ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

彼らについてああだこうだと考えてみよう4「炎」

クロマニヨンズのツアーは快調、早朝から丁々発止のライブレポートを好調に傾聴しております。蝶々みたいに街から街へ、きみの家の近所にクロマニヨンズが来てライブハウスが膨張したら、彼らの調子を超・ハイテンションで吹聴してよ! ねえ、教えてよ、あの人のギターはいつもどおりのハ長調? 

あっちこっちにクロマニヨンズがふらついている間、ハウリンキャッツではああだこうだを開催します!

彼らについてああだこうだシリーズ
千年メダル
アウトドア派
鉄カブト

前に使っていたエキサイトブログからの移行のとき、リンクがそのままで……。今回、いくらなんでもまずいと思い、千年メダルとアウトドア派まではリンクを貼り直したものの、鉄カブトがまたリンクがやたら多い記事だったよ。……ちょっと放棄ちゅうです。リンク切れがありますけど、そのうちに直しますから勘弁してください。何か簡単にリンク貼り直せる方法ってないの?

前の記事を見ていただければわかると思うけれど、ああだこうだはお題となる曲をみんなでさんざん解釈して楽しもう、といった趣向となっております。解釈なんて不要だよ! 感じろ! と言ったロックンロールについて当然の前提はいったん捨て置いて、こういう曲なんじゃないか、いや私はこう思うんだよね、という、彼らを愛するもの同志ならではのやり取りが出来たら嬉しいです。ああだこうだ、初めましての方もそうでない方も、お題となる曲が好きな方も嫌いな方も、いろんな意見をお待ちしています。
「ああだこうだ」にはおまけとでも言うべき部分があり、一通り曲についての議論が収束した後で、私が曲をイメージにした物語をふたつみっつ書き下ろすのが恒例になっています。今回も解釈を戦わせたうえでうまれる新しい「炎」のお話があればいいなあと思っています。

あいかわらずまるっきり意味のない、果てしなく不毛で、けれど夢中になってこの曲のことばかり考えているような、そんな時間を私と一緒に過ごしましょう!

さて、今回のお題の曲は「炎」。作詞作曲、甲本ヒロト。

「炎」歌詞はこちら

さいきんのクロマニヨンズらしい短い歌詞ですが、この歌の中にはずいぶん想像の余地があるように思います。歌を追いながら、まずは私自身の「炎」の解釈を書いて行きましょう。

まず歌の1人称が「僕」であるということから、素直に主人公=僕、男性であると仮定します。たとえばこれをわざと誤読して「僕」を女性である(自分が女性であることに馴染めず「ボク」と自称する女子高生)とするとまた違った世界が見えてくるような気もしますが、これは偏った解釈ですね。私は非常に歪んだ学生時代を送っていて、恥ずかしながらそういう女子高生だったときがあるので、割にリアルな情景としてとらえられるけれど、物語としてはおもしろいとしても、さいしょにこの歌を聴いて「僕」が女性であるとはなかなか考えられないでしょう。

となるとこれはやはり「僕」とその相手との歌、ということになります。この相手の性別の解釈によって、まずは大きく歌の内容が分かれると言っていいでしょう。つまり、

1、「僕」の相手が「女性」、つまり、それが良い恋であれ悪い恋であれ、恋の歌。
2、「僕」の相手が「男性」、つまり、例えば現実のヒロトさんとマーシーのような友情の歌。

最初に聞いたとき、みなさんがぱっとどっちをイメージしたのかも興味ある主題ですが、私はというとまずは素直に恋の歌かな? という風に受け取りました。ここからまた恋は恋でもどういう恋か、「僕」たちの年齢はいったいどれくらいか? というように解釈が分かれて行くことになります。初恋ゆえの喉が渇くような切羽詰まった感が出た歌、と言うように受け取った方もいるかと思います。

