ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

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映画紹介「ゴーストワールド」


はじめてこの映画を薦められ、題名を聞いたときにはどんな恐怖映画なのだろうと思って、レンタルビデオでも「ホラー」の棚ばかり探して、ないなぁ、と思っていたのだが恐怖映画にあらず。高校を卒業したばかりの女のコふたりのほろ苦い青春映画なのだな。題名の「ゴーストワールド」というのも、子供から大人への移り変わりのなんだか訳わかんない時期、それを称している、らしい。


高校を卒業しても親友同士のイーニドとレベッカ。二人は進路も決めないままに、子供じみたいたずらなどして遊ぶ日々。でも、レベッカは自立のために仕事をはじめて、イーニドにはいけてないけどほんの少し気になる男が出来て。少しずつ狂っていく友情、何をどうしたいかもよくわからない自分を持て余すふたり……。「青春」とカンタンに言うには余りに痛々しい世界。「ぼくは20歳だった。でもそれが人生で一番美しい年齢などとは、誰にも言わせない」ポール・ニザン著『アデン・アラビア』の冒頭の文句が頭をよぎる。


もちろん彼女たちのファッションや映画の舞台の風景もとても洒落てて綺麗だ。でもこの映画に関しては、やはりその内容の鋭さについて語りたい。何はともあれ反抗していたあの頃。斜に構えて皮肉にものを見て大人が汚くてでもずっとこのままは嫌で自分に才能があると信じてだけど本当は無いことも知りはじめてて、お金はないのに体力と性欲だけは有り余ってたりして、なんて残酷な若さ。女のコのそういう若さとモラトリアムを、この映画はよく掬い上げて描いている。

未だにこの映画を見かえす度に心の奥がひりひりと灼けるように痛い私は、もしかしたらまだ青春の中にいるのかもしれない。時々は思う。私にも、イーニドが乗っていったようなバスが来ないかと。もし来たら、私はそれに乗って行くだろうか? 

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