ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

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水木しげる米寿記念「ゲゲゲ展」

ゲゲゲ展

松屋銀座で開催中「ゲゲゲ展」行ってきました。「ゲゲゲの鬼太郎」の前身である「墓場鬼太郎」がダークで好きです。最近の鬼太郎は可愛すぎやしませんか。不気味さや、人間とは相いれない部分をちょっと残してこその幽霊族の末裔、鬼太郎だと思うのですよ。可愛けりゃいいってもんじゃねえぞ。

この「ゲゲゲ展」、なにもゲゲゲの鬼太郎だけというわけではなく、水木しげるさんの他作品「河童の三平」や「悪魔くん」の原画や、彼の手による妖怪絵画なども飾られていて、水木しげるさんの妖怪に対する愛を堪能できる。「ゲゲゲの女房」が大ヒット中のせいか、展示を見に来ている人たちには年配のご夫婦なども多くて、最近の松屋銀座の企画展の中ではいちばんの混みようだったのじゃないかしら。


「河童の三平」から「悪魔くん」までいろいろ原画を見ていて思ったのだけれど、初期と後期で水木しげるさんは筆致がほとんど変わらないのね。細密画みたいな背景と、そこにポンと現れる妖怪。くっきりした現実とそこに溶け込んでいる怪異、有り得ないもの。水木しげるさんの描く妖怪はどれもこれも妙にずしっと持ち重りがして、変な言い方だけど、この人は実際に見て妖怪を描いたんじゃないかしら、と思うほどだ。絵によってそれぞれに、闇の色が違う。ベタの塗り方が濃かったり、薄かったり。ほんとうの夜や、本物の闇を知っている人なのだと思う。闇の中になにか恐ろしいものの姿を見出してしまう人というのは、自分が夜の一部になってしまったんじゃないかと思うような暗さや深さをもよく知っている人だ。

やっぱり「鬼太郎」のコーナーがいちばん混んでいて、人だかりがしていたので、ふらふらと行ったり戻ったりして空いたところから見ていたのだけれど、コーナーの真ん中に「要石」という、鬼太郎がそれに触れてしまって石になる話をオブジェにしたものが置いてありました。この要石にはロゼッタストーンみたいに全面にびっしり象形文字のような彫刻がしてあって、それをぼんやり見ていたら、そこに立っていた警備員さんが「目玉のおやじがいるんだよー、探してごらん」と声をかけてくれました。要石をぐるりと一周して探してみたら、あらほんとに目玉のおやじを模した絵が。ほかにもぬりかべやいったんもめんも。ニコニコしていた警備員さん、このフレンドリーさがなかなかステキ。

原画・原稿の展示も時代を追ってみていくと実に面白いのですが、水木さんの描いた全国妖怪絵のコーナーが素晴らしい。それぞれモノクロ版とカラー版と2種類あって、同じ絵でもぜんぜん違って見えるのが不思議不思議。日本の妖怪ってほんとうにたくさんいて、その中にはなんだか意図が不明なのもいるでしょう。私はそういうやつらがすごく好きなんだよね。妖怪は妖怪らしく、というならやっぱり人を呪ったり祟ったりするのが妖怪としての本筋なんだろうけれど、そうじゃない、なんかわけわかんないやつが昔っから好き。子供心に「こいつは何が怖いんだろう」とずっと思ってたのは「あずき洗い」ね。面白いよね、あれ。あずき洗う音させてるだけのやつね。それは妖怪なのか? 近隣のババアでは?
今回も岡山の妖怪として「すねこすり」というやつの絵があって、こいつは雨の降る夜に脛をこすって歩きにくくさせる妖怪だそうです。怖くないけどすごく邪魔。発想が子供のいたずら。もう、こういうやつ大好き!! この寛容さが日本の妖怪のいいところだよね。ものすごく怖いやつもいて、怖いだけじゃないやつもいて、有象無象がわちゃわちゃしてる感じ。人を呪い殺すやつもすねこするやつも同列に「妖怪」として扱われる区分。いいなあ、私、生まれ変わったらすねこすりになりたい。すねこすりになって、岡山の妖怪だからあのヒョロヒョロのすねをこすりこすりして「歩きにくいー!! すねこすりが出たー!」とか言われたい。
いや、戯言はともかく、すねこすりなんかの背後には、私は「遠い昔にもやっぱり居ただろう自分みたいなやつ」の存在をかぎ取るんですよ。とてもいい加減で、ろくでなしで、でも人の話に首を突っ込みたがる物知りぶった、ちょっと変わったユーモアがあるかもしれないやつ。村の仲間に「雨の夜歩いているとさ、脛のへんこすられた感じみたいになって歩きにくくね?」って言われて、
「それはおまえ、アレだよ。……妖怪すねこすりだよ」
「すねこすり?! マジで!? なにそれ!?」
口から出まかせ言っちゃって、すごい雑な設定の妖怪誕生させちゃったのに、案外、そういうのが根付いたりしてね……。「そういうやつ」を笑いとともに広い心で受け止める余裕のようなものが、妖怪におけるすねこすりという存在にも、村の中ですねこすりを作ったバカにも、温かく降り注いでいる気がして、ほんとうにいい。また水木さんの描いたすねこすりは丸まったねこみたいで、これもまた何やら可愛らしい。

最後に水木しげるさんの米寿にいたるまでの年表などがあり、熱心に見ている人が多かったですよ。ドラマ通り、ずいぶん遅咲きの人なのですね。写真の顔が確かに自画像に似ている……。結婚式の写真を絵にしたものは、綺麗な奥様までどこか妖怪じみて描かれていて微笑ましいです。海外に行くときにかぶって行くという帽子の裏に奥さまの字で「水木しげる」って小学生みたいに名前書かれてて、可愛いわ。近年のインタビュー映像なども流れていましたが、とってもお元気そう! 