私のイメージでは、「僕」と相手は20代半ばくらい、なにか後ろ暗いところのある恋の歌です。お互いに気持ちを確認して、きっとその恋が成就していたことに嬉しくて心からほっとして、けれどその恋を続けるわけにはいかなくて、それ故にふたりは炎のような思いを持て余して……。私のそういうイメージは、おそらく「永遠の夢を見る」「激流の中で」というやや困難を表すような歌詞から来ているのだと思います。それが何も障害のない恋で、ふたりで朗らかに現実を見つめて生きて行けるのなら「永遠の夢を見る」必要なんてないし、「激流」をひたすら手をつなぐ、なんていうあまりにも心もとない仕草ひとつで乗り越えて行く必要も感じないように思うのです。

このふたりはこっそりどちらかの部屋で会っています。たぶん、それしかゆっくり会う方法がないのです。「読みかけの雑誌が重なってく部屋」です。この雑誌たちが何故「読みかけ」と表現されているのかも重要な問題です。雑誌の一部だけが二人に興味あるトピックだったのか、読みかけにせざるを得ない状況があるのか。また、もうすこし具体的に想像力に翼をはやすなら、いったいこの雑誌はどんな雑誌だったのか。

たとえば、私の解釈なら、会うたびにふたりはコンビニかどこかで買い物をして、そのついでに話の接ぎ穂として雑誌をちょっと買ってきてしまうのです。一緒に住んでいるような、そういうごっこ遊びが切なくて、そして嬉しい。ふたりでめくった雑誌は、ひとりがその部屋から帰った後では寂しくて、読めない。でも、なかなか捨てられもしない。だから、読みかけの雑誌はただ、重なって行きます。

「重なる」ことはこの歌においては重要なキーワードでもあります。読みかけの雑誌は重なり、おそらく未来を語る二人の夢は重なり、激流の中でふたりは手を強く握り……手をつなぐことは、手を「重ねる」ことでもあります。そして、炎、という字はまた、火という文字がふたつ重なったかたちです。ちなみに、私は「強く手を握る」という表現から、いわゆる両者が手を絡ませ合う「恋人つなぎ」とかああいう形より、「僕」のほうからしっかりと相手の指の辺りをつかんで先導するかたちを思い浮かべた(つまり、まさに指が重なったつなぎ方)のですが、みなさんはどうなのでしょう。けっして堕ちてはいけなかったこの恋を全うするのは少し怖いけれど、だいぶ怖いけれど、それでも僕はきみと行く。

そして、「僕」は改めてくりかえすのです。

僕らはただの友達じゃない。
もう、ただの友達じゃないんだ。

不安と恍惚、そのふたつが「もう」という言葉に込められているのではないでしょうか。この歌は、重なる歌。たぶん、あるとき、ふたりの心は重なったのです。してはいけない恋をしてしまった。でも、きみと行こう。夢を重ね、指を重ね、心を重ねて、炎という字のように。これは、弱い恋人たちの覚悟の、歌なのです。

これがひとまず私の提示する「炎」という歌の解釈です。みなさんからの別の見方、問題提示、素朴な疑問などをお待ちしています。

いまツアーで歌われているだろうこの歌をめぐるいろんな解釈がうまれるといい。うまれなくてもそれはそれで別にいい。ただ、ヒロトさんの作るうたについて、ああだこうだと考えて、いろんな物語を削り出してみたい。彼の歌、とても素敵だもの。

重ねよう、たくさんの言葉。重ねよう、クロマニヨンズを愛してやまない私たちの気持ち。ああ、こんな議論、全く以てくだらないのさ。だけど、ああだこうだと語らずにはいられない。だって、私たちみんな、あの人たちがだいすきだから!


