ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

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ボブ・ディラン Zepp Tokyo 2010/03/29


「早退させてください、どうしても」
「また真島風邪ですか」
「いいえ、今回はディラン熱で」
「……」
「ディラン腹痛もして」
「…………」
「ディラン頭痛……」
「もういいから帰れ」


というわけで、弾丸のごとく飛び出した職場。ほんとうはもう少し早く出たかったんだけど、なんて文句は言えまいな。ディランの声によく似合う曇天の空を映す海沿い、寒い寒いzepp tokyo、午後5時30分。いちばん欲しかったグッズのTシャツは直前で売り切れた模様、でも他のデザインでも、なんだかんだ、結局買っちゃうんだな。ボブ・ディランのアーティストグッズ、センスまで恐竜時代のひどいどっかの原人バンドと違って、けっこう可愛いTシャツなどもバラエティ豊かに取りそろえてくれているのでありがたいです。



この写真の四角いのはチロルチョコとのコラボで、いままでのボブ・ディランのアルバムアートワークをチョコの包み紙にしたちょっと気のきいた商品。買ってみて気づいたが、食べるのもったいないな!


整理番号Bだったので寒空の下だらだらと並ぶ。こんなに寒いんじゃボブ・ディランもきっと「日本は春で桜が咲いてるって聞いたのに!!」と思っていることだろう。昇ってきた月は空を転がる満月にほど近い円形だ。ライク・ア・ローリングストーンだ。

Aの整理番号も1500番近くまであったのかな・……いちおうAとBと前後ろで区切られた前方のAのエリア、既に満杯。床の高さが同じその後ろについたら、ディラン全く見えないこと必至。Bの整理番号でもわりと早めだったことを生かして、一段上がったバルコニーの柵前へ陣取り。大正解。最初から最後までステージがすっごい良く見えました! 何度も転びそうになりながら8センチヒール履いて行った努力もあるけどね!

始まる前のSEが何かの文学作品の朗読だったというのは初めての経験。たぶんジャック・ケルアックの「路上」。そして、なぜだかミュージカル「キャッツ」の歌が流れていた気がしたが、どうしてなんだろう。好きなのか、ディラン。

場内が暗くなって一瞬のちに歓声が上がる、この刹那がすごく好きだ。狭い舞台でからくりのように突然始まるロックンロール、ああ、私ね、ディランってもっともっと静かにギターを奏でるような、歌う哲学者、フォークの人だと思ってた。実際はもう、おもちゃ箱ひっくりかえしたみたいに騒々しいロックンロール。もぐりの酒場のやや猥雑な匂いすらするロックンロールそのもの……みたいなことを確か渋谷陽一さんも書いてて、あんまりあの人好きじゃないんだけど、今回はその評に賛成だよ。オレンジ色の照明が重く落ちると、まるでステージの上の彼ら、ウィスキーに沈んでいるみたいなの。会場にはお香の匂いが立ちこめて、私きっと、これからパイプや煙草を吸えるバーでおいしいウィスキーを飲んだら、このディランのライブのことを色濃く思い出すだろうと思った。
ディランはスーツ姿、帽子をかぶってオルガンの前に座る。ブルースハープやもちろんギターも演奏していました。ギターはふたりいたけど、私は真ん中で弾いていたリードギターの彼よりステージの端でひたすらリズムを刻んでたギタリストがカッコいいと思った。ドラムとスチールギターもメンバーにいて、もっとスチールギターの音聞かせてほしかったなあ。この人はミニギターやバイオリンも弾いてて、芸達者だねえ。

もう、やろうと思えばこの人はジャズだろうがファンクだろうがブルースだろうがなんだってできるのだと思う。音楽のほうが彼を愛してやまない、そういう選ばれた人がこの世界にいるとするなら、それはボブ・ディランなんだと思う。イントロが流れても一瞬何の曲だか分かんないほどアレンジされた「Like A Rolling Stone」や「Blowin' In The Wind」はもはや他の追随を許さない。こればかりは有名曲だから一緒に歌おうと思っても、一緒に歌えないほど原曲をとどめていないんだもの! 黙って聞いてりゃいいのだ、ボブ・ディラン。だから、彼のライブには一切コーラスなんかないんだな。この人はひとりでぜんぶなのだ。何かものすごく酷いことが彼に起こって、身ひとつである日突然道端に投げ出されても、彼はやっぱりギターを持って道でいきなり歌い始めるんだろう、と思った。
ほんのちょっとだけざらりとした手触りの不協和音の混じるあの声で歌いあげられた「Forever Young」良かったなあ。何事に関しても結局はオタクではなくミーハーな私、アンコールの「Blowin' In The Wind」本当にうれしかった。

