ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

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5月2日/最上級のラブソングを、きみに。

武道館でのキヨシローさん追悼も終わってすこし落ち着いたクロマニヨンズ、つぎは岡山と山口でのイベントですね。キヨシローさんのライブ、私は行けませんでしたが、そうそうたるメンバーの揃い踏みですから、素晴らしくなかったはずはないでしょう。「ヒロト泣いてたよ」って、ライブに行ったともだちからメールが来ました。ステージで泣くなんて歌い手としてはどうかと思うぜ、なんてこと、たぶん彼はじゅうぶんわかってて、それでも抱えた痛みをどうしようもなかったのでしょう。相変わらず、あの人の感情はすなおで贅沢だ。泣きたいときには、どこでだって泣くんだろう、きっと。だからって他の人が痛んでないわけじゃないだろうし。世の中にはいろんな悲しみ方があるのだもの。私も、なお痛みつつ、まだ泣けない。

そんな5月2日、私は最も長い付き合いの友人に会っていました。かのじょ、もうすぐ結婚するのです。私もだいぶろくでもないほうだと思うけれど、この友人というのが私に輪をかけてろくでもなくて、中学時代からの友人たちはみんな、こいつのことを20代の後半くらいでのたれ死ぬだろうと本気で思っていました。ロックンロールと本にかけては昔から大好物で、でも、それ以外には何もできないようなやつでした。ところが案外にふてぶてしく生き残り、その生き残った理由というのが、たったひとりの男、つまりこんど結婚する相手がいてくれたから、らしい。
「10年も一緒に生きてしまったよ」
とかのじょ、かはっと笑ったね。結婚する相手とは長い長い付き合いで、まァ私に言わせれば、よくも相手のほうが愛想を尽かさず、あの自由奔放、金は遣いたい放題、仕事はきまぐれ、やることなすこと最低な女に合わせてきたものだ、と感心するよ。でもさ、学生時代から10年以上も付き合って結婚ってさ、それって、
「……ヒロトさんみたいだね?」
って私が言ったら、ロックンロールが好きな彼女ですもの、ヒロトさんとマーシーだってだいすきで、ヒロトさんと奥さまのことだとすぐにわかって、少し照れて頷いた。
「いつか『千年メダル』の話をしたのを覚えてる?」
かのじょ、急にそう言うから驚いた。ハイロウズの「千年メダル」という曲について、かのじょに私が議論をふっかけたのは、ちょうど「ああだこうだ」を書いているとき。
「よく覚えているよ」
「あのときに私は、あの歌はぜったい不倫のうただと言ったけど、いまは少しだけ、彼が奥さまにあてたほんものの恋文じゃないかという気がしている」

「愛さなくてもいいか」じゃなくて「愛せなくてもいいか」であることに。
「誓えなくてもいいか」じゃなくて「誓わなくてもいいか」であることに。
私は、かれのすなおでぜいたくなやさしさを感じる。

と、かのじょはそう言って、また照れたように笑ったよ。
それから、いつも会うときと何も変わらずに、キヨシローの話をして、ザ・バンドの話をして、ハウリン・ウルフの話をして、ドクター・フィールグッドの話をした。

帰り際にもういちど、彼女の旦那さんになる人のことを聞いた。
こないだまでエリート・サラリーマンだったその人は、いま、会社を辞めて無職だそうだ。

「おまえはこれからなにをやりたいのだと聞いたら、おれはアラブの石油王になるのだと言いやがった」

ここまで来て、アラブの石油王を目指す無職と結婚。最低のタイミングだ、とかのじょはうそぶく。私は思わず苦笑する、きみらしい、まったくもって、きみらしいことこの上ない。あまり彼とは会ったことがないので、どんな顔の人だっけ、と聞いたら、不機嫌な顔がシド・ヴィシャスににているよ、と言った。

「唇をひん曲げた不機嫌な顔をすればするほど、シドにそっくりなものだから、あいつが不機嫌になるたびに、私はつい笑ってしまうんだ」

6月9日に結婚だそうで、それもまた、とことんばかばかしくて、かのじょらしい。


どうせこっそり、読んでいるんでしょ。
まだまだちっぽけな「10年メダル」なんだから、その記録はなるべく長くのばしてね?


あぁ今夜、私にもハイロウズの「千年メダル」は、最上級のラブソングに聞こえるぜ。



コメント

69の日のJune Bride

おめでとう。
と、かのじょにお伝えください。

すてきです
たまりません。
彼女の幸せに、ドキドキします。
彼女と、その周りの人々がうらやましくなっちゃうような、6月9日。一番いいにおいの雨上がりになりますように。


少し関係のない話になってしまいますが、GIGSの5月号(ホルモンが巻頭です!)の裏表紙の裏(ややこしい説明だな…)に、彼らがちょこんとのっていますね・∀・
4弦と5弦…-ω-*

にあさん、こんばんは。
日常で誤魔化されていた‘清志郎型の穴’が、武道館でポッカリと空いてしまいました。
どのアーティストも、心のど真ん中に清志郎がいて、愛に溢れた演奏ばかり。本当に素晴らしくて、胸に響きました。
それでも、主役のいないステージはせつなく、ライブが進むにつれ、2年前に突きつけられた現実が蘇ってきてしまいました。賑やかだからこそ余計に、穴を吹き抜ける風が身に染みてしまったようです。終盤は特に‥‥。

