ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

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推しメンは当然、真島さんです。



ツアー始まってホンモノの彼らに会えるのに、こんな妄想を書く自分はどうかしている。そしてこれを読んじゃってる君も、とっくのとうにどうかしているのだぞ。みんなでどうかしているのって、楽しいね!(開き直った)

とある聖夜の甲本浩人
とある年始の甲本真島
とある睦月の甲本浩人
とある大寒の甲本真島
とある立春の真島昌利
とある猫の日の甲本真島
とある誕生日の甲本浩人
とある発情期の真島昌利
とある皐月の甲本浩人
とある新居の甲本真島
とある文月の甲本真島
とある真夏の甲本真島
とある中秋の甲本浩人
とある神無月の甲本真島

どうなってんだ! の第15弾。毎回毎回「おれ、次で『とある』のシリーズを終わらせて、国へ帰って実家を継ぐんだ……東京はおっかねえよ……」と思うのですが、月末が近づくと、なんか押さえきれない妄想が。病気だよ、病気。


年末に向けて、飲み会が増えてくるのがやりきれない。早くうちに帰って、甲本ヒロトと真島昌利とのびのびゴロゴロしたいと思う。今年は奪い合いにならないようにちゃんと3組、肌触りのいい毛布も買ったし、ホットカーペットも準備万端だ。外で誰と飲むよりも、思い思いに寝転がる甲本ヒロトと真島昌利を眺めながら飲むビールやワインがいちばん美味しいと思ってしまう。「ああ、もう帰りたいなあ」という重い心を抱えて、どうしても断りきれない飲み会に参加しても、たいして面白いこともない。少し酔ったのか、きわどい下ネタに答えるようになった初々しい後輩に群がる男性社員をちょっと面白く見物しながら、11月のお月様の色によく似たジンライムを啜っている。もともと、上手に話題に混じったり、媚を売ったりできるほうではない。かえりたいなあ、と思う。かえっちゃおうかなあ。そんな自分勝手なことばかり思っているから、余計に面倒くさい飲み会になったのかもしれない。

なつかしいとか、あまずっぱいとか、そう感じる余裕もなかった。
肩に手を置かれて、何気なしに振り返ると、そこには2年ほど前に付き合っていた元・恋人の笑顔があった。

よくある職場恋愛というやつだった。彼はふたつ年上で、先輩だった。仕事上での尊敬が、やがて恋心にすり替わった。会社の誰にも知られないまま、1年ちょっと付き合って、別れた。彼が転勤になったのだ。遠距離恋愛に耐えられなかった。結婚の話が出たことはなかったし、例えそんな話を持ち出されても、私には彼についていく気持ちにはなれなかったろうと思う。人懐こい魅力があって話もうまいけれど、その場しのぎの言い訳や嘘を、自分では誠実な姿勢だと信じているかのように口にするときがあって、時々喧嘩した。でも、彼のことは好きだった。すごく、好きだった。
「……なんでいるの」
「久しぶりに会ったのに、なんでって、ひどいな」
来週からちょっとこっちで研修、と彼は笑った。さっき会社に寄ったら、部の飲み会があるって言うから駆けつけたのに。彼の久しぶりの姿を認めて、会社のみんなが口々に何か言っている。自分が思ったよりも眉をひそめた険しい表情だったことに気づいて、慌てて手元のお酒を飲んで落ち着こうとしたけれど、妙に動悸がした。
「会いたかったんだよね」
「は?」
お酒に酔ったからと言って、べたべたと体に触れられるのが嫌いな私の性格をよく知っていて、彼はもう一度私の肩に強く手を置いて笑い、そのまま引っ張るとわあわあ騒いでいる社員たちの輪の中に連れて行った。こういう強引さが愛しかった時期もあった、と思い出したら、思い出してしまったこと自体になんとなく腹が立って、またごくりとお酒を飲んだ。


「送るよ」「いいよ」「バカ、じゃあどうやって帰るんだよ、ほらタクシー乗れって」「あれっここどこ」「……酔っ払いめ。いいから乗れ。あ、おれ、こいつ送って帰ります」「なんか、あんた、やだよう」「他のやつよりマシだろうが。どこ住んでんの。前と同じ……じゃないよな?」「……引っ越した」「……ですよねー」「でも、あの部屋からあんまり遠くないとこ」「……そうなんだ」


ちょっと飲みすぎたのだと思う。タクシーの後部座席で、流れる景色が引く光の線が綺麗でぼんやり見つめている間に、元恋人の肩にもたれていることに気づいた。まだ付き合っているような錯覚に陥ってしまう。……ずっと付き合っていたような。ひどくめまいがする。軽く手を握られる。寝ているふりの彼の息が首筋にかかるのを感じる。……調子のいいやつ。この行き場のない時間を、どうにかしてやり過ごそう。少し動いたら、何か始まってしまいそうなこの時間を、どうにかしてやり過ごそう。


