ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

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Noel Gallagher・TOKYO DOME CITY HALL・2012/01/16

わかってる、今日はクロマニヨンズのニューアルバム発売日だろう? ちゃんと買ってきたってば。だけど、まだ聞いていないから、まずはこっちを書かせてくれよ。そうしないと、心に区切りがつかないじゃないか。そのくらい、ノエルの歌声は素敵だったんだ。この世に大好きなものがたくさんあると、全く、次から次へと「楽しい」に襲われて、大変さ!



オアシスを解散したノエル・ギャラガー、正式なバンド名はNoel Gallagher’s High Flying Birds。リアム・ギャラガーは「空飛ぶうんこ」とか揶揄。相変わらず仲が悪い兄弟だね!

もうオアシス以来の来日を心待ちにしていたので、先行でチケットが取れてほんとうに嬉しかった。ずっと仕舞ってあった引き出しを何度もあけては「ある」って確認して、銀行通帳よりもずっとずっと、ほんとにそこにあるかどうか心配で心配で仕方なかった。その半券をやっと切り取れる日がやってきた!

今回はバルコニー席を確保できたので、わりと焦らないでどうにか仕事を一区切りつけて向かうことが出来たのだけど(でも、まあ、早退だ。ちまたで大流行りの舶来インフルインザ・ノエル型なる悪性の風邪というふれこみ)、開場するまで、外のロッカーに荷物を入れてしまった人は吹きさらしの場所に延々並ばされているようだったので、気合いを入れてアリーナで見るんだったら寒かっただろうな。バルコニー席の列はさすがにそこまで切羽詰まっていなくて、のんびりしていたよ。実際に席についてみたら、思っていたよりずっとよい席で、真正面からステージを見下ろす感じ。ゆっくり入ったから、そのときアリーナはすでに7分くらい埋まっていたかな。
「あの」ノエルがライブをやるキャパにしては、ずいぶん小さいほうなのかもしれないな、というのが会場に入っての第一印象。ちなみに、ノエルが次は5月に武道館でのライブをやるよ! という告知ポスターがロビーにバーンと貼られていて、そうか、次はもう武道館になってしまうのか、やっぱりすごい人なのだなあ、と思ったせいもあるかもしれない。

あるのかな? と思ってたオープニングアクトのようなものは何も無くて、ステージには既にNoel Gallagher’s High Flying Birdsのロゴ入りドラムセットが。シンプルなステージで、真ん中にノエル、両側にベースともうひとりギター、そしてキーボードという構成。「イフアイハドアガン」のリミックスがかかって、ステージ暗転、ほぼ予定通りの開演。ノエルのちょっと照れくさそうな第一声「ハロー」が会場に響き渡る。ステージの後ろに、大きなフライングバーズのロゴの幕。もうほんとうに、一気に真ん中に向けてアリーナに波が起こったのが見えた。

ノエル、シャツにパンツと至って普通の格好。グレッチの赤いエレキギターと、もう1本使ってた赤いギターはギブソンかなあ。あとアコギを曲によって持ち替えて、歌う歌う! 
普段ステージのしたからだと見られないノエルの足をなんだかじっと見てしまっていた私だよ。ノエルが歌ったりギターを弾いたりしながらリズムを取っている足、4小節くらいごと、あるいは歌の調子が変わるところで、右から左、左から右へと移り変わっているんだね。いままで私が見てきた中では、わりと利き足だけで調子を取っているギタリストが多かったのだが、ノエルは両方の足を使うんだなあ。ノエルの弾くギターソロの前、ソロのあと、エフェクタを入れるときは、軽いサッカーのパスみたいに、前にちょんと足を出して切り替える。少し内股、猫背気味に、ギターをかかえこむように丸い形で音を鳴らす人。たしかにずいぶん小柄な男性のように見えるけど、そのぶんひとつひとつの動作が軽やかだ。声もよく伸びていて、ライブではどんなふうにやるんだろう? と思っていた曲も、キーボードとギター2本で編曲して、さらりと耳なじみよくなっていて、やっぱりノエルの力はすごいな、と思う。弟のリアムはいまでもチンピラな風体で……彼の場合はもちろんそこに魅力があるのだが……兄貴はもう少し余裕があるな。リアムが手をつけようとしないオアシスのときの歌も、ためらわずやってくれるし。色気があってステージを見ているとゾクソクする……というような水っぽい感じでは既になく、むしろからりと乾燥したようなふうなんだけれど、そこには熱がある。

これ、書いたほうがわかりやすいのか逆にわかりにくくなるのかちょっと掴みきれなくて、いままでどんな人のライブに行ってもいつも書こうか迷って、最後には書くのやめてたんだけど、妙なもんで、私、すごく自分が興奮するライブ、よかったなあって思うライブを見ていると、お腹がすくんだよね。で、なにかこう、食べ物のイメージというか、色とか形とか、そういうのが目の前に浮かぶことがある。
今回のノエルにもそれがすごくあって、乾燥しているんだけどとっても熱を持っている、という、さっき書いた感想は、実はこっちのぼんやりしたイメージのほうが先で、とにかく聞いていて最初に浮かんだのは「炭」だったんだよね。むしろそのイメージが脈絡なくポンと浮かんでしまって、あとから「あれはいったい何だったんだろう」って考えて、言葉にしたのが感想、という順番。そして、炭からの連想なのか、そのあとで妙に食べたくなったのは、すごくおかしいけど「お餅」だった。これも後から考えるに、ノエルの音楽って、私にとってはまさにそういう感じ、なんだな。真っ白で、手触りが柔らかくて、普段常食しているロックンロールからできているはずなんだけど、もっと美味しい。特別なハレの日には私はいつもオアシスやノエルを聞いてきたし、ミーハーだけど、ノエルの歌う「ホワットエバー」がだいすきで、これは私のテーマ曲にしたいくらいだっていつも思う。ノエルの歌は腹持ちがよくて、いつまでもいつまでも胸の中で鳴り響く。

「ワンダーウォール」、そしてオアシスのときと同じ歌とは思えない「スーパーソニック」すごくよかった。耳に残るリフをキーボードが取っていて。バンドによってやり方をどんどん変えて、まだまだ手持ちのカードがたくさんあるような、全く一辺倒じゃない感じ、とてもフレキシブルで、柔軟性があって、すごいよ。オアシスの再結成も良いけれど、私はノエルにこれからも新しいことをたくさんやってほしい。

オアシスの頃はそんなにステージで話すという印象は無かったけれど、ノエル、今回はすごくよく客席とコミュニケーションを取っていて、「アイラブユー!」の言葉に「アイラブユー、トゥ」とすかさず返していたり、また来られて嬉しいよ、とか、ノエルに向けたいろんな言葉に対して、おどけたように「俺にしゃべってんの? みんなに言ってんの?」とか、メンバー紹介で「こいつアメリカ人なんだよ」とか、結婚してくれ、みたいなことを言った女の子のファンに「俺のベイビーが欲しいのか?!」とか、常に皮肉まじりの人なんだけど、ほんとに気さくでやさしく答えていて、おかげで野次も飛ぶわ飛ぶわ。ノエルは「トーキョー!」とか「イエーイ!」とか妙に盛り上げることなく、常に普通のトーンで淡々としゃべっていて、それも私はとても素敵だと思ったよ。野郎からの声援もすごかった。さすが兄貴。

アンコール1曲目、ジャパニーズファンへのスペシャルで、やっぱりね、の「ホワットエバー」。さっきも書いたけど、この曲、好きだから嬉しい。演奏してくれるなら嬉しいよ、日本にはたまにしか来ないんだもん。ローリング・ストーンズが日本に来て、数年ぶりに見るなら「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」聞きたいじゃん。というわけで、しっかり私のミーハー心も満足させてくれる兄貴なのであった。こういうのがファンの要望に応えてくれる真のエンターティナーというのであろうか。

華々しくなく、渋くこじんまりして、ぜんぶがノエルのほうに集まっているようなステージセットは、いまの兄貴がやりたいサウンドにすごくよく似合っているんじゃないかな。エレキで走るバンドサウンドも素敵だし、アコギも素敵だ。ノエルのギターソロは切り裂くようにではなく「ここにいるよ」と汽笛のように場内を走る。「リトルバイリトル」や「ホワットエバー」をちゃんとやってくれる兄貴は、誰がなんて言おうと、優しい人なのだと思う。
ラスト、「ドントルックバックインアンガー」のときはすごかった。ほんとうに大合唱。演奏もとても練れていたように感じたし、格が違うなあ。断然違うよ。
非常に劇的に創造された、心地いい空間に浸りました。次の来日、武道館は武道館で、それはもちろんよいだろうと思うので、行ける人は絶対行ったほうがいいと思う! ノエル、いまとても脂がのっていて、最高です! この人も「最高」を更新し続けて行ける人なのだなあ。ガンガン踊るようなライブじゃないけれど、ほんとに心が豊かになる。豊かな音が温泉のように心の中に沸いてくる。いまだに沸き続けている。だいすき。


セットリストはまたも某所からの転載。

(It`s Good) To Be Free
Mucky Fingers
Everybody`s On The Run
Dream On
If I Had A Gun
The Good Rebel
The Death Of You And Me
Freaky Teeth
Wonderwall
Supersonic
Record Machine
What A Life
Talk Tonight
Soldier Boys & Jesus Freaks
Broken Arrow
Hale The World Awayh
Stranded On The Wrong Beach

Whatever
Little By Little
The Importance Of Being
Don't Look Back In Anger


もはや信じがたい、良いことがたくさんあったライブでした。おかげでクロマニヨンズが手につかないのです。そのことも、改めて書きたいと思います。

コメント

私もノエルが歌うWhateverが大好きです。

珍しく風邪を引いて今日は家で大人しくしていたのだけど、(What's the Story) Morning Glory?を久しぶりに聴きたくなって、何度もくり返して聴いていました。

今回のライブは行けなかったけど、ノエルがまた来日するというのをつい先日知って、ドキドキしています。
好きなものがたくさんあると、毎日本当に楽しくてそのことで忙しくて、悩んだり文句を言ったりする暇がないです。

ルードガールさん
風邪はいかがですか? 早く治して、元気にロックンロールを聞きましょう!

縁あって、今回はもう一度素敵な「Whatever」を聞くことができました。ルードガールさんもぜひ、次回のノエル来日にはライブに足を運んでください。また、今年、フジロックへ参加するという噂もあります。フジでのノエルもきっといいだろうな。もう心は夏へ! 大好きなものを全部抱えて、夏へまっしぐら!

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