ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

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ヒロトのアバラ、マーシーの鎖骨


ヒロトさんのアバラ骨は胸全体に陰を落とすくらいにはっきりと突っ張っていて、ライトに映るステージの上のそれはまるで月夜の古いギターみたいに見える。びーんと弾くとDmのおとがする。ぼろろん。夢と憧れを秘めたため息のようなその音は音楽にならない。どこまで行ってもDm。決して狂うことのないDm。もしかしたら少しずつはチューニングも狂っているのかもしれないけれど、その狂い方はずいぶんゆっくりだ。丸い天井の大聖堂に響くようにDmを鳴らそう。別にDmひとつだっていいじゃない。その音が鍵になって眠り姫は目を覚ます。彼の照れ笑いはビー玉のように散っていく。ぼろろん、と鳴り続ける、Dmの迷路。

マーシーの鎖骨は破ったTシャツからちらちら覗いて魅惑的だ。その骨はいやに尖ってどこか昔の不良を思わせる。ピストルとナイフ。ポピーとコスモス。ああそうですか。意地悪な微笑は鎖骨のくぼみに静かに溜まる。きっと彼の骨は憂鬱のように白いのだろうな、と思う。乾いて真っ白で、そして鋭い。マッチでしゅっと擦ったらほの明るい火が点る。まっすぐで健康的な背骨なんかいらないよ、とブラックユーモア好きの鎖骨は世界中を嗤っている。水がグラスに一杯欲しいな。そんなちっぽけな火なんて消してしまえばいいんだよ。鎖骨はカタカタ言う。汚れた血を流す。いつまでも血を吐き続ける。


ヒロトさんのアバラはロックンロール。
マーシーの鎖骨は、パンクだと私は思う、けど。

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