マンションの前まで送ってくれた元恋人は、タクシーの中から少しおどけて手を振った。
「まさか、上がってく? とか言わないよな」
言うか、と答えて、私も小さく手を振った。
……タクシーから一緒に降りてしまうとか、お茶を飲みたい、とか露骨なことを言われたほうが、私はきっと、あなたをもっとちゃんと嫌いになれたんだろう。


電車ももうなくなった時間、お酒を飲んでこれほど遅く帰るのは、甲本ヒロトと真島昌利と暮らし始めてからはじめてかもしれなかった。さすがにもう寝ているだろう、と思い、そっと鍵を回して扉を開くと、玄関を入ってすぐの廊下に、もこもこ丸いものの姿が見えた。ぎょっとしてもう一度暗い廊下に目を凝らすと、それは毛布を頭からかぶってひざを抱えた真島昌利だった。体のほうが先に動いて、もう物音もかまわずに、靴も脱ぎ散らかしたままで部屋に上がって手を伸ばした。ずっと待っていたのだろうか、と思うと、遅い後悔の念が湧き上がってくる。ごめんなさい。ごめんね。
少しうとうとしていたのかもしれない、真島昌利は私に気づいてちょっと嬉しそうな顔をしたが、そのあとぴたりと動きを止めた。抱きつこうとした私の腕を自分の腕でふさいだままで、私の髪や、顔や、耳の辺りに顔を近づけて、匂いを嗅いでいる。やわらかい真島昌利の髪が私の頬をくすぐったく行き来する。きっと嗅ぎとれるのは、お酒と、煙草と、あと……なんの匂い? なんだか後ろめたくて、へんな汗が出た。脳髄の中に揺れているアルコールも、一瞬、すっとさめていく。
真島昌利が急に顔を引くと、私の腕を取ったまま立ち上がった。頭の上から毛布が音もなく滑り落ちた。有無を言わせない強い力に、私もよろよろしながら立ち上がる。膝ががくがくする。そのまま真島昌利は、私をバスルームへ連れて行った。乾いて、しんと沈黙だけがたまったバスタブに、服を着たままの私を無理やり放り込むと、銃のようにシャワーを構え、真島昌利は思い切り蛇口をひねった。

つめたい、と叫んでも、服を脱ぐから待って、と頼んでも、真島昌利は容赦してはくれなかった。シャワーは徐々に温かくなっていったけれど、着ていた洋服はぐっしょり濡れた。呆然としていると、降り注ぐシャワーの中で、真島昌利は自分もびしょぬれになりながら、豪快にシャンプーの容器を逆さにして私の頭に塗りたくって痛いほどの力で泡立て始めた。なにか話そうとしても、真島昌利の姿を見ようとしても、目の前をつるつるシャンプーまみれの水が流れていくので、目と口を閉じているより他にどうしようもない。そのうちにまた強い水圧のシャワーを頭からぶっ掛けられた。

「……ごめんなさい」

バスタブの中にへたりこんだまま、やっと、そう言った。髪から睫毛から唇から、雫はいっせいに震えて落ちた。真島昌利は怒っていた。本気で、怒っていた。濡れた髪が蒼白の頬に張り付いて、大きな瞳は射るようにまっすぐ私を見下ろしていた。着ているTシャツが濡れて肌が透けている。流し切れていないシャンプーの泡が芳香を放って真島昌利の足元の排水溝に渦を巻いている。

「ごめん、なさい……」

もつれる舌をなだめて、もう一回そう言った。知らずに媚びるように聞こえた自分の声が嫌いだった。こっちに向けていたシャワーをゆっくり下ろすと真島昌利はかがみこみ、バスタブの中に自分も入ってくると、今度はさっきよりもずっとやさしく、私の髪や、耳や、頬や、首筋を自分の手で擦った。あまり一生懸命擦るので、いつの間にか手放した出しっぱなしのシャワーが床の上でスプリンクラーのようにクルクル回った。吹きあげられては落ちてくる滴のせいで、どこもかしこもびしょびしょだ。そっと手を伸ばして、真島昌利の重そうな前髪をかきあげた。私を見て、すこしだけ犬歯を唇の端からのぞかせて真島昌利は笑い、こっちに顔を近づけてくる。

あのひととはとても超えられなかった境界を、真島昌利は微笑みながら軽々と超えていく。

自分の心の中で、元恋人とのことがほんとうに「終わる」のがわかった。かなしくもなく、喜びもなく、ただすっと溶けていくような涼しい感覚だった。風船を手放した、そんな感じだ。
終わりというのは、携帯電話からあのひとの番号を消したり、思い切って引っ越したりすることではないんだ。想いが残れば、また揺れて乱れてしまう。ちっとも大丈夫じゃなかった。あの人と別れたことで私は酷く傷ついていたのだ、と思った。離れずにまとわりついたままだったあのひとの匂いを、とある霜月の夜に、まさにその字の通り水に流して断ち切ってくれたのは、やすやすと手を伸ばしてぎゅっと私を抱きしめたあいつだった。

(これから毎日毎日、ぼくだけを好きって言いなよ)

ごめんなさい。
ごめんなさい。

だれよりも、きみが好きです。


……白っぽいシャワーの霧の下で、あいつとよくない遊びをたくさんした。






一方その頃、甲本ヒロトは寝室でヤッターワンのぬいぐるみを抱きしめて、安らかな寝息を立てていた。翌日、他のふたりが揃ってかるい風邪をひいていた本当の理由を、甲本ヒロトが知ることはないだろう。


コメント

こんにちは、待っていました、「とある」シリーズ!!
ほんとにこの甲本ヒロトと真島昌利がだいすきです。


今回の真島昌利は荒々しくてやさしくて本当に素敵でした。萌えました。怒っている真島昌利。興奮します。

普段は小動物っぽくて可愛らしいのに雄を感じます。


どうかしててもかまいません、あたしは次のお話も期待します!

