ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

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AC/DC・さいたまスーパーアリーナ 2010/03/12


どんなにこの日を待ち望んだか。

多くの海外のバンドのように、直前になってやっぱり来日キャンセルになるんじゃないのか、と疑いつつ年を越した。3月に入ってもまだ「来ないんじゃないのか」と疑念を抱いて、そのままライブ当日。グリーンデイのライブ以来、やってきたさいたまスーパーアリーナの周りには既にAC/DCのシンボルである角をつけた人々がうろうろしている。ぼんやりしていたら、なんちゃってアンガス・ヤング(スクールルックのアンガスのコスプレをしている人)が2人、目の前を横切っていった。

ここはテーマパークAC/DCだ、と思った。そうしたらぞくぞくと体の底から嬉しくなった。私もあの扉をくぐろう。大いなるロックンロールの扉をくぐって、テーマパークAC/DCに足を踏み入れよう。

AC/DCのボーカル、ブライアン・ジョンソンは来日のとき空港で「ライブを楽しみにしている日本のファンへひとこと」と聞かれ、こう答えたそうだ。

「GET READY TO ROCK!」 AC/DCというバンドを「好きだ」という人も「あまり好きではない」という人も、好きな理由に挙げる答えと好きではない理由に挙げる答えがほとんど同じだということがおもしろい。

「曲がぜんぶ同じように聞こえるから」

この言い方はやや「嫌い」側に偏った解答の仕方。私のように「好き」側に傾くと「同じようなロックンロールを、同じようにいまでもやってくれているから」という形の答えになる。そうなんだ、良くも悪くもAC/DCってほんとにかわらない。バリバリ鳴るギターの轟音リフと、ハイテンションのボーカル、最終的にはそれがAC/DCというロックンロールの形だ。

背の丈にやや難ありの私の場合、アリーナの後ろのほうとスタンドの席とぎりぎりまで迷って、結局スタンド席にしたことが良かった。というのは、アリーナ席は床がものすごくフラットだから、後ろのほうで前に背の大きな人がいると、見えないのだね。アリーナ最後列のすぐ後ろからスタンド席が段状になっていて、私はその6列目。いい席でした。開演まで時間があったので、結局、ビールを2.3杯。外の物販も、会場内の物販も、ものすごい混みよう。横目で見ながら、ビールを啜った。
会場、3階までいっぱいいっぱい。普通に角をつけている人がうろうろ歩きまわり、私のすぐ前にいたサラリーマンのお兄さんも開演ギリギリに駆けこんできて、いま買ったらしい角を装着、しかつめらしい顔でじっと前を向いているのが面白い。アリーナ席ではアンガス・コスプレの兄ちゃんが迷ったらしく警備の人にチケットを見せて自分の席を聞いている。シュールで、現実からかけ離れたワンダーランドの中にいる。

暴走列車を走らせながら女たちと戯れる、にやりとするようないかにもAC/DCらしい粋な内容のアメコミ調アニメーションが流れた後、ニューアルバム1曲目でもある「ロックンロール・トレイン」のわくわくするようなアンガスのリフで、会場、いきなり最高潮。手を振り上げて、振りおろす、お馴染みのスクールボーイの格好のホンモノのアンガス・ヤングが目の前にいる。うおぉぉぉっ、という叫びが会場中を駆け回り、一種の音圧を伴って私の耳をぶっ壊す。長くロックンロールを続けてきたAC/DC、メンバーたちは結構な年になるので、私がDVDで見て憧れてきたようなあんな動きが本当にできるものか、と思っていたが、ブライアンもアンガスも動く動く。広いステージをあっちからこっちへと縦横無尽。オーロラビジョンに写される顔を見ると、確かに年相応のおじさん……おじいちゃんに近いくらいの年の人たちなんだけど……でも、動きやステージを見ていると、年齢のことなんて信じられないくらいの迫力。
ただ、曲を畳みかけるように次々とは行かず、曲の合間合間でステージが暗くなり小休止が入っていた。でも、この間もブライアンなんか客席に向けて手を振ったりして、熱気が下がらないようにサービスしていたのよ。
私の好きなアンガス・ヤング(私と同じSGのギターの使い手よ!)は、背の低いひとだとは知っていたけれど、本当に小柄で思っていたよりももっと小さいくらいで、びっくりした。高めにギターを構えて、マシンガンみたいに構えてものすごいトリルを繰りだす。アンガスはあんなふうにギターを弾けるんだもん、「手が小さい」「背が小さい」がギターを弾けない言い訳にならないよなあ。ロックンロールというのは本当に不思議な世界で、一種、奇矯であれば奇矯であるほどかっこいい、という認識がされる。ヒロトさんの痩せ過ぎの体形とか、アンガスのこの小ささとか、完全に「普通」を外れているんだけど、だから、カッコいいんだね。お馴染みのアンガスウォークも見られたし、ソロも十分に堪能したし、やっぱりアンガスはカッコいい。だいすきだ!! 家に帰ってまず、ギターをアンガスのように高めに抱えて、アンガスのリズムの取り方を真似してみた私だ。あれはさ、ピートの風車弾きといっしょでさ、なにはともあれ真似してみたくなるね。

アンガスの恒例、全くエロくないおちゃめ全開のストリップ「AC/DCパンツタイム」もあり、「地獄の鐘の音」ではステージの上から本当に鐘が下りてきて、ブライアンがそれに飛びついて宙を舞って見せるシーンあり、大砲は鳴るわ爆発はするわ、ああ、この人たちは自分たちの見せ方やイメージを熟知しているんだなあ、という感じ。そして、変わらない音楽をいつまでも同じようにやっているだけのことはあって、なにをどうすれば観客が喜ぶのかもよく知っていて、それを外さない。AC/DCというバンド全体が素晴らしいロックンロールのリフみたいなもので、それが鳴ればやっぱりみんなわくわくして飛び上がる、腕を振り上げる、そんな感じ。何度同じ曲が流れても、私もみんなも何度でも腕をあげちゃうんだろう。だって、AC/DCだもの!!

決して「クール」ではないのよね、彼ら。ステージングもプレイスタイルもどっか朴訥な感じもするし、なによりアンガスのあの冗談のような格好に、可愛いとかおちゃめとかいうしかない動きっぷり。テーマパークの主役のような……でも、やっぱりそこには一抹の毒があって、AC/DC、やめられないぜ。

アンコール「地獄のハイウェイ」、誰が何と言おうと、やっぱりこの曲は、最高なんだ!


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