ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アリス・イン・ワンダーランドについて、実はまだ考えていた。


・こうしてやたらと下らぬ駄文を連ねているのはあのひとたちにとんと動きがないからさ。何かあるんじゃないのかなあ、って毎年ざわざわする6月9日も、ブルーハーツのほうでは何やかやと活発なものの、肝心の「現在の」彼らはまた冬眠中なのか、じーっと押し黙ったままピクリともせぬ。真島さんは初夏の陽気に誘われてフゥラフラと下北沢などを流している様子ですね。昔の友達に会ったり、新しい友達が出来たり、あれこれ交友関係を広げていらっしゃるのかしら。退屈なのね、きっと。

・真島さん「アリス・イン・ワンダーランド」は観たかな。観たろうな。ヒロトさんもそうだけど、ティム・バートン好きそうだし。私が最初にあの映画を観て抱いた感想は「なんかいまいち気にいらねえな」だったんだけど、自分でいったい何がそれほど気に入らぬのかわからないのが気に入らなくて、ずーっとしつこく考えていたのだよ。それで最近やっと答と呼べそうなものにたどり着いたので、簡単にそれを記しておこうと思う。公開からだいぶ経ってもうかなり観たという人も多くなったろうから、ネタバレを気にせずに書くが、よろしいな。

バートンという監督は、物語の中にある種の思想を埋め込むのがお得意だから、うっかりすると見逃すんだが、かなり父権思想というか、もう少し極端に言うなら男尊女卑というか、映画の作り方に関してはそっちの考えを強く持っていると思うんだ。大体において彼の映画というのは「父ー息子」の血のお話で、そこに娘や母親、女性はあまり介在しないんだな。「チャーリーとチョコレート工場」のウォンカさんの生い立ちしかり「ビッグ・フィッシュ」だって露骨にそうでしょう。「父と息子」という、現在の「男」を中心とする家族制度の、いわば男根主義あからさまな映画の祖が「スター・ウォーズ」だったりするわけだけど、ティム・バートンは御伽噺の姿を借りて上手に隠れつつも、実はかなりマッチョな考え方が底にある映画を作るなあ、と私は常々思って、ちょっと呆れてもいたんだね。ここまでがまず、前置き。
それで、今回のアリス。これは少女とは行かないまでも、当然の如く女性が主役を堂々とはる、バートンにしてはそもそも珍しい映画なわけです。3Dとか、そういうことより、物語の行方に私はかなり期待した。でも、父権主義とかそういうことぜんぜん考えなかったとしてもよ? どうよ、今回のアリスの、主役としての影の薄さ。みんなアリスよりも衣装とかねことか帽子屋とかを見ていたんでしょう。で、アリス以外に出てくるこの映画の主だった「女性」の姿って、どうよ。
アリスの母と姉→アリスの意志を聞かずに婚約パーティを開く自分勝手な人たち。赤の女王→ヒステリーで人を殺してばかり。白の女王→なんかふわふわしていて、見るからにお姫様。自分で戦おうとはしない。
もう、誇張されたうえいろいろ極端すぎる「女性性」の悪い姿、なんだな。
おまけに主役のアリスの「その後」。ラスト、バートンが作り上げたアリスの行く末、ね。たぶんあれに私はいちばん違和感を感じたんだよ。だって彼女、死んだ父親の後を自分が継いで、ビジネスをやりに海に出るわけですよね。これはアリスの「社会的自立」のシーンだ、という意見がたくさんあったけど、「女性の社会的自立」と「男性の仕事に女性が進出すること」とはこうして混同して、さらに美化されるとまずいなぁ、と私は思うよ。だいたいさあ、ワンダーランドの冒険と同レベルのものとして「現実に戻ってもアリスは冒険を続けました、めでたしめでたし」みたいに、やたら晴れがましくアリスの出航が描かれているように私は受け取ったんだけど、男性だけがやってきた仕事(この場合、船乗り)は面白いから女性もやってみて、それはとてもかっこいいことです、サクセスへの道です、という文脈には既に「男性のやってることがいいことだ」という父権主義の影が射しているわけですよ。「女が男のように仕事をし、どんどん強くなる」というのはいままであった男の社会の完全な模倣でしょう。この映画の場合、余計に、ワンダーランドでの冒険に比べたら、この現実でのサクセスはあまりに小さすぎるだろうに……。私はこのいかにもバートンらしい「やってくれたな」感のあるラストにはまず強烈な違和感を感じたし、いろいろ考えたいまでは、はがゆい。なんかもう少しいい形でアリスの「社会的自立」を描く方法はなかったのかしら、と思う。でも、バートンはこれ、わざとやってんな。

というわけで「アリス・イン・ワンダーランド」に私が感じた違和感の正体は、女性を主役に据えた場合にさえ(女性が主役だからこそ、というべきか)強烈に現れたバートンの男根思想、ということでしょうか。……こういう考察みたいなやつは自分の頭でこね回しているときは面白いけど、いざ文章にするとなんだか羞恥のほうが先にたつなぁ。なに難しいこと考えちゃってんだこいつ、きっとよっぽど暇なんだろうね、という恥ずかしさ。ほんとうはこんなものを書かずに、真島さんと一度でよいのですごく内容がない、とことん頭の悪い会話を交わしてみたい。「あたしのこと好き?」「うん、好き」「ほんとに?」「ほんと」「どこが好き?」「ぜんぶ」みたいな。キャッ。今日も順調に気が触れております。

・ああ、続けてツイッターの同時代性/非物語性についての考察や、エロスTシャツについての締めを書こうと思っていたのに、アリスについての文章が明らかに長すぎたじゃないか!