あぁ…
真島昌利のかわいいところもたまりませんが、そんなふうな本能的な部分ももちろんたまりません。

ふと思ったのですが、大きく分けると 真島昌利は主に かわいい と セクシー で構成されているような気がします。
多分他にもあるかもしれませんが、ちょっと頭の中が「真島昌利とのよくない遊び」の妄想でいっぱいで 考えがまわりません……。

うめえなもう

まるで月9のようなお話で読んでいてドキドキしてしまいました。
真島昌利くんはヒロト科とは全然違いますね…。
うちのヒロトなんて私が帰るとお気に入りのスプーンを持って玄関でご飯を要求してきます。
ドキドキのかけらもありません。

そんなうちのヒロトは最近おしるこにはまっています。かれこれ3ヶ月?
お餅を喉に詰まらせると危ないので小さく切って入れていたんですが、お餅をいっぺんに詰め込むんです。
危ないからと注意しても聞かないので、お餅を入れずにしるだけ器に入れるといつもより嬉しそうに食べるんです。どうやらお餅はじゃまで豆だけ食べたかったようです。

この甘い匂いにいつまで耐えればいいのでしょう?
そろそろ他のものにブームが移ってほしいものです…。

凛華さん
待っていてくれてありがとう。実は「激怒するマーシー」って、私の中でも「萌え」なんだよね……。普段から(特にクロマニヨンズになってからは)あまり感情の動きが見えない真島さんなので、物語の中でくらい、ぜひ一度怒らせてみたかった、のです。いつも読んでくれて本当に感謝。

かるちゃんさん
「真島昌利とのよくない遊び」は何パターンくらい考えつきましたか? 正解のパターン数をこっそりお教えすると、バスルームで8パターン、バスルーム以外で6パターンです。レッツ・シンキング☆(余計に頭を回らなくさせてみる)

常駐ヒロトスキーさん
あ、うちも甲本ヒロトは同じですよ。やめろと言っているのに皿をスプーンで叩いて気を引こうとします。しかし、お汁粉とは渋い甲本ヒロトですね。
……そういえば、甲本ヒロトを襲う冬の伝染病についてはお聞きになりましたか? 甘いものにも関連があるんですけど、その病気にかかると、なんだかやたらと「アーモンドチョコレート」が好きになって、そればっかり食べるようになるそうです。そんな伝書鳩……いいえ、伝染病は怖いですね。お互い甲本ヒロトの健康管理には気をつけましょう!

ふたりでよくないことをする回が好きです。

マシマシ詐欺さんの好みは存じております。

またよくない遊びをしたいです。

エロトの回はないのでしょうか。。。
「ヒロ☆ぶちさんのデート」や「ぽむぽむ」している箇所を読み返し、我慢しています。
生ーシーがセクシーにみえるのはやはり「とある」の影響?・・・にあさんの誘導?
・・・ってこんな休日どうなんだ。私。

アロママンさん
ヒロトさんとの絡みという発想がそもそもありませんでした。アロママンさんのコメントを読んで、ようやく「あっ、そういうのもありか!」と気付く始末。エロトの回、考えてみたいと思います。

生ーシーがセクシーに見えるのは、影響でも誘導でもなく、とっても自然なことですよ★

ニアさんが真島昌利といけないことする度に、
甲本ヒロトが可哀想なような愛おしいような。
ってその度に同じコメントしてるようなw

冬になるとラブストーリーとか観たくなるんです。
寒くてピリッとした空気が人恋しくさせるのかな?
あと夏の前とかもね。真夏は暑くてそんなんどーでもいい・・・。
こんなにラブなお話初めてじゃないですか??
いや、同居人とのはちょいちょいありますがねw
お!新境地!!!なんて思って、グイグイ読んじゃった♪



ブチさん
「甲本ヒロトがかわいそう」みたいなことを、ちょっと真島昌利となにかするたびにブチさんに言われているような……と思っていたら、今回もやっぱり言われてしまいました!

冬って確かに人恋しくなりますよね。ラブなお話が書きたい気分でした。自分で読んでみて「妄想もここまで来るとマジでヤバいな」と感心しました。

あ、訂正します。
「冬って確かに人恋しくなりますよね」って書きましたけど、私の場合は「1年中マシマ恋しい」でした! ずっとすきだよ!

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