ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

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映画紹介「サボテン・ブラザーズ」


映画の邦題が「サボテン・ブラザーズ」で、原題は「スリーアミーゴス」。思い出すのは「踊る大捜査線」の青島刑事の上司である、あのおちゃらけた3人組のあだ名。なるほど、この映画からつけたのだな。それほど有名な映画ではないはずだが、くだらなさ極まったこのコメディをひっそり愛する人は多いようだ。


映画がまだ無声時代だった頃のお話。西部劇のヒーロー「スリーアミーゴス」の3人は、ハリウッドの映画会社をとうとうクビになってしまう。だがそこへ映画の彼らの活躍をホンモノの記録であると勘違いしたメキシコの小さな村から、助けてほしいという要請の手紙が彼らの元へ。まさか本当の悪党と戦うことになるとは知らない3人は、その手紙を「自分たちに公演に来てほしいのだ」と思い込んで意気揚々と現地へ・・・・・・。


いわゆる一世を風靡した「西部劇」ではクールに決めるべき部分を思い切り外し、王道の西部劇では見せてはいけない部分を面白おかしく書き込んだパロディに近い作風。勘違いが勘違いを生んで、取り返しのつかなくなっていく様はなかなか笑える。映画の世界が現実に少しずつ滑り込み、現実が少しずつ映画の世界に滑り込んでいって(暗号っぽい道案内の言葉である「歌う木の側で呪いを唱え、透明の騎士についてゆけ」がそのまま画面で展開されるシーンがシュールですごい)それでも構わず、物語がぐいぐい進行するのが素敵。

しかしこの映画がただの馬鹿馬鹿しいコメディに落ちないのは、やっぱり「まがいものがホンモノに変わるシーン」がどうにも泣かせてくれるから。
「ここなら僕たちは偽物じゃなく、本物になれるんだ」
足で地面に線を引き、
「この線からこっちは男、そっちはネズミだ。どっちになるんだ?!」
ああそうだ、ヒーローとそうなれなかったものの境目なんて、本当はそんなもんかもしれないよね。自分の足で引いた線を飛び越えるか、飛び越えないか、たったそれだけ、でも、たったそれだけをできない人って、なんて多いんだろう。「おまえはどうする?」って問いかけられている気がしたよ。それでもヒーローになりたいかい? ネズミのように生きるのか? そのたわいない、なにげない一歩を踏み出した原動力こそ、「映画の中の超・かっこいいスリーアミーゴス」に、他の誰よりも彼ら自身がきっといちばん憧れていた、その強い強い思い。カメラに向って見得を切るスリーアミーゴスの眼差しは、リアルも非リアルもぶっとばしてきらきらと輝いて。

「夢は必ず叶うんだ」という言葉はもうずいぶん使いふるされて、いかにも嘘っぽくなってしまったけれど、それでも必死でなにかに憧れて、こんなにも何かが好きだったり、馬鹿馬鹿しいほど焦がれたりすることは、決して悪いことじゃない、と教えてくれる映画。
今回この紹介を書いている途中で色々調べていて、なんとヒロトがこの映画で、上に書いたまったく同じシーンで感動したことを話していた記事を見つけ、すごーく嬉しかった! 


実はよく似た、同じような設定で「ギャラクシー・クエスト」という映画があって(こっちの映画は、なんとSFもののテレビシリーズの主人公たちが、本物の宇宙戦争に巻き込まれる話。「スタートレック」知ってると、よけい面白い。トカゲ・ヘッドにかけて!)私は話としては「ギャラクシー・クエスト」のほうが良くできているかな、と思うんだが。ヒロトさんは「ギャラクシー・クエスト」は観たかな。いつかこの2本の映画について、話をしてみたいものです。

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