエロ本より刺激的だったよ。

だから真島昌利という人を好きになって、彼のソロアルバムを買い集めていく過程で、テラヤマにゆかりある浅川マキの歌った歌「ガソリンアレイ」をマーシーがカバーしてるって知ったときは、まるで懐かしいともだちに会ったみたいな気分だったよ、ほんとにね。

本とか、詩とか、活字に残るものはともかくとしても、ロックンロールや広い意味での歌は、なまものの美学だ。CDではなくて、LIVEでなければどうしようもないという面が確かにある。血が滴り落ちる生身の人間が歌っている、ということが大事だ。浅川さんが亡くなり、その歌がもはや、なまものでは有り得なくなったのだ、ということがとても悲しい。あの70年代も、再び終焉を告げつつあるのだろうか。

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