コメント

No title

ぼくはお話のいみがよくわからなかったので、これ以上がんがえるとあたまがRockじゃなくてPunkしそうなのでにあさんのかいせつたのしく読ませてもらいました。
でも1つ思ったのは白のじょおうはとても は ら ぐ ろ い と思いました。

じょうちゅうひろとすきー(4才)

No title

じょうちゅうひろとすきー(よんさい)くん
こんなじいてきなぶんしょうを、いっしょうけんめい、よんでくれてありがとう。じいってなにとか、きかなくていいよ。よんさいにはまだはやいよ。
しろのじょおうは、わたしもはらぐろいとおもうよ。しろいくせに、はらのなかはまっくろです。しょうてんでいうなら、らくたろう(きみのせだいだと、えんらく)だね! 
よけいわかりにくいことをかいてしまったかな。きみは、よんさいのくせにろっくとぱんくをわかってて、とてもかっこいいよ!

No title

なんと高尚な見解なんでしょう...。難しいよー(ノ_・。)ニアさん色んなこと考えてるね。あたしの使ってない脳みそ半分あげたい。えっと、一応映画観た者としての感想はw私は、アリスが甲冑着て闘うっていうのが、そもそもちょっと...。ニアさんが以前仰っていたように、(私は本読んでませんが)アニメアリスとかも言葉遊びがおもしろくて。閃き・ラッキーで問題解決していたとこが好きなので今回の設定がどうもしっくりきませんでした。ビッグフィッシュのファンタジー?な所がアリスにももっともっともーっと欲しかった。でも現実は結婚する歳のアリスなんだから、キャピキャピのんびりするだけじゃダメなのか?そーなのか!?って感じです。帽子屋ジョニーが「帰っちゃうの?」って聞いた所で、きゅんきゅんしました。あの一瞬で。ジョニーすぎょい!!(超ネタバレすみません....)

No title

どうでもよさそうなことをごちゃごちゃ考えるのが、なんか好きなんですよ……。
全身ブチさんが仰ってる「閃き・ラッキーで問題解決していたとこが好き」っていうの、すっごい解ります! もっと偶然とか、ラッキーがたくさんあっても良かったですよね、だってワンダーランドだもん! って思います。だいたいどうしてアリスをわざわざ19才にしちゃったんだか、それが疑問……。
帽子屋ジョニーのあの一言は、ジョニーが少しでも好きな女子はみんなキュン! でしょうね~。でもさ、そのあとのダンスが……いまいちイケてなくない……?

No title

ありゃー。完全にダンス忘れてたww恥ずかしいことは極力忘れようモードが作動したんだな。素直にステキ★って受け入れられない恥ずかしい設定とかありません?私は、サウンドオブミュージックとか問題なく「一緒にアデュー?アデュー?ってしたい!」とか思えるんだけど。「ダメー!あんな家あったら怖えーよ。何するにも歌って踊りやがってよー」って方が居るように、受け入れられぬこっちが恥ずかしくなる何か....。あの、ダンスにはその何かが満載でした...。暗闇で顔ひきつってたかも。

No title

私はジョニー・デップという人をたぶん人並み以上には好きなのですが、それでもあのダンスは受け入れがたいモノが……。忘れたくなる気持ちはよくわかる。だって私もあそこで「(゚Д゚)ハァ?」ってなったもん。ある意味、アリスインワンダーランドいちばんの驚愕。クロマニヨンズを受け入れている時点でかなりその手のストライクゾーンは寛大と認識している私でも、あれはちょっとね。え? クロマニヨンズと比べるなって? 

No title

ぼくでっぷさんにあこがれているんですけど、あのだんすはみててはずかしかったです。
ねことかうさぎとかが「おどるの?ひゅーひゅー」みたいなとこいったときは、うぁーおどるしーんいれるんだ。とびっくりしました。
あれは 極 寒 でした。おうべいのひとは、あれをみて「ひゅーひゅー」ってなるんですか?

じょうちゅうひろとすきー(4才)

No title

じょうちゅうひろとすきー(よんさい)くん
こどもからおとなまで、びょうどうにはずかしさをあたえるなんて、やっぱりでっぷはすごいひとだね。じょうちゅうひろとすきーくんはよんさいなのに「極寒」ってことばはかんじでかけるんだね。

おうべいのひと(おなじみBill・かめい)にきいてみたら「(´ー`)┌あれはないよ」っていってました。やっぱり、やつらもなんでもいいってわけではなさそうです。

ましまにあ(3才)

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://howlincats.blog114.fc2.com/tb.php/417-c20c3d74

 | HOME | 

Calendar

« | 2017-06 | »
S M T W T F S
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

Monthly

Categories

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Appendix

ましま にあ

ましま にあ

Hey ho,let's go!

ましまにあと直接連絡を取りたい方は
mashimania(´・ω・`)hotmail.co.jp
(´・ω・`)を@に進化させて下さい!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。