ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

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ザ・クロマニヨンズアルバム「CAVE PARTY」


最初にアルバムを聴いたときの感想。



9月12日に出たザ・クロマニヨンズニューアルバム『CAVE PARTY』、おおむね「良いのではないか」という評価がネット上では多いようです。
MIXIなんかのコミュでは結局好きな人が集まってわいわい言ってるので、 ぜんぜん当てにならないんですが、ほかの掲示板とか、ブログさんとかも含めての感想ね。

そんでまあ私は結構好きです。微妙に首をひねってる感じのこの「結構」は、この『CAVE PARTY』につきまとってるある種の「胡散臭さ」が、 良いほうに向いていくのか悪いほうに向いていくのか、ちょっとわかんないな、と思っているからです。
みんな首をひねってる感があります。たぶん、彼らの音楽として、しっくりは来るんだけど、どうも信じられないというのか、 ついてって大丈夫なのかなあ、という不安が……。

ついでだし一曲ずつ感想を書いていきましょう。

1.ギリギリガガンガン  作詞・作曲/真島昌利  

シングルカットされた曲です。映画「ワルボロ」の主題歌。
疾走感あるノリのいい曲で、アルバム1曲目にはふさわしいのではないかと思います。
歌詞見るとわかるんですが繰り返しが多くて。重ねていく言葉の音だけを大事にしてるような感じです。
ヒロトもわかってるんだか無意識なんだか、ラ行がいやに巻き舌です。
あと私は「今日は最高」が「今日は斎藤」に聞こえてしかたない。今日は斎藤の気分だ。誰だよ斎藤。
ギターはソロがないので私でも弾けます。
アコースティックギターを重ね録りしたりしているようなんだが、どうもナマで演奏すると、音がすごくスカスカするような気がするのでちょっと悲しいです。 マーシー! ちゃんと弾いて!!
「今日は最高の気分だぁぁぁぁぁ!」と「もっと思い切り歌いなよ」とマーシーにアドバイスされたヒロト君が、ほんとに思いきり「だぁぁぁぁ!!」って歌ったらスタジオの電球が割れたそうです。どんな声だよ。


2.東京ジョニー ギター 作詞・作曲/真島昌利

これはなかなかいいです。映画「ROBO☆ROCK」の主題歌らしいです。君たちはボロだのロボだの……。
ギターについての曲は1枚目のアルバムにその名もズバリ「エレキギター」というのがあったんですが「東京ジョニー ギター」のほうが進化している風でいいですね。とすると「エレキギター」の立場は……もうなさそうです……。
「チョーキング一撃」のあと、「いかれたハウリング」のあとの部分で、それぞれマーシーが実演(?)してみせていて、ライブで盛り上がりそうです。
マーシーの「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ あ゛!!」っていうコーラスも久しぶりに聞けたのでうれしい。
私のギター、マジで買ったときから「ジョニー」って名前なので、最初曲名見てびびりました。うちのジョニーの曲かと。
それにしてもギターの歌なのにまたソロがねえ。


3.悲しみのロージー   作詞・作曲/甲本ヒロト

題名はストーンズの「悲しみのアンジー」からですかね。雑誌で「ほんとはロージーで、邦題が悲しみのロージー」と、ヒロトくんが話してたというのが書いてあったので、きっとそこらから来ているのは確かでしょう。
渋いギターソロがなかなか素敵。マーシーの「ロージー」ってコーラスも好き。
私はどうしてマーシーの声ばかり執拗に追っているのだろうか……。
「愛されたいか 叩き込んでやるぜ」というヒロト君の歌詞は最近なかったやさぐれた感じでかっこいい。


4.メガトンブルース   作詞・作曲/甲本ヒロト

クロマニヨンズはリズム隊がすごくしっかりしていて特にドラムの勝治がなかなか素晴らしいです。この曲などは彼の活躍が大変生かされているので、重みが出ていて素敵。
「シャブナンゾーンナチンケナモン」→「シャブなんぞ、んなチンケなもん」
「カクナンザーンナチンケナモン」→「核なんざ、んなチンケなもん」
であるらしい、との説。なるほどねえ。
戦争とかくだらないというのはブルーハーツ時代がらよく彼らが歌っていることではあるのだけど「反戦歌的なものなのですか」とか聞こうものなら「そういう意図はない」と言われること必至。
少し軽いさらさらしたギターソロにおやっと思ったらいつものレスポールではなく、テレキャスターを使っているようです、マーシーは。前のアルバムがレスポール一辺倒に近かったので、今回いろいろギターを変えてくれていてうれしいです。


