ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

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偽文士、筒井康隆。


何も音楽でなくとも「ロックンロール」だなあ、と思う人はたくさんいる。
ロック「っぽい」んじゃなくて、正にロックンロールな文章をずーっとずーっと書き続け、時には断筆したり、時にはパソコン通信を駆使して連載小説を書いてみたり、常に新しい試みを文学に取り入れてきた作家、筒井康隆さん。私は彼の文章が大好きだ。そんな彼が73歳にしてブログを立ち上げたそうです。

筒井康隆ブログ「笑犬楼大通り」

縦書きの文庫を思わせるページの作り方がいかにも筒井さんらしくて心地いい。「偽文士、文士のパロディを演じたい」というようなことが書かれておりますが、演じなくとも筒井さんは既に文壇の重鎮、書くものを見れば一目瞭然でそれが「パロディ」でない本物であることはわかるので、これは筒井さんの自信の表れ、或いは照れ隠しであるような気もします。とにかく、未だに好奇心と皮肉に満ち溢れている筒井さんがブログを使ってどんなことを表現していくのか、1ファンとしては楽しみで仕方ありません。

ヒロトさんやマーシーは筒井康隆さんの本が好きだというのをインタビューなどで言っていたことがあるはずで、確か昔のテレビ番組では筒井さんの『俗物図鑑』を読んだ話しをしていたような気がする。マーシーのアパートが「梁山泊」って呼ばれてるんだ、とかそんな話だったような。梁山泊って『俗物図鑑』に出てくる「専門家」たちが集まるアパートで、専門家といっても「皮膚病専門家」とか「万引き専門家」とか「放火専門家」とかそれはもういかがわしいのがたくさんいる、そういうお話なんですけどね『俗物図鑑』。それはもう、めちゃくちゃにエキサイティングです。でもそんな梁山泊に並べられる当時のマーシーの住みかって、いったいどんな人が住んでいたんだ・・・・・・?
それはともかく、筒井さんの狂気と紙一重、という感じでつづられる物語のなんと甘美で強烈なことか。私は中学生のときに筒井さんの『家族八景』から始まる3部作、七瀬シリーズを読んで衝撃を受けたのでこの本が忘れられないのですが、短編集『おれに関する噂』、世界から言葉が消えていく『残像に口紅を』、新聞連載小説(パソコン通信で読者の意見を聞きながら話が進んでいた)『朝のガスパール』など、他の本もぜんぶ、すべて面白かった。もしもこれから筒井康隆の本をはじめて手に取る人がいるなら、はっきり言わせていただくと羨ましい! あの興奮と感動を一から味わえるなんて! 

そういえばヒロトさんが「ローリングストーン」誌で「ぼくがロックTシャツを着るのは、ジョーク」と言うような発言をしていたけれど・・・・・・ロックンローラーであるヒロトさんがロックTシャツを着ること、作家である筒井康隆さんが偽文士を気取ること、そこに「ジョーク」や「パロディ」を見出すこと・・・・・・自分さえ客観的に面白がるこの思考の方法が、よく似ている気がするな。

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