クロマニヨンズのシンプルだけど力強い演奏は、本当にカッコ良くて、改めて惚れ直しましたよ~☆
彼らは今回も、景気付けの演り逃げ(やりにげと読んで下さいね!)を望んだのでは?と思います。でも、清志郎のライブ映像へ移るあの場面には、きっと彼らのエネルギーが必要だったのです。生と死の境界線を引くために‥‥。
「この後、いよいよ忌野清志郎の登場です!」
演奏後のヒロトからの紹介に、一瞬、奇跡が起こるような気がしました。
『いい事ばかりはありゃしない』は、崩れ落ちそうなヒロトの姿と共に、今もせつなく鳴り響いています。

ところで、アーミー&豹柄ジャケットという勝負服(?)に対し、リズム隊2人は律儀に白のライブTシャツ。もう少し、衣装の調和もお願いしたいものです!

追伸:初めて拝見するCHABOさんは、とーっても素敵な方でした。ギターの音色には、人生の全てが含まれていましたよ。

tokageさん・かるちゃん さん
どうもありがとう。
かのじょからの伝言:「37に39!!! 69な075より愛をこめて。」
だそうです。相変わらずのノリです。

かるちゃんさん、私も見ましたよ、アーニーボールの弦の宣伝ですよね。マーシーとコビー、ぴったりだと思いました。

サフィレットさん
誰かレポート書きこんでくれないかなって思ってたんです。ありがとう! 
きっと素晴らしかったと思う、でも、素晴らしければ素晴らしいほど、サフィレットさんも書いて下さってるように、どうしてそこに「あの人」がいないんだろう? っていう気になってしまうのは、あの人が好きならまったくもって当然で。
ヒロトさん、清志郎さんの呼び込みをしたんですね。切ない役回りですけど、彼はきっと声を張り上げてその役をこなしたんでしょう。

バラバラの衣装、彼ららしい。マーシーの豹柄ジャケットって、ハイロウズの頃の……? 相変わらず物持ちがいいひとだ。

キヨシローの相方ですよ、チャボさんが素敵なのは当たり前! 私の思い出の武道館、清志郎の復活祭で、彼のいちばん輝く笑顔を観たのは、チャボさんが清志郎の頭をぐちゃぐちゃ撫でたときでした。

単純なんでね・・・「あの歌はこうらしい」と聞けば
えー!?となるし「この歌はこうみたい」と聞けば
そうなの♪となる種類の人間なんですよ。
だから、あんまり「千年メダル」好きじゃなかったけど
なんだか好きになりそうw
しかも不倫ソングと言った張本人の方が!なんて。
私もそれに追随しようかな、、、、てか便乗とも言う。
結局は個人の考えで消化されてゆくものですもんね、歌とか詩って。
嫌な気分になるよりは、勘違いでもハッピーに捉えるほうがハッピーだ!

お友達おめでとうございます。
結構あたしもそういう男性好きw

ブチさん
私も単純なうえによく意見が変わるものでね……「千年メダル」は叶わない恋の歌だと論理展開していたやつにてのひら返されても、怒るより先に「そうか、そういう考え方もありかあ」と感心してしまったり。でも、今回は、ほんとハッピーでいいほうへ変わっていると思うし、嬉しいですね。

そうだ、こないだ、かのじょと賭けをしました。「何ヶ月で別れるか?」っていう、物凄く酷い賭け。「10ヶ月」「2年」と色々面白がっている仲間うちに、笑ってかのじょ、言ってましたよ。

「それなら私は千年に賭けてやるよ」

ああ、あの歌が頭の中に流れているのかなあってね、思いました。

いいなあ、すてきなおふたりですね。おめでとうございます。
スーツケースひとつでころがりこんで、そのまま10年くらいいっしょに暮らしている人が私にはいますが、全然まったくちっとも結婚のお話になりません。いつのまにか相手は50になり、私もそのうちあと何年かで三十路に突入しちゃいます。
このまま今の籍入れていない関係でもいっかと思いつつも、こういうお話を読むとちょっぴり結婚に憧れちゃいます。いいないいな、って。お幸せに!

清志郎ライブ行ってきました。2009年のフジロックのような、ほんとは清志郎はいるんだよって感じの演出。彼が自転車で会場までかけつけて、いよいよライブ!…というような映像が流れていました。途中何度もライブ映像が目の前のスクリーンに映し出されてました。もっといっぱいライブみたかったな。私は両手で足りるくらいしかみてないのでさびしいです。

おめかししたっぽいマーシーのヒョウ柄ジャケットは不意打ちでした。そうです、ハイロウズの時にも着ていたあれです。その中にはいつものロバジョンTでした。

マシマシ詐欺さん
スーツケースひとつで転がりこんで、10年くらい……って、マシマシ詐欺さんもドラマティックですごい話じゃないですか! 結婚しているとかしてないとかはともかく、一緒に暮らす人・パートナーがいるというのはとっても幸せなことだと思います。マシマシ詐欺さんも、どうかお幸せに!

清志郎さんのライブについても書いて下さってありがとうございます。清志郎さんがまだどっかで生きているかもなんて、そんな気持ち、まだ持ってしまう人も多いのかもしれないなぁ……。私もそのひとりです。
マーシーのおめかし、ハイロウズの頃のジャケットと最近のTシャツの華麗なるコラボだったんですね。着たかったんだろうな、豹柄。クロマニヨンズだとまず着ない服だもんね。

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