5.むしむし軍歌     作詞・作曲/甲本ヒロト

最初のヒロト君の「むしむし軍歌ぁ」というとぼけた物言いがカワイイを通り越してムカつくほどだ。
ヒロトくんが「おもしろい、あっこれバンドでやったらもっとおもしろい」って持ってきた曲らしいです。そのまんまだよ。ただこれをノリノリで仕上げる他のメンバーたちが心が広いと思う。
アルバム自体5日ほどのレコーディングで仕上がったそうですが、あまり長い時間をレコーディングにかけるときっとこういうばかばかしい曲って淘汰されていくと思うので、そういう意味では非常に悪のり感の強い……「やっちゃえ」という感じの曲。
どうしてマーシーはこういう曲のコーラスを すごく頑張っているのだろう。ヒロトのこういう曲好きなんだなきっと。
マーシーのギターもヘラヘラした音のダンエレクトロ、実は少しチューニングを狂わせてるそうで、でもそういうことを聞かないと「なにしているのあなたたち……」っていう曲にしか聞こえないです。
テレビのインタビューで「黄色い羽ってなんで黄色なんだろ? 僕にも分んないけど、マーシーわかる?」とヒロト君に言われたマーシーが「うん、僕にはわかるけど、ヒロトには教えない」と、相変わらずわけわからん二人の世界を作っていたのが大変印象的でした。


6.こたつねこ      作詞・作曲/真島昌利

また動物かよ。 虫だのねこだの。あっ思わず太字になってしまった。またこたつねここたつねこ繰り返す曲だよ。マーシーもう少し歌詞考えてもいいんだよ?! 
でもマーシーには珍しく冬の歌です。途中からやっぱり夏休みになるんだけどね。
たぶんイメージだけで作っているような気がする。「こたつねこってかわいいなあ」みたいな。
同じリフを繰り返すギターって好きなんだけど、どうもこの曲に関しては短いし、微妙。あまり好きではない。


7.はさんじゃうぜ    作詞・作曲/真島昌利

ヒロトくんのブルースハープがライブで楽しみな一曲。でも「クワガタ行くぜ行くぜクワガタ」という歌詞は手抜きすぎじゃん?
この曲はパフィーに楽曲提供されているので彼女たちも歌います。なんかそっちのほうがイメージわかる。だるく歌ったほうがいいかも。
クワガタとか昆虫が好きで飼っているのはヒロトなのだが、マーシー作にもかかわらず、私は曲名だけみたときすぐ「これはきっとクワガタの歌だ!」と思っていて、それがほんとになったのでちょっとびっくりした。シンパシィ。あんまり好きだとね……気持ち悪いね。
「はさんじゃうぜ」のマーシーの太いコーラス、間奏のブルースハープの響きは好きです。


8.ゴーロマンス     作詞・作曲/甲本ヒロト

前アルバム「連結器よ永遠に」系、ヒロト君こういうの好きだよね? 下ネタソング。
「裸で立っている バナナが立っている」って……。
でもロマンスなんだから、きっとヒロト君は基本的にロマンスを語ることに慣れてなくて、照れてしまうタイプのかわいらしい男の子なんだろう(と自分を納得させてみる)
短い曲の中のギターソロがなかなか狂っていて好きです。
これもレスポールの音じゃないなあ、と思っていたら、やはりストラトキャスターだったみたい。通称「水色君」だって、その安易な名前がかわいい~。


9.うめえなあもう    作詞・作曲/甲本ヒロト

吉野家のCMソングになったので聞いて脱力された方も多いのではないでしょうか。
ご飯がススム君みたいな歌です。始め聞いたときはあまりの能天気さに度肝を抜かれた。
曲名が一覧発表されたときから「あのやせ細ったカトンボ男がいったい何を食べてうめえなあもうなのか」ということが私の中で最重要課題だったのですが、自分か。旨いのはいつも自分なのかヒロト。
「ぱらっとライス パラダイス」って言いたかったのだろうなあきっと。
しかしやはりこういう曲で真価を発揮するクロマニヨンズコーラス軍団!
「すすむ~」「ワッフ~♪」「すすむ~」「ワッフ~♪」おいおいワッフ~! ってお前ら!!
ライブではきっとこのコーラスみんなでやるんだろうなあ。ワッフ~! ってのるのかあ。
……私ロッケンロールバンドのライブいくつもりだったんだけどなあ。


