ハ ウ リ ン キ ャ ッ ツ

 五線譜という名の線路を辿り、きみと奇跡を探しに行こう。

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Paul Weller渋谷AXライブ・2008年8月7日


たとえば忌野清志郎が「YEAHHHHHHHHHHHHHHHH!」で人の心を一瞬にして掴んでしまうように。
あるいは甲本ヒロトが「ロックンローーーーーール!」でみんなを躍らせてしまうように。
ポール・ウェラーという人も、魔法を使うのだな、と思った。それがよくわかった。

尻上りの明るい「HALLOOOOOO!」

彼の最初の、その一声をきいたときにはもう、戻れなかった。

2008年8月7日、ポール・ウェラー単独公演 in 渋谷AX。私はたまたま運良く取れた2階席のいちばん後ろ、ど真ん中でそのカッコいい人を見ていたよ。渋谷AXの2階席は、なんだかおもちゃみたいな感じがして安っぽいけど、なんとなく親しみやすい気もして私は好きだ。前の手すりが低いせいか、けっこう舞台がよく見えるんだな。

「ポール・ウェラー? 誰それ?」
私の周囲に、モッズに興味のある人はあまりいない。まあ特に期待もしていないから、今度ポール・ウェラー見に行くんですよ、と言ってみた時の反応はこんなもんだ。
「元JAMの人ですね」
「JAM? ……ジュディ・アンド・マリー?」
違うよ。
理解のない同僚を説得しての仕事早退、それでも渋谷AXに着いたのは開演20分前。前座のバンドが突然キャンセルになったからいきなりウェラーさんが出てくるんだろう。最初から見逃すわけにはいかない、いかないが、とりあえずTシャツ買って(白と黒、黒の方しかキッズサイズがなかったので、私は黒の柄を選んだ)ビール買って、お、少し時間押し気味、でも前座がなくなったのだし、これくらいでちょうどいい。
見まわすとお客さんは、35歳以上あたりが多いように見えるかな……20代ぽいのもちらほら。Tシャツにパンツというライブハウスでよくいる格好が多いのはもちろんだけど、たまにいかにもモッズ! の細身のネクタイしめて帽子をかぶったような人もいて、これはこれで個性。

そんで、始まったライブ。そう、背が高くて、50歳になっても納得のカッコ良さである我らが「兄貴」、ポールさん、出てきてギターを抱えてまずは一言「HALLOOOOOO!」
……強烈にカッコよかった。
遠くからでも髪がきれいな金なのがわかる、前髪が揃って短くて横の長い相変わらずの髪型、そういえば最近のヒロトさんに似てるかも。
舞台は横に長い感じ、最近マーシャルのアンプ積み上げて、ギターと言えばレスポールJr1本のあのひとの音しか聴いてないもんだからこういうセットが私には目新しい。後方にドラムとキーボード、それがちょうどひな壇のいちばん上みたいになってて少し高い。その下の三人官女の位置に、向かって左からベース、ウェラーさん、リードギターと並んで、彼らの後ろにずらりとアンプが並んでた。アンプはマーシャル、ローランド、パイオニアもあったな。このアンプに座ってギターを弾いたりしていたのがカッコ良かった。ウェラーさんはアンプの上で華麗にとび跳ねたりもしていましたね。ギターがフェンダー(やっぱりガンガンにリズムギターをウェラーさんが取る曲はフェンダーが弾きやすいのかしら、テレキャスターかなあ、あれ)とかギブソン(ガーンと一発ずつの音の重圧が欲しいときは、SGのスペシャルみたいな、そういうギターを使っていたように思う)とか、曲によってそれぞれ変わっていたので、それによってアンプが変わったりもしていたんだろう。ウェラーさんがキーボードを弾く場面や、たぶんスチールギターだと思うんだけど、それを弾く曲などもあって、多才なひとなのだなあ、と舌を巻く。ウェラーさんが抱えるギターに、リードギターとキーボードが加わるのだから、かなりしっかりした音の塊が体を襲う。うん、私が普段聴いているのがクロマニヨンズだからね……彼らと比べちゃいけないんだけど、こういうバンドのライブ行くとわかる。クロマニヨンズは音は大きいけど、やっぱりスカスカなんだな、って。それが別に悪いわけじゃないけどね。

ウェラーさんのギターの弾き方がいいなあ、と思う。少し下めで構えた、大きいギターの似合う人。右足でリズムを取って、まさにそこがキメだね、ってとこでくるりと回ったりギターを持ち上げてみせたりする。はずさない。かっこいい。呆れるくらいスタイリッシュだ。
ロックって究極にカッコ悪いのが逆にカッコいい、みたいな考え方もあるけどさ。ヒロトさんなんかはどっちかというと、その部類だと思う。でも、ウェラーさんは違う、だってこの人、そもそもステージ映えするし、自分をカッコよくみせようとして成功してるんだもん。やっぱり出身がモッズだなあ。でも、カッコよくあろうとして実際にカッコよくあり続けるのってほんとうに難しいよ。
ステージの端で悠々と煙草に火をつけて、煙を吐きだしたときの影に見とれる。わらいながら髪を何度もかきあげる姿が粋だ。割に淡々と進み、アンコールも一度であっさりと終わったライブだったけれど、自信過剰なほどに堂々としているウェラーさんを1時間半じっくり見られたことが幸せだ。

これでサマソニは心おきなくピストルズを見ることができます。

セットリストは某所からの転載。私はにわかファンなので、全部の曲をしっかり覚えているわけじゃなかったから。でも、ヒロトさんやマーシーのことが好きで、パンク聞いたりモッズに手を出したりしてこうしてまたカッコいい人に出会えてよかったな。

1. Blink And You'll Miss It
2. 22 Dreams
3. From The Floorboards Up
4. All I Wanna Do (Is Be With You)
5. Out Of The Sinking
6. Sea Spray
7. Carnation
8. Empty Ring
9. Porcelain Gods
10. Push It Along
11. Peacock Suit
12. Picking Up Sticks
13. Wishing On A Star
14. Broken Stones
15. Have You Made Up Your Mind
16. Speak Like A Child
17. Invisible
18. You Do Something To Me
19. Echoes Round The Sun
20. Come On / Let's Go
21. The Eton Rifles
22. Whirlpool's End

Encore
1. The Changingman

やっぱり「The Eton Rifles」(THE JAMのときの曲)がすごい盛り上がっていた。うーん、昔の曲をずっとやり続けるのも、いい面と悪い面があるような気がするね。

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