ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

エンケンバンド・吉祥寺ROCK JOINT GB・2011/10/30

ついに! エンケンさんを観てきたのでありますよ。不滅の男、純音楽家、素晴らしいギター弾き、カレーライスと猫が好きなあの人、私が役人ならばいますぐ国家の無形文化財指定間違いなしだ。エンケンさんについて何も知らなくても構わない、むしろ知らないで体験し、感じたほうがいいのかもしれない、彼の凄さはすぐわかる。一目見たらばその刹那から、愛さずにはいられないんだ、いのちを震わすギター弾き。

グレッチのホワイトファルコンをあんなふうにかき鳴らす男を、私ははじめて、観たんだよ。



ときは紅葉どきの吉祥寺、ヨウヨウにあさん、アンタも一回くらいエンケンさんを観たくはないかい、って誘って下さったのは「自己満足からはじめよう」のnemuriさんなり。こういう誘いにはとりあえず乗ることにしてんだ、波とか雪には乗れねえけれど、誘いにはわりあい上手に乗るぜ、ってんで駆けつけたんだぜ、吉祥寺。まあすぐ迷子になるからな、駅までnemuriさんに幼稚園児のようにお迎えに来ていただいて、今回エンケンさんを楽しむお仲間、りーさんにお初の対面。ドーモドーモ。アッチコッチのブログで、お噂はかねがね。りーさん、ハウリンキャッツもよく読んで下さってる方で、マジ、ちょっと照れた。「マーシー側にいつもガンガン行ってるから、もっとゴツい人かと思ってた!」とりーさんに驚かれたが、そーなんだ、僕、これであんがい華奢でなで肩、24歳の草食男子。よろしくね。りーさん、たぶん、猫とか犬とか手なずけたりするの、上手い人。僕、一発で懐いたもんね。もっとお話ししたかった、またあいたいな。

吉祥寺ROCK JOINT GB、地下☆チカのちいさなライブハウス、nemuriさんが取って下さったチケットってば、最前列確定の番号。nemuriさん、いま、今夜のエンケンバンドのベーシスト、湯川トーベンさんに心を奪われてんの、だから否応なく、私があんまり行ったことないアウェイのコビー側ね(クロマニヨンズ視点で)。でもきょう、スリーピースバンドだかんな、いつものマーシー側(クロマニヨンズ視点)だと、ドラム真ん前になっちゃうし。私、エンケンさんもしっかり目に焼き付けたいから、トーベンさんとエンケンさんのちょうど真ん中に陣取って、これって演奏始まったら、エンケンさん→トーベンさん→エンケンさん→トーベンさん……壊れた扇風機みたいに、首降るのでイソガシー!!

まずエンケンさん一人で出てきて、ギター1本で何曲か披露、ああ私ね、エンケンさんの曲名そんなに知らないの、だからセットリストとかは全く期待しないでね。長身痩躯のエンケンさん、たくさん傷のついたアコースティックギターを抱えて、口元にはハープ、ね、ステージの真ん中でひとりで歌うの、ギターは雷鳴のようで、彼の真ん中、奥深い真ん中の暗い暗いメインストリートから、光があふれてほとばしってくるような叫ぶ歌とギター、これがエンケンなんだ、スゲエスゲエ、とりあえず、つまんないこと言うと、ギターがめちゃウマ!!! なんなのあの指、どうなってんの? エンケンさんがもはやギターの一部なのね、楽しそうというよりは、すこし苦悶さえ感じるような顔でギターを弾くの、そして歌うの、ロックンロールって、楽しいだけじゃないんだわ。まじめに考えたり、信じられないくらいギター練習したり、くるしんだり、泣いたりわめいたり、そういうことを繰り返した人だけがその手に握ることができるわずかな、でも強い光、持ってるんだ、このひとは。
そんで、演奏はちょっと気を抜いたらばっさり斬り殺されてその挙句ミンチにされちゃいました、ほどに観客を巻き込む凄味があるくせに、話し出したらやさしくて、レコーディングしてたスタジオにいるねこのことばっかり言ってたりする、気のよさそうなおじさまなの、猫の名前、カブキ、ね、覚えちゃったよエンケンさん。だって何度も何度も愛しそうにその名前を言うんだもの。

途中からベースの湯川トーベンさん、ドラムの石塚俊明さん、呼ばれて登場、でもバンドの演奏始まっても、お互いがお互いを喰らっていくような鬼気迫る演奏、ちょっと怖いほど。こんなのもし最後まで続いたら、ほんとにライブハウス内に、ギターの音圧でかまいたち、起きる。大量殺人事件起こる。危険。でも、外は雨だよ、って歌とか、新しいアルバムに入るって言ってた新曲とか、すっごいすっごい、格好良かった。nemuriさんがウットリと穴があくほど見つめていらしたトーベンさん、やっぱりぼろぼろのベースを抱えて、えれええれえ年季の入った、ホンモンのベース遣い。エンケンさんの殺人ギターに絡み付いて、ジャックと豆の木みたいに抱え込んで、のぼっていくベースのぶっとい音色。私ね、なんどか、ライブハウスのずっと上、見上げちゃった。なんかもう、すぐそこで誰かがやってる音楽なんて思えなくて。

エンケンさん、原発や地震や、そういうこともとても生真面目に言葉を選んで話しながら、合間合間に急に地デジの話や、猫の話に戻ったり。話し方、ゆっくりしていて、でも先が読めないから、聞いてるほうはみんな、次はエンケンさん、いったい何を言うんだろう? って固唾を飲んでて、とぼけたことをエンケンさんが話し始めると、張りつめていた空気は急にほどけて、和やかに散る。猫好きエンケンさんの猫絶賛ソング「君にふにゃふにゃ」、ああにゃんてかわいい歌なのでしょう、曲の途中では招き猫のポーズで、にゃんにゃんと、トーベンさんとエンケンさんと踊りだすありさま、おおお、あのおっさんたち、たいへんキュート。ここらへんはさっきと一転、楽しい楽しいロックンロール。私ね、ハロウィンだしとか思って、ちょっと軽い気持ちで、猫耳タオルを装着してライブ観ていたんだけど、いやだもう、エンケンさんの猫に対するその愛、無償で、ただひたすらに愛する、でかくてきれいな気持ちが歌からも話しぶりからもにじみ出てるのがわかったら、軽い気持ちでねこ擬態したじぶんが恥ずかしくてたまらなくなってしまったんだよ! そのくらい、あの人の愛は深く、美しく大きいんだ!

もう、なんて形容すればいいのかしら、いっそ観てくれたほうがはやいのだけど、エンケンさん、ひとりでやっても120パーセントのパワーの持ち主、それがバンドでやってると、400パーセントくらいのパワー。3人だからって単純に300パーセントにならないのね、もっともっとすごいものになるの、これ、たいへん素敵なロックンロールの足し算。エンケンさんのギター、星が活動をはじめるときみたい、小さな爆発が絶え間なく、宇宙にマグマが噴出して、やがて連動するひとつの大きなうねりになって、でも真っ暗で、そして熱い。強引で、影響されないわけにはいかないの。ああ、よかった、私、さいしょにこの人のギター聞いていたら、ギターをこの手に握ろうなんて、ぜったいぜったい思えないで、ただひたすらに音の豪雨に打ちのめされていただろう。足を高く高く振り上げ、見栄を切って、エンケンは存在するのだ、ステージの真ん中に。彼がいればそこがステージの真ん中なのだ、そして世界の真ん中だ、遠からん者は音にも聞け、近くばよって目にも見よ、不滅の男エンケンここにあり! なのだ。

うおお漲った、書きなぐったぜ、これで何かが伝わるのか、熱さだけ、感動だけをとにかく早いうちにパッキングしたライブレポート。クロマニヨンズのライブがない間は、ほかの素敵な音楽に出会える良い機会だと思わないかい? エンケンいいぜ、いいぜエンケン。サイコウ!! 60代半ばらしいぜエンケンさん、ギラギラしてるなあ、もうああいう人がいると、私は嬉しくなっちゃうんだよ、なんだよ真島昌利、お前ぜんぜんまだまだじゃん! マーシー、どうかエンケンさんみたいに、これからもずっとずっとステージに立ってね! そしてエンケンさんは、100歳まで世界のど真ん中だ、なんだよ世界! これからまだまだ、面白いじゃねえか!!

コメント

にあちゃん、こんばんは!
ステキなレポをありがとう。

凄かったね。楽しかったね。やられちゃったね。
今や時代は「オヤジ」じゃなくて「ジジイ」です。
私もいかした「ババア」を目指します。

私のポケットにはいつもビスケットとまたたびが入っているんですよ。ふふ。

またあいたいです。

書いてくれて、ありがとう。
あの熱量を文章で伝えるなんていう無理難題に挑んでくれて、ありがとう。

日本中の人にエンケンを観て欲しいし、
こんなに美しく気高く生きられることを知って欲しい。

だから、ニアさんがこうやって書いてくれて嬉しいです。

りーさん
さっそくお出で頂いて、ありがとうございます! なんか照れるですね。

凄かった。たのしかった。やられちゃったー。
一緒にあのライブを体験できて、とてもうれしかったです。ああいう人がいてくれると、年を取ることがぜんぜん怖くなくなる。私も、エンケンさんのように年を取りたい。「死なねえんじゃねえの」って、はんぶんマジで若者たちにささやかれたい。

ビスケットとまたたびだけが、私がいきなり懐いた理由じゃないと思うの! 話し上手で、聞き上手で素敵なりーさんだから、君にふにゃふにゃなの! またあうよ! やくそく!

nemuriさん
あの場からもちかえった熱だけで、自動筆記のごとくキーボードの上に指を走らせて、いま読み返したら、あんまりライブの感動を伝えきれてない気もして、もっともっとエンケンさんはすごかったのになあ、と思っています。

あの美しい人に会いに、私を連れて行ってくれて、ほんとうにありがとうございました。またクロマニヨンズで、それ以外のライブでお会いしましょう!

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Calendar

« | 2017-11 | »
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

Monthly

Categories

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Appendix

ましま にあ

ましま にあ

Hey ho,let's go!

ましまにあと直接連絡を取りたい方は
mashimania(´・ω・`)hotmail.co.jp
(´・ω・`)を@に進化させて下さい!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。