10.夢の島バラード    作詞・作曲/甲本ヒロト

最初聞いたときぜんぜんいいと思わなかったのですがだんだん好きになってきた曲です。やっぱりどうしてもはじめは「うめえなあもう」みたいな破壊力のある歌に耳がいってしまうもので。
これ歌詞カード見ないまま聞いてるときのほうがおもしろい歌で、2番なんか私「東京都 こう遠く  感情轟々」って感じで聞いていました。
「うそでなし ゴミであり」の辺の「なし」「あり」の意味を考えていくとメビウスの輪。
私はヒロト君の直感なのかよく考えているのかわかんない、音の響きを優先して、ひとつの意味にとらなくてもいいこういう歌詞が好き。


11.レフュージア     作詞・作曲/真島昌利

やはり始め聞いたとき全く好きではなかったのですが今になって「いいんじゃないこれ?!」と思います。
最近では珍しくマーシーの文学的要素の詰まった曲ではないかしら。
だいたいレフュージアって言葉を私はこれで初めて知ったよ。氷河期に固まらなかった土地のことで、動物たち植物たちがそこで生き残った退避所、という意味のようです。
「婆さんになった マリリン・モンロー」 からの流れが今では失われた(?)詩人マーシーをほうふつとさせます。
ここはマーシーのコーラスもいいです。ヒロトの後ろでものすごく自由に歌ってます。
「俺 死なねー」というのがマーシーの実感でありますように。
私はまだまだ彼らに用があるのです。そういう意味では、私を安心させてくれる、今回のアルバムでいちばん明るい希望のある歌のように思いました。
マーシーのギターはいつものレスポールですが小さいアンプで録ったそうで、かなり耳障りとも言えるような、ザリザリした珍しい面白いギターの音に仕上がっていて、素敵です。 ライブで聴きたい。


12.ゼロセン       作詞・作曲/甲本ヒロト

最初から最後まで、私は今回のアルバムではいちばんこの曲が好きです。
いやあヒロト君の作戦に大はまり! って感じでなんとも悔しいような気もするんですけどね。
しょっぱなのキュィンキュィンする飛行音みたいな音もマーシーがギターのピックスクラッチで出しています。
これは特典DVDに入っていました。今回レコーディング風景が入っていて、かなりレア映像。
みんなで楽しそうに踊ったり歌ったりして曲入れている姿が収められています。
マーシーはピックスクラッチ得意なんだね。私もよく練習していますがあんなにきれいには出ないです。

この曲はきっとラブソングというカテゴリなのでしょうね……いや、きっとそうなのだと思う。
あ、この曲はぜひ、ここから先、歌詞を参照してそれから読んでみてください。

私はちょっとだけ穿った見方をしてみたくてこれからする、これはね、この歌はきっと、「父親から娘に送る歌」なのだわ。
だってベイベ、ハニーだし。やっぱりこれはすごく年下の女の子に向けているという気がするよ? もちろんヒロトの新しい若い彼女かもしれないが。
でも「いつも荒っぽい手でベイベー 守らせておくれハニー」という歌いだしからして、「守らせておくれ」に私は彼氏というよりもっと大きな父親の愛情のようなものを感じてしまう。そのあと「機関銃の弾ぜんぶ 使わせておくれ」だもん。
彼氏彼女だったらいわゆる性的な意味の比喩で「機関銃の弾」ということにとれるのかもしれないけど、すぐ前の「守らせておくれ」の意味を強くとる場合、ここは「(娘につく)悪い虫を追い払うため、お父さん大変だぞ」という意味でもよくない? あるいは自分の持ってる大事な機関銃の弾=お金をいくら使ってもお前のためなら惜しくないよ、という……どっちにしても、愚かしいほど必死に、すごく「守りたい」っていう意識が強いのだと思うの。

「ああ 今 飛んでいく」にしても、なんか私は「駅まで娘を車で迎えに行くお父さん」のイメージが強くて。
ふだん私がそういうことをよく頼んでいるせいなのかもしれないけど。
うちのお父さん、ほんとゼロ戦みたいに娘に甘いのですよぅ。