ライブはじまる前に2階席のほうをぼんやり見ていて(本当は2階席が取りたかった)、大抵は2階席に入ってくる人というのは結構お年を召している、きっちりとしたスーツの似合うおじさまや、ご夫婦だったりして、きっと凄く久しぶりにライブハウスに来たのかもしれない、ディランは彼らの青春だったのかなあ、と微笑ましかった。そしたら、そんな中、ドアの辺をうろうろ出入りする「2階席にしては珍しく、グッズのパーカーを既に着用している浮かれたやつ」の後ろ姿が目に入って、目立つんだよパーカー、ピンクなんだもの、わぁ、あいつもうパーカー着てるよ、と思ってたのですが、

渋谷陽一さんのブログ

あれはあなただったんですか、真島さん。



1. Rainy Day Women #12 & 35
2. It's All Over Now, Baby Blue (Bob on guitar)
3. Most Likely You Go Your Way (And I'll Go Mine)
4. My Wife's Home Town
5. I Don't Believe You (She Acts Like We Never Have Met)
6. Spirit On The Water
7. Cold Irons Bound
8. Desolation Row
9. The Levee's Gonna Break
10. When The Deal Goes Down
11. Highway 61 Revisited
12. Can't Wait
13. Thunder On The Mountain
14. Forever Young

(1st encore)
15. Like A Rolling Stone
16. Jolene
17. All Along The Watchtower

(2nd encore)
18. Blowin' In The Wind

コメント

No title

東京すげぇー 笑
全く素のマーシーを見れたんですねw


ヒロト マーシーがラジオのPop'n'Nuggetsにコメント出演してたんですが、音楽と人の12月号に載ってたヒロトKISSのショルダーバッグは同番組のDJ ちわき まゆみ さんにもらったみたいです。すごい良く使ってるんだって~。お返しになにか送ったから楽しみにしといてね、って言ってました。
マーシーは隣で「俺はKISSのバッグももらってないから何にもあげない」って言ってました 笑
最後は二人で尾崎紀世彦の“また逢う日まで”をちょっと歌ってました。マーシーは常時低音でした(わざとですけど) 笑
字体にすると、全部濁音がつく感じw

No title

アンコールに Blowin' In The Wind はヤバイだろ。
私その場にいたら泣いてたよ。大好きだよあの曲。
Joan Baezが歌ってるのも好き。あの歌はホント素敵な歌だと思う。

・・・にしてもマーシーめだっとるなぁ笑。
ヒロトはかわいい帽子かぶっちゃって、春バージョンね?

No title

ひえーすごーい!何か、こないだ読んだ素敵なロックンロールパーティみたいだ。それにしても、マーシーったらピンクがすごく似合うのね・・ってうっとりしてしまいました。ライブ、すっごく羨ましいですよ~★いつか聞いてみたいです。その場で。音楽の方が愛してやまないひとって絶対いますよね・・。すごく素敵だなと思いました。私の好きな人が、チケットないのに会場の近くまで行ったそうです。心で聴いたら聞こえるはずだ!と。。って関係ないことをっ!ごめんなさいっ★

No title

STEREOHEADPHONEさん
AC/DCだのボブ・ディランだの、最近行くライブが被ってるだけのような気もします。それより、貴重なラジオの情報ありがとう! そうか、あのKISSバッグはそういうことだったのか! お返しにヒロトさんが送ったものがなんなのか、気になるところですね。

常駐ヒロトスキー
アンコール、いままで1度だけだったみたいなんだけど、昨日だけ2度やった。2度目のアンコールの「 Blowin' In The Wind 」、ほんとに素敵だったよ。

レフュージアさま
あのピンクを堂々と着てみた挙句、案外似合うじゃん! って感じがマシマクォリティ。
チケット当日券も出てましたけどね。外人さんが「チケットただで下さい」ってすごい看板持って立ってたりしたし、諦めなければけっこう入れたかもしれませんね。