コメント

こんにちは。やってみたかった、ああだこうだ!憧れのああだこうだに、ひょっこり参加してみます。
私はこの歌、あまり明るい歌には感じませんでした。あまりガツガツいく歌ではないですよね。逃げの姿勢を感じます。まず「僕」っていうのは、にあさんにも私にも、みんなの中にいる「僕」なのではないか、と思います。そして相手は、僕の友人だし、恋人だし、家族かもしれません。まあ誰でもいいのかな、と。この歌は別れの歌のような気がします。僕は離れたくないと思っているけれど、それは無理なことなんです。だからその代わり、「永遠の夢を見る」。
「激流の中で 強く手を握」り「永遠に話さない」っていうのは、魚座の神話に似ているな、と思います。美の女神アフロディーテとその息子で愛の神エロスは、2人手を繋いで怪物から逃げるのです。そして川(ナイル川だった気がしますが自信ありません)に飛び込み、2人は魚に変身しました。そしてしっぽをリボンで繋いではぐれないようにし、それが星座になった、というお話だったと記憶しています。この神話から想像すると、僕ともう1人は、何かから逃げ出して、絶対にお互いが離れないように手を握っている、という感じになりますが、こんなのも面白いかなあ、と思います。
まあ、私が想像するような歌を、ヒロトくんは絶対作らないし歌わないだろうとは思うのですがね。……あ、いま気付いたのですが、ヒロトくんは魚座ですね!
長文失礼しました。

凛華さん
コメントをありがとうございます!
やはり、明るい歌ではない、という第一印象が私と一緒ですね。ただ、それに続く凛華さんの、特定のひとりを指すのではないという解釈がすごくおもしろい。「僕」はみんなであり、相手、そして「僕ら」もまたみんなであるわけですね。みんなの中の孤独なのか、それとも孤独だから寄り添うのでしょうか。

改めて思うと、確かに魚座の神話みたいですよね。ギリシャ神話というのも、読み込んでみるとあんがいに人間臭くて卑猥で良いです。

しかし凛華さん、魚座なのはヒロトさんだけじゃなくて真島さんもです。頭の中ヒロトさんしかないなんて、ダメだぞ(ちょい)。ちなみに私も魚座ですよ!

勇気を出してコメントを。

初コメント失礼します。
憧れのああだこうだにお邪魔できるなんて嬉しすぎる西のうさぎです。

わたしはまず、二人は同じ夢をみた仲間のように思えます。
同じ部活、バンド、または趣味。
一つのことを夢見てしまったから
友達ではいられない。
だって、部活ならレギュラーを、バンドなら上手さや人気を、趣味なら技術を、争うものですもの。
二人は仲良しごっこにはもう戻れない。ライバルであり、仲間。
読みかけの雑誌は部室だったらいいなぁ。と、自分が部活をしていた頃の部室を思い出しました。
雑誌を買ってきてはみんなで見るけれど、読み終わったことはなかったように思います。
読むよりもするほうが楽しいから。
気づいたら雑誌なんて放り出して、みんな実践派なんです。懐かしい。
やめていく人もいる。
厳しいこともある。
それでも手を繋いでやっていこう。
そんな歌かな。と、思いました。

ああだこうだ初参戦!

西のうさぎさま
ハウリンキャッツでは初めましてですね。コメントを書いてくれて、ほんとうにありがとう。飛び込んでみたら案外、そんなに悪いものでもないだろう?

部室、いいなあ。その解釈は実にいいよ。やはり、この歌にはある種の昏さを伴うほどの情熱が見え隠れしていると思う。それが恋由来であれ、若者のばかばかしさすら伴うような夢由来であれ、そこにあるエネルギーの固まりについて歌った曲ですね。

やはり若きヒロトさんと真島さんのようなバンド仲間の歌……というのはこの曲においてのひとつのスタンダードな解釈のように思えます。その情景を設定した上で、部室、というキーワードは、また見事に具体的な景色として効いてきますね。部室で雑誌を真ん中にわいわい言いながら、決して楽ではない音楽への道を夢見ている仲間。書いてみたい炎解釈です。

また会おうね、西のうさぎさん!

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Calendar

« | 2017-09 | »
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

Monthly

Categories

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Appendix

ましま にあ

ましま にあ

Hey ho,let's go!

ましまにあと直接連絡を取りたい方は
mashimania(´・ω・`)hotmail.co.jp
(´・ω・`)を@に進化させて下さい!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。