ゲゲゲの土産。

それでまたいろいろお土産買っちゃうのね。ポストカードとか便箋とか。

ゲゲゲのクッキー。

鬼太郎の顔のクッキー、どこから食べればいいんだろう……。

(ものすごくどうでもいいこと)
……水木さんの絵をたくさん見てて思ったのですが、ヒロトさんとマーシーをじょうずに漫画にするなら、水木しげる風の絵だな。てゆうか、あの独特の墨の「ひぃぃぃぃぃ」っていう叫びを発して逃げ回るサラリーマンの顔はぜったいマーシーに似ている。誰か水木ふうに似せて描いてくれないかしら。あのふたり、たぶん人間よりも妖怪に近いと思う。

コメント

以前アート展に行った際、水木しげるさんのカラー原画を見ました。凄く素敵な妖怪だらけの絵でした。
値段を見るとすごいことになっていてビビリましたが、画廊の亭主曰く今は買い時だよ!と。
買えねー。

あ、マーシーとヒロトを漫画にするなら水木しげる風がいいですね。同感。だれか描いて。

俺に言ってるだろ

水木風ヒロト×マーシー、
完全に俺様に言っているだろう。←自意識過剰

おい! 鬼太郎!

常駐ヒロトスキーくん
水木さんの描く妖怪はどことなくユーモラスで愛にあふれていていいよね。うちは父と母も水木しげるさんの絵が好きで、ずいぶん前から実家の玄関には鬼太郎の絵が飾られているよ。尋ねてきた人は大抵驚くよ。
クッキーはやっぱりおやじからですか。こういうの、いつもどこから食べようか迷う。鳩サブレも頭から食うやつは鬼畜だと思う。
きみの美しい写真のHP、ほんとにアドレスが「jhshift」っていうんですね。

tokageさん
貴様に言っているのです。せっかく素敵ペンタブを買ったんだから、描けばいいじゃない!! うふ、楽しみに待ってます☆

ぎゃー!いーなー。東京は!うらやましー!
なんて悔しがってたら、これ大阪にも来る・・・のですね。
・・・いってきます・・・。(でも、混むだろうなぁ)

水木さんの絵、私も好きです。
怖いのと、のほほんとしたのが両方あって。たまらん。

ああ・・・色々買ってしまいそうでこわい。
だって、妖怪達が悪さをして買い物させようとするんでしょう?
妖怪には勝てないもんね。しょうがないわー。ふう。(ため息)

ぷにすけさん
東京では入場までかなり待った日もあるようですから、行くなら早めの時間をお勧めしますよ~。原画などを見られるチャンスはなかなかないので、水木さんの絵が好きならきっと楽しいと思います!

私も妖怪のせいでお土産はほんとに色々目移りしてしまいました。うちわとか手ぬぐいも可愛いんですよ。会場にいた人はみんな取り憑かれてしまったようで、いっぱい買い物している人が多かったですよ。妖怪のせいだもん、しょうがないよねー、ふう(ため息)。

鬼太郎って名前は怖いですよね。桃から生まれた桃太郎みたいに鬼から生まれたから鬼太郎なんですかね?!

あと話し変わるんですけれど、今日本屋にまだブルーハーツのムック本があり私が見てたら友人があること教えてくれました。
プロフィールの真島さんの苗字の読みがまじまさんと表示されてた事を・・・。
知っていたら、すいません。 まじまさだから本当のあだ名はマージーですよね。

近隣のババア・・・わたし?

私が小さい頃、漫画が怖かったんです。

鬼太郎、妖怪人間ベム、バビル二世、とか夕方薄暗くなった頃放送されていて、画面のトーンがモスグリーンな感じで怖かった。(カラーTVだったと思うけど・・・)
怖がりの私は仮面ライダーショーの蜘蛛男が出番待ちでタバコを吸っているとこに出くわし、本気で泣きながら逃げました(小学三年くらい)笑

こんな調子なので可愛いとは思えなかったなあ・・・。

花さん さん
鬼から生まれて鬼太郎ならかえってわかりやすくて可愛らしくないですか。人から生まれて人太郎のほうが私はなんか怖いです。

「まじま」は時々間違われてますよね。その場合のあだ名は「マージー」じゃなくて「マジー」ですね。そして女性っぽいしぐさの振付師さんと混同されてしまう、という末路をたどります。
「ましままさとし」は濁音がないから清々してていいんですよ。「こうもとひろと」もそうですけれど、けっこう珍しいと思うんですよね、たいてい日本の苗字って濁点が入る場合が多いし。おまけに「こうもとひろと」はほとんど母音がOという快挙。なかなか美しい名前です。私は彼らの名前もこよなく愛しています。

ひろにゃんさん
あなた、そんなに頻繁に川であずき洗ってるんですか。

ひろにゃんさんの挙げたテレビ番組の流れは確かにちょっと怖いですね。でもいまのアニメの鬼太郎、可愛いんですよ! 猫娘とか萌え系で。もう少し怖くてもいいのになあ、と思ってしまうんですよね。

ところでハウリンキャッツの皆さんとクロマニヨンズのライブに行く夢を見てしまいました。会ったことある方もない方もほとんど全員夢に出てきて、ワーワー言ってました。夢が思い通りに叶ったら素敵だなあ。

水木風

水、木、風

tokageさん
「みずきふう」って漢字で書くと綺麗ですねぇ。陰陽五行思想みたいです。
水木風、ありがとうございました! 本格的なのが来たのでビビりましたよ。す げ え う め え 。
これ「ハウリンキャッツ」でも記事にして飾るんで待っててくださいね!

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