No title

ニアさんの嗅覚は犬を超えましたねw
お隣の白ハンチングの方いませんでした??
白とか目立ちそうだけどな...。
ま、ピンクにゃ負けるけども。
渋谷さんのブログ、タイトルに導かれて行ったけど、記事に二人の話し全く無しって...。
なんか書いてくれ。
完全に釣られましたよねw
あたしも父さんからディラン借りよう!
でも、聴きたいのが山ほどあって追っつかない!!
ニアさんもそういうことありませんか?
一日の時間を増やしてもらうか、頭がもう一つ欲しい....。

No title

全身ブチさんもおっしゃってますけど、渋谷おじいちゃんに完全に一本釣りされました!情け容赦ないフィッシャーマンですねあの人。でも、山ほどいた有名人やアーティストの中でヒロトとマーシーをチョイスしちゃうおじいちゃんの愛に免じて許します。
ところで、神様のライブに当日券…?詰め込めるだけ詰め込もうとしたんでしょうけど、あきらめたらそこで試合終了なんだなあホント…チケットなくても行けばよかった。行きたかったのに。私情熱が足りない。反省。
真島昌利(48歳)ピンクのパーカーを自宅から着用?そんなん素敵過ぎ(プププ)、ヒロトのジャケットカッコいい裏地までオシャレキャー!なだけに笑えて仕方なかったのですが、物販とか…私の想像をはるかに超えていました。最高です。真島昌利にゃかないません!

No title

mashimaniaさん
私も23日に行ってきました。
到着がギリギリになってしまって、開演3分前の到着。ステージなんて全く見えないライブとなってしまいました。ライブの中盤までボブ・ディランがステージ右にいるのがわからなかった位ですから。自分の時はBlowin' In The Windはやりませんでした、やっぱディランなら聞きたい曲ですね。
ただ、レジェンダーの領域に入るミュージシャンだと思うので生で聴けたことはよかったです。
多かれ少なかれ、間接的・直接的であれ、ヒロトさんやマーシー、日本の音楽界に影響与えたことは確かだと思うんですよね。そういうルーツ的なことを考えても偉大なミュージシャンですよね。ちなみに、ディランはノーベル文学賞に名前が挙がる程詞が凄いらしいです(私には全くわかりませんが)。私がいくら英語を勉強しても、「吾輩は猫である」が「I am a cat」にしかならないように英語で理解はできないでしょうけど。
mashimaniaさんが仰る通りディランは楽器一つと声だけあればやっていける人だと思いました。それにしても、MCもなくぶっ通しで歌ってましたけど疲れないんですかね?クラプトンでも「ドウモ、thank you」位は言ってましたからね。

No title

全身ブチさん
浮かれたピンクのパーカー男しか目に入りませんでしたよ……。きっとあのお二人も、特に記事にするような卓越した感想はなにも言えなくて「すげえなあ」「うん、やっぱりすげえなあ」と言い合ったに違いないです。
父さんがディランを持っているなんて、なんて素敵な環境……! みうらじゅん氏曰く「ディランのアルバムをどれか一枚選んで聞くなら、いまの自分の年と同じ頃に彼が作ったアルバムを聞け」とのことですよ。
私も一度、真剣に計算したことがあります。「世の中のロックンロールがみんなあの人らみたいに30分のレコードだったらいいけど、フーの四重人格みたいな例もあるし、まあとりあえず平均レコード1枚1時間として、寝なくても1日24枚しか聞けないのかよ!! 2回聞き返したいアルバムもあるだろ?! どうするんだよ?!」って。

あんこさん
渋谷釣り師、大活躍ですね! 
UDOとか商魂逞しいのが主催のときは、当日券出る可能性高いんですよ。お布施が大事なようでね。世知辛い世の中ですね。でも、もし次に行きたいライブがあったら、当日券があるか、会場に確認の電話かけたほうがいいですよ。まさに天国への電話。

No title

猿の爆撃機さん
ディラン見たんですね! 伝説の目撃者の仲間だ! でもいまいち「目撃」出来てないのか!(笑)
かなり良く変わるセットリストだったようで、日によっては「いまいち」なときもあったようです。そういう意味ではラストの公演を見られたのはラッキーでした。
ディランはほんとに全部を壊しては変え、壊しては変え、してきた人です。ある意味では本物のパンクロッカーなのかもしれません。日本の音楽界どころか、ジョン・レノンが心酔してそれまでの自分のスタイルからなにから放棄して「ディラン最高!」言わせたわけですから。おっかない人です、ボブ・ディラン。
英語できるといいなあ、とこういうとき思うんですけど……勉強してもディランの詞の意味はなかなか理解できないんだろうなあ。「吾輩は猫である」=「I am a cat」に笑いました。全くその通りだな。
ディランが疲れるとか言うことをそもそも考えませんでした。神様も疲れるか……疲れるよな。楽屋でゼエゼエ言ってたらどうしよう。

No title

昨日は変な時間にごめんなさい。
渋谷のブログ開いた瞬間に携帯を開いてしまったのです。
あのパーカーはグッズだったんだね。
あれ欲しいね、うん欲しいや。
チロルチョコもすごいね。
そんだけアルバム出してんだもんね。
ウチのiTunesにも30数タイトルあるくらいだもんなぁ…。

No title

マシマクオリティ・・!うきうきでこれ着よう!と思った彼の隣にいたかった。当日券あったんですね!彼は知らなかったそうです。プラカードをもった人は見かけたらしく、わかるよといってジュースおごったらしい・・。ただでって・・もうすごすぎる・・。機会があれば、次は絶対みにいこうと思ってます!!父は来日したのにいけなかったことを悔やみ今大声でCDをかけながらギターひいて歌ってて、アンちゃんが吠えはじめ、そろそろ近所から怒られそうです。

No title

ATORANさん
メール嬉しかったよ。ぜんぜんごめんなさいじゃないよー。むしろ速攻で携帯を開いて教えてくれたことに感謝!
あのパーカーはグッズだねえ。間違いないねえ。なに、欲しかったのかよ! なんだ早く「行くよ」って言っておけばよかったなあ。でも、マーシーが着ているというんじゃなきゃ、なかなか買いづらい色よ、あれ……。
ATORANとこでディラン聴くのもいいなあ~。時々無性に行きたくなるんだよ、ATORANのお店に。もし近所にあったら危ないわ! 私毎日通ってるわ!

レフュージアさま
当日券は窓口ひとつきりでこっそり売ってたみたいなんですよね。あんまりアナウンスもなく。また来るといいなあ、ディラン。日本に少しでもいい印象を持って帰ったんだといいんだけどな。
レフュージアさんもギター弾きでしたっけ? なんか多くなってきたな、ギター弾きが。深夜の時間帯は、大音量はとりあえずやめとかないと以降の生活がいろいろ難しくなりますよ!

No title

この間から思っていたのですが、にあさんのその引きの良さは一体何処から・・・?ピンク昌利(48)を見つけたなんて!
ボブ・ディランかあ
私、ボブ・ディラン全く知らないですが絶対生で見たいんですよ。早く気づけば良かったです。また来て欲しい。
悔しいのでアイム・ノット・ゼア借りて観ます。

No title

いいな、チロル!いいな!
自分ごときのディラン好きじゃ行っちゃいけない気がして、ライブには行かなかったけど・・・というかチケットの金額に引いた時点でやはりその資格はなかったのだろうけど、やっぱり羨ましいです。
ベストに入ってる「All Along The Watchtower」の始まりのハープがたまらなく好きなんだけど、ライブでは全然あんなふうには演奏しないんですよね?原曲に近いものを素直に聴きたい、と思う自分は結局その程度の深さのファンということなんだろうなぁ・・・。
真島さん、やはり甲本さんと仲良く並んでいたようですね。いくらパーカーが目立つからと言って、mashimania さんには【真島アンテナ】があるんですか?

No title

かちゃん
「引きの良さ」って……ピンク真島(48)って……。
私もそんなにものすごいファンというわけではないのだけど、ミーハーはミーハーで漂っているといいこともあるね。また来てくれるといいなあ、ディラン。

bambiさん
チケット高いよ。私もせっかく連続公演だから2回くらい行くのもいいなと思ったし、2階席がよかったけど、やっぱり1階でも高くて、2階席なんて無理、ましてや2回行くなんて絶対無理と思ったよ。

「All Along The Watchtower」はやたらロックンロールになってた気がする。盛り上がるけど、曲のアレンジはどれもこれも原曲とはかけ離れてるよ。

【真島アンテナ】がついてる人はね、きっと偶然、出口で会えたりしちゃうんだってば。そういう人いるじゃん。私、けっこう同じライブ行ってるはずなのに、そんな幸運1回もないよ。遠くからあなたを見つめるだけ……ラブ真島……。

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