そうすると「雨が洗ってくれた プロペラの雫」 は雨の夜に駅まで娘を迎えに行っちゃうお父さんの愛車のワイパーか。
もう、あいつ帰り遅いぞ! と思いつつお父さんは「お父さんしか迎えに来てくれる人いないのぅ」かなんか、電話口で言われた娘の言葉を思い出してちょっとにやにや。はい、「やっと気づいてくれた 誰が一番か」ですね!
それで飛んでっちゃうわけよ。父というものも、悲しくてそして……

「ゼロ戦なもんで 単純だぜ いのちがけ」

ちょっとね、ほろっときちゃうのよ、私はむしろ彼氏と彼女より、父と娘って思うほうがずっとホロっとくる。
開き直って「だって俺、娘可愛いもん、単純だよな」と苦笑い、そして「いのちがけ」ですよ! 
こういうお父さんを持ったら、 娘は幸せだ! かっこいい!

お父さんはいやなことがあっても、辛いことがあっても娘の笑顔を思うと、「曇った空を照らせ 輝いているぜ」といった気持になれます。
そうして、一番素敵だ! と思うのがね、「宝物になってくれ ベイベー 自慢させてくれ ハニー」ここだよ! 自慢の娘かよ! たからものかよ! もう、お父さんっていう人種は最高にキュートで素敵だよ!

この歌を彼氏彼女としたら次で出てくる「ゼロ戦の子供」=彼女と自分の子、のことかな、と、いままで「彼女自身」について歌い上げてきた分ちょっと唐突な気もする展開も、「ゼロ戦の子供」=「わが娘」と取れば、今まで歌ってきたこととそのまま話はつながっているし、まさに自分の娘について「竜巻が敬礼するぜ」=そんくらいおれの子はすごいぜ! とまた自慢をしているわけで、そのうちに一緒に飛びたいぜ! という父の希望や、大変なことがあってもきっと切り抜けていけるさ、という思い、つまり「スリルの上で宙返り」という言葉、こういうとこから娘に対する愛情が私にはすげー伝わってくるのです。
だからこの部分、繰り返して歌ってるんだよね。ここが一番大事なんだ。

で、も少し妄想すれば。

ヒロト自身には子供がいないはずで……子供がいて、それが娘であるのはマーシーのほうなのです。
でもマーシーってぜったい、自分の娘に対しての愛情なんて、どんな形でも照れくさくて歌にできないと思う。
マーシーの娘に対する愛情を横で見ていたヒロトが、面白く思って、それを歌にした……というのはどうだろう? ヒロト自身うらやましいところもあったりしたのかもしれない。
自分の血を分けた、しかも異性の「娘」という不可思議な生き物。
それに対する愛情は、もしかしたら「女」そのものに対するよりも濃いのかもしれない。

これがぜーんぶ私ひとりの勘違いで、実際は若い彼女にうかれたヒロトが小手先で作った歌でも、私はずっとこの曲が好きなような気がします。今回のアルバムの中では一番、気持ちがこもっている。
後ろでご機嫌に鳴っているマーシーのギターもあわせて、全部好きです。


13.いきなりくる     作詞・作曲/真島昌利

曲名だけ見ていたとき「ムーディーだ、ぜったいムーディー勝山だ」と思ってた。
そしてギターがバリバリいうような曲だとばかり思っていたら、わりと落ち着いた歌だった。
同じリフを繰り返すギターが私は好きだからもっと変質的に繰り返してくれてもいいのだが。
「いきなり100」というざっくりした歌いだしはなかなか好きだ。
全員でやってる太い掛声、サビの部分のマーシーとのコーラス、間奏からヒロトのブルースハープも入り、歌としてはなかなか贅沢な作りなのかも。
でもなんとなくつかみどころがなくて。前のゼロ戦、ラスト曲の紙飛行機が好きすぎて、いつもあんまり頭に入らない歌だ。すまん。


14.紙飛行機       作詞・作曲/真島昌利

シングルカットされた歌です。でもシングルとはまったくの別バージョンです。
シングルが全体的に重めで重ね録りされたギターの音も区別がつかない部分があるのに比べて、それぞれの音がハッキリした、軽めで疾走感を強調した明るいバージョンに上がっています。
マーシーのギターをよく聞きたい私はこっちのほうが好み。
ヒロトもこれ歌いなおしてるんだわねきっと。シングルのほうと歌い方が違うわ。
歌詞のところどころにマーシーの感性が光ります。
たぶんこの人はぼうっとしてクールなように見せかけていて結構、感情で動くような人なのかもしれないな。
「スイスイスララ」か。今度は何を思い出したの